酸辣湯麺、シンプルな具材にモッチリ太麺 天然居@虎ノ門1丁目 [ 東京ランチ]
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東京出勤時のランチは四川料理がルーティーンになってます。
今日もいつもの虎ノ門の四川料理店へ。
「天然居」さん。(写真は以前のもの)
ここが本店で、日本橋と虎ノ門2号店の支店があります。
美味しい四川料理がいただけるのでファンが多いお店です。
表紙にある麻婆豆腐と汁なし担担麺がお店のイチオシ。
どっちも麻辣で美味しいけれど、汁なし担々麺がとんちゃんオシです。
HOTマークがついているのが辛いメニューで、辛さレベルが1~10から選べます。
これまでにいただいた辛いランチは・・・
定食は、麻婆豆腐、四川風回鍋肉、ピーナッツと鶏肉炒め、麻婆茄子、麻婆春雨。
麺類は、汁なし担々麺、汁あり担々麺、麻辣刀削麺、モツラーメン、骨付きラム肉麺、麻婆麺、牛筋麺、海老ワンタン麺。
さらに、グランドメニューにない麻辣肉豆腐定食と麻辣牛肉麺。
※それぞれ記事をリンクしてあります。
未食のHOTメニューは、サンラー湯麵だけだ。
ということで、今回は酸辣湯麺をチョイス。もちろん一番辛い10辛です。
ちなみに酸辣湯麺は日本発祥の料理なんですよ。
中国にあるの、麺が入っていない酸辣湯。具材が多く酸っぱ辛いスープです。元々は、麻辣が特徴の四川料理ではなく、酸辣が特徴の湖南料理じゃないかなと思います。それに麺を入れて酸辣湯麺にしたのは、赤坂の老舗中華料理店「榮林」のまかない料理だとされています。(榮林赤坂本店は2021年3月末で閉店。)
日本では「酸辣」の読み方がお店によって「サンラー」と「スーラー」の2通りあります。その理由は日本語の読みが2通りあるから、ではありません。
中国は広くて方言がいくつもあるからです。「酸」は、標準語(普通话)、北京語では「スァン」なので、「酸辣」は「サンラー」です。しかし広東語では「シュン」、台湾語では「スン」ですから、広東や台湾出身のお店やそこで習った日本人は「酸辣」を「スーラー」と言うんですよ。どっちも正しい。
では四川では?四川方言(成都語)は、発音(ピンイン)は北京語とほぼ同じなので、「酸辣」は「サンラー」ですね。でも成都語のイントネーション(声調、四声)は北京語と違うそうです。
オーダーすると、すぐにサラダが配膳されます。
◆サンラー湯麵・10辛
注文票には酸辣湯麺(10級辣度)としっかり印字されています。
土鍋ではなく白い反り高台丼に盛られています。
真っ赤なスープの中央に挽肉、そして刻んだニラが散らされています。
酸辣湯麺って、豆腐やシイタケなど色んな具材が入っていて溶き卵が浮かび、片栗粉でとろみをつけたスープに入っているのが普通と思っていたら、この酸辣湯麺は実にシンプルな具材です。
っていうか、汁あり担々麺にソックリです。
⇒麻辣味が利いた汁あり担々麺 天然居
真っ赤なのはスープの表面だけで、スープ自体は澄んだ色をしています。
牛骨ベースでしょうか澄んだ塩味のスープが美味しく、そこに辛味と酸味が加わります。
酸味があるのでとても爽やかな味わいです。
辛さは唐辛子の辛さで、山椒の痺れや胡椒の辛さはありません。
酸辣湯は胡椒が効いている料理なんだろうか?
四川料理は「三椒」すなわち、辣椒(唐辛子)、山椒、胡椒の辛さや痺れが特徴です。先ほど酸辣湯は湖南料理発祥じゃないかと書きましたが、湖南で生まれた酸辣湯には胡椒が入っていなかった。それが四川に伝わって胡椒が加わったのでは?あるいは、日本で麺を入れた酸辣湯麺になってから、胡椒を効かせるようになったのかも。ちなみに酸辣湯麺を生み出した赤坂「榮林」では、胡椒を入れていないそうですから。
麺は中太麺で、モッチリした食感。それが旨くてすっぱ辛いスープを絡めます。
酸味のせいで後味が爽やか。
でも辛いので、知らず知らず・・・鼻水と涙が出てくる。(´;ω;`)
麺の量が多いので、ご飯はパスしました。
最後に甘い杏仁豆腐で安息。
イメージしていた酸辣湯麺は、豆腐やシイタケ、溶き卵が入っていて片栗粉でとろみをつけたものでした。でもここの酸辣湯麺は、汁あり担々麺に酢を加えたシンプルなもの。
好みで胡椒を加えるのがいいかも、です。
ごちそうさまでした。
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