沖縄のチャンポンはチャンプルー・オンザライスなのだ! つた家@茨城県龍ケ崎市 [ 龍ケ崎市]
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龍ケ崎市の沖縄料理店へ。
「つた家」さん。
沖縄と名古屋の2枚看板なのは、ママさんが沖縄出身、義母が名古屋出身だったから。
沖縄そばがウリのお店ですね。
今回は、沖縄のチャンポンが食べたくなったんです。
なんで、沖縄料理店でチャンポンなのか、って?
チャンポンというと「長崎チャンポン」が有名です。
そして全国には、ラーメンの一種のご当地チャンポンがいろいろあります。昨年末、弊ブログでは「東京チャンポン」のお店をいくつか紹介しましたね。
そんなご当地チャンポンの1つに「沖縄チャンポン」がある。
・・・いやいや。
「沖縄チャンポン」はご当地チャンポンとは一線を画する料理なのですよ。
店内は奥に長くて、カウンター席とテーブルが3卓。
ランチメニューは沖縄そばセット。ここの沖縄そばは美味しいです。
こっちは夜のメニュー。
旨そうな沖縄料理がいろいろある。
豆腐よう、クス(クスガラス)豆腐、スヌイ、ジーマミ豆腐、ミミガー、テビチ・・・
んー、たまらん!(≧▽≦)
そんなメニューの右下の端っこにありました!「沖縄チャンポン」。
実は10年前にカミサンと来た時に、まだメニューになかったチャンポンの試作品を食べさせてもらったんです。その後、メニューになったチャンポンが未食だったので、今回はそれを食べてみようと思ったわけです。
10年前の記事⇒沖縄そばと沖縄ちゃんぽん つた家
「沖縄チャンポンお願いします!」とオーダー。
するとママさんが心配して「麺類のチャンポンじゃないけど、大丈夫?」と確認します。
「だいじょうぶ、今日はチャンポンが食べたいんです。」とお答え。
ママさんが言っている意味が分かる人は沖縄通ですよ。
麺類じゃないチャンポンって・・・ナニ?
しばらくして料理が運ばれてきました。
◆沖縄チャンポン
沖縄では単に「チャンポン」です。
まずは、お汁を一口。昆布出汁のスープです。
具は、ワカメと・・・ん?なんだ?
あぁ、カマボコだぁ!
沖縄のカマボコ(チキアギ)はすり身を揚げたタイプで、東日本で「さつま揚げ」と呼んでいるもの。鹿児島では「つけあげ」、そのルーツは沖縄の「チキアギ」(つけあげの沖縄語読み)なんです。
いろんな形がありますが、これはたぶん、棒状の丸長かまぼこ(長棒かまぼこ)。それを細長く切ったものでしょう。
棒かまぼこを斜めに切ったものを沖縄そばのチッピングにしますね。
さて、チャンポン。
キャベツ、モヤシ、ニンジン、ニラなどの野菜がいっぱい。
その具材の下に隠れているのはなんでしょう?
焼きそば?・・・ブッブー!
正解はご飯です。
野菜炒めの卵とじをご飯に載せたもの、それが沖縄のチャンポン。
もっとわかりやすくいうと、チャンプルーをご飯にのっけたもの。それがチャンポンなのです。
チャンプルー・オンザライス=チャンポンってわけだ。
ちなみに肉は、沖縄では「ポーク」と呼ばれるランチョンミート(多くはスパム)。
ポークは、米軍が沖縄に持ち込んだもので、すっかり沖縄の食に定着してしまった。
全国トップの長寿県だった沖縄ですが、今ではすっかり凋落。その理由は、こんなアメリカ食文化のせいじゃないかと思います。
お漬物は、タクワンに白菜漬け。沖縄とは関係ありません。
すっごく美味しいってほどの料理じゃない。でも口に合わない人はいない、安定の料理。
スプーンでサクサクっと食べられるところもいい。
お手軽料理で、沖縄気分ってところです。
チャンプルー定食もいいけど、チャンポンもまたいいね。
ごちそうさまでした。
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