昔懐かしスープの札幌味噌ラーメンがあった 千成亭@茨城県牛久市 [ 牛久市]
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札幌ネタが終わったのに、地元にある札幌ラーメンの投稿です。(^0^)
とんちゃんは札幌育ちの道産子。ソウルフードはジンギスカンとラーメン!しかも味噌ラーメンが好きなんです!
今回は、味噌ラーメンが意外に美味しい地元の中華店の記事です。
誤解を与えないために言うと、札幌人がみんな味噌ラーメンが一番好きなわけではないし、そもそも札幌ラーメン・イコール・味噌ラーメンじゃない。
札幌ラーメンには醤油、塩、味噌の3味があり、お店によってウリの味が違うし、人によって好みの味が違います。
「千成亭」さん。
1979年創業の地元では古い中華店。現在のご主人は2代目です。
「中国料理」の看板が、本場中国の料理を提供しているゾ!という現れですよ。
ここのごま味噌ラーメンがかなり旨かった。
⇒ごま味噌ラーメンは龍ケ崎味噌が効いた味噌タンタンだ! 千成亭
普通の味噌ラーメンもきっと旨いだろう、と思ったら、やっぱり旨かった。
⇒優しく懐かしい味の札幌味噌ラーメン 千成亭
それで、さらに味噌ラーメンをいただきにやってきました。
奥に長い店内は、左手にカウンター席、右手に小上がりになってます。とんちゃんは空いているカウンター席に座りました。
さて、メニューを確認。
このお店は、料金がやや高めに感じますけど、その分料理の量が多め。
ラーメンの麺量も多めなところが気に入っています。
味噌ラーメンには「サッポロラーメン」と「サッポロタンメン」があるんです。
違いは、サッポロラーメンはモヤシだけ、サッポロタンメンはモヤシ以外の野菜も入っている、だって。
このお店ではサッポロ=味噌で、サッポロタンメン=味噌タンメンです。
さっき書いたように、札幌ラーメン=味噌ラーメンという理解は間違い。
できれば、サッポロ味噌ラーメン、味噌タンメンと書いてほしい。
前回はサッポロタンメンをいただきました。
だから今回は、サッポロラーメンを食べてみようと思うわけです。
カウンター越しにご主人がラーメンを作る様子を眺めていました。
中華鍋にモヤシを投入して炒め、スープを注いで煮る。それをラーメン丼に注ぐ。これはタンメンと同じ作り方。
実は3味の札幌ラーメン=3味のタンメンなんです。だからサッポロタンメンという料理名は、札幌ラーメンがタンメンの一種だという意味では意外に的を得ています。
◆サッポロラーメン
鳳凰が描かれた反り高台丼で登場です。
たっぷり入った味噌スープ。チャーシュー、メンマなどのトッピングはありません。
こんなシンプルな味噌ラーメンは札幌にはないでしょう。
スープの上にはモヤシがいっぱい。その上にネギ。
スープの表面には油がいっぱい。溶けたラードのようです。
味噌スープは鶏ガラ、豚骨の出汁で、コテコテじゃない。
ラードと寝かせた味噌ダレが溶け、スープで煮たモヤシの旨みも加わり、ニンニクが効いています。ややコッテリで、後味がいい。
札幌の古典的タイプの味噌ラーメンの味です。
麺は中細の縮れ麺で、硬めの茹で加減です。
カウンター上にあるのは七味唐辛子の容器。
ところが!
中身は一味唐辛子!
味噌ラーメンには一味唐辛子。これが正解なんです。
でも、七味の容器に一味って、やめてほしいなぁ・・・。
炒めてスープで煮たモヤシが旨いです。
ややコッテリで後味がいい、昔懐かしい札幌味噌ラーメンのスープの味。
茨城の地元では豚骨コテコテの味噌ラーメンを出す店が増えてます。札幌でもそういうのが多いと思ったら大きな間違い。札幌人にとってラーメンは、たまに食べるものではなく、日常的に食べるもの。ハレの料理じゃなくて、ケの料理です。だから、普通の人が毎日食べても飽きないラーメン、後味がいいラーメンが好まれています。
トッピングが、モヤシのみの「サッポロラーメン」よりも、野菜が入った「サッポロタンメン」がいいな。ま、これは好みの問題ですけどね。
できれば、チャーシューやメンマがほしいなぁ。
ごちそうさまでした。
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