ここは四川料理の中華店、だから回鍋肉ランチを四川風で 蜀味三国@茨城県取手市 [ 茨城県]
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取手市の中華店へ行ったら、なんと四川料理専門店でした!
【お酒セット980円】と書かれた赤い看板が目印。「ランチ600円より」ですって。
中国人経営の中華店によくある「飲み食べ放題」の看板も目立ちます。
【ランチ600円より】のメニュー付き看板もあります。
でも、その料金の安さに惹かれて来たわけではありません。
お店の前に広い駐車場があります。
お店の裏にはケーズデンキなどの広い駐車場もあります。
中華料理「蜀味三国」さん。
以前は「本格四川広東料理」の看板があったようですが、いまは外されてます。
掲げる看板は、ここが四川料理店であることを宣言しているんです。
「蜀味」とは、蜀の味ということで、四川料理のこと。
そして「一菜一格、百菜百味」は、四川料理の特徴を言い表すことばです。
3世紀の中国は、魏・蜀・呉の3国が分立していた三国時代にありました。
3国のうち劉備が建てた蜀は、現在の四川省、湖北省、そして雲南省の一部で、都の成都は、現在も四川省の省都です。
「一菜一格、百菜百味」は「ひとつひとつの料理に品格があり、百の料理には百の風味がある」という意味。
四川省には農畜産物が豊富にあり、さらに四川料理は七大味といわれる、酸(酸味)、辣(唐辛子の辛味)、麻(花椒のしびれ)、苦(苦味)、甜(甘味)、香(香り)、鹹(塩味)が組み合わされ、多彩な味を楽しめる。そういうことを意味しています。
店先に日替わりメニューが出ています。600円ですね。おや、刀削麺もありますよ。
店内は、テーブル席が6卓、座敷に3卓。2階には宴会場があるのかも。
フロア係りは中国人の女性。オーナーや料理人もきっと中国人ですね。
ランチメニューは税込700円。日替わりだけが600円なのね。
ラーメンセットは800円。
定食メニューは880円。トップは麻婆豆腐だ。
刀削麺もあります。
メニューをザっとみただけでは、よくある中国人経営の中華店と同じ感じ。
グランドメニューを見てみましょう。
おーっ!「本格四川料理」だ。
四川麻婆豆腐に川味回鍋肉=四川式回鍋肉もあるぞ。「川味」とは四川料理のこと。
わぉ!四川の煮込み、水煮肉片、水煮牛片もある!
辣子鶏や麻辣香鍋もあるじゃないか。
こりゃ、しっかりと四川料理店ですよ!
しかし「揚げ蚕のサナギ」ってのは凄いな。(汗)
刀削麺。四川料理じゃなく、山西省発祥の陝西省でも有名な料理です。
蜀味炒飯なんてのもある。蜀味=四川味のチャーハンってどんなだろ?
ご飯類もいろいろ。
ここは四川料理専門店だってことを確認できますよ。
ならば、四川料理で行こう!
グランドメニューの四川麻婆豆腐や辣子鶏、水煮肉片で攻めるか?
いや、ここはランチのメニューにしよう。
麻婆豆腐が順当そうだけど、オイリーだといやだな。
では回鍋肉にしよう。
日本でも馴染みの回鍋肉。
甜面醤を多く使った甘い回鍋肉は、陳建民さんが日本人向けに生み出した、日本独自の味。(陳建民さんは、陳建一さんのお父さん。孫が珍建太郎さん。)
本来の回鍋肉は四川料理で、もちろん辛い料理なのです。
フロア係りのおねえさんに回鍋肉ランチをオーダー。
グランドメニューみたいに辛くして!とオーダーしました。
◆ホイコーローランチ
サラダ、スープ、ご飯、漬物、杏仁豆腐がセットです。
まずはスープをひと口。
卵スープにはキクラゲが入っていて、しっかり本格派です。
千切りキャベツのサラダが、小皿一杯の量ある。
回鍋肉。
豚バラ肉とキャベツを炒めた日本式回鍋肉の定番スタイルですね。ピーマンも少しある。
おっ、これはピリ辛だ!
日本流の回鍋肉らしく甜面醤が入って甘味があるけど、それを上回ってしっかり辛い。
でも豆鼓は入ってないみたい。
唐辛子と豆板醤で辛くしたようです。
グランドメニューにある四川回鍋肉は、きっともっと本格的に四川流なんだろな。
白飯は丼に山盛り。
たぶんお替りOKでしょうけど、お替り不要の量です。
大根と人参の甘酢漬け。中華の定番ですね。
ちなみに搾菜を漬物として食べるのは日本人だけ。
杏仁豆腐には、しっかりクコの実が載ってる。アーモンドがフンワリ香る杏仁豆腐です。
ランチタイムにはドリンク1杯サービスです。
ドリンクマシンでいただけます。
ホットコーヒーを1杯。
ここは「四川料理」を看板に掲げ、メニューに四川料理が並ぶお店。
安さとボリュームだけでなく、本格四川料理を堪能できるお店みたいだ。
ただしランチは本格四川じゃなく日本アレンジみたい。
次回はグランドメニューの本格四川料理をしっかり食べてみたいな。
ごちそうさまでした。
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