荒川沖にオープンしたタイ料理店、豚トロの旨辛肉サラダでランチ カオコー・タイ@茨城県阿見町 [ 茨城県]
荒川沖駅の東側に、タイ料理店やタイマッサージ店が密集する一角があります。
料理店は数店あるけど、ランチ営業は今やここ1店のみ。(*´ο`*)=3
「カオコー タイ料理」さん。
お店の裏に3台分の駐車スペースがあります。
以前は「トゥクトゥク」というタイ料理店でしたが、2021年に入れ替わったようです。
「カオコー」(Khao Kho)は、タイ北部(その南端)ペッチャブーン県の高原地帯のことで、カオコー国立公園があるところ。早朝には雲海が見えるという景勝地だそうです。
きっとオーナーはその近くのご出身なんでしょう。
タイ料理には、タイ東北部の「イサーン料理」、チェンマイなどの「北部料理」、首都バンコクを中心とした「中部料理」、プーケットの「南部料理」があります。
荒川沖の「パヤオ」「あかね」は北部料理、「コルアバムルン」はイサーン料理、龍ケ崎の「ラミンチェンマイ」は北部料理、「チャイヨー」は中部料理のお店。だから、それぞれ特徴があるんです。
1990年代、荒川沖駅周辺にはタイ人が多く住み「リトルバンコク」と呼ばれていました。実際に多く住んでいたのは、バンコク出身者ではなく、タイ東北部イサーン地方の出身者でした。
壁にタイ料理の写真がいっぱい。
さあ、このお店では、タイ北部の料理をいただけるのかな?
店内は左手に厨房とカウンター席が4席。
テーブル席が2卓あります。
お店の方はタイ人。ご年配の女性とやや若い女性の2人。お2人がどういう関係なのかは聞き漏らしました。
若い女性は日本語がお上手。タイ北部チェンマイのご出身で、日本人とご結婚されているそうです。ということはご年配の女性がオーナーで、カオコー近くのご出身なのかな?
今回も辛い料理が食べたいと思います。
メニューは以下のもの。
カタカナ表記が変なので適当に訂正してご紹介します。
メニューはどれも1000円かそれ以上。
セットミールメニューはライスとセットのメニューで1000円。しかしそれ以外は料理単品で、ライスの料金が別途かかるのでご注意を。
セットメニューは2種類。ガパオムーカイダオ(豚肉のバジル炒め目玉焼きのせ)とカナームーグロップラードカオ(菜の花とカリカリ豚肉炒めかけライス)。
お店の女性が「辛い物は大丈夫か?」と聞くので、辛いの大好き!辛い料理が食べたい!とお答え。
それならガパオムーがいい、と勧めます。でも、あまりにも定番だなぁ。
ちなみに「ガパオ」はホーリーバジルで、イタリアンのスイートバジルとは違います。「ムー」は豚肉のこと。
もうひとつのセットメニュー、カナームー云々は「辛くない」っていうので、パス!
ゲンキャオワーン(グリーンカレー)はどう?っていうけど、これまた定番。
「自宅でもタイ米でよく食べてるんだ」って言ったら、「あらそう!」と軽く驚かれる。
コームーヤーンは豚首肉焼き。豚トロ焼きですね。旨そうだけど、辛くないって。
サラダは、ライスといっしょに食べる料理じゃない。
でも「ラープムーならライスといいよ」と勧められる。
「ラープムーも自宅でよく食べているんだよ」と言うと、「あら!」とホントに驚かれる。
ナムトックムー(豚肉のハーブサラダ)も辛くて美味しいよ、と言われる。
ラープムーと同じくイサーン料理で、かなり辛いヤツだよね。そりゃいいなぁ。
麺類は、だいたい食べたことあるしなぁ・・・。
でも後でメニューをよく見たら、パッシーイウ(パットシーユー)は太麺のビーフン・センヤイの醤油焼きそばで、センヤイは食べたことがない。けど気づかずパスしちゃった。
ということで、豚肉のタイ風ハーブサラダ、ナムトックムーにしました。
「これと食べるライスはカオニャオがいいんだよね?」と聞くと、そうだって。
カオニャオはタイのもち米のことです。
なのでライスは、もち米のカオニャオをオーダー。
飲物は何かいるか?と聞かれたけど、アルコールはダメだし、甘いものは不要なので、お断り。
◆ナムトックムー&カオニャオ
ナムトックムーは、炒めた豚肉をタマネギ、ナンプラー、ライム、唐辛子、ハーブ、炒り米粉などで和えたもの。同じ調理法で、茹でた豚ひき肉を使うとラープムーです。
それにキュウリやレタスが添えられている。もちろんパクチーも。
この料理は「サラダ」というけど、実際には炒め肉の和えものです。
普通の豚肉かと思ったら、なんと!豚トロ=首肉です。
メニューにあったコームーヤーン(豚トロ焼き)の和えものです。
白胡麻みたいな白いツブツブは、米粉を煎った煎り米粉。
そして揚げ唐辛子が大量にある!
スプーンとフォークが出されました。
タイ人は箸じゃなく、これらを使って料理をいただくようです。
カオニャオは竹製のかご(ガティップ)に入ってます。
タイでは長粒種のタイ米を食べますが、普通はうるち米です。
しかしタイ東北部(イサーン地方)ではもち米を蒸したカオニャオを食べます。
ナムトックやラープムーはイサーン料理なので、カオニャオと食べるのがタイでは普通なんです。
竹かごの中には、ラップで包んだもち米が入っています。
タイ人はこれを手でつかんで、棒状に握って食べるようです。
日本のもち米のようにベタベタせずに適度にパサパサしているから、手でつかみやすい。
でもスプーンでおかずを食べて、手でご飯をつかんだりするのもなんだか面倒。
っていうか、ご飯が熱すぎて素手じゃつかめない。
なので、結局は割り箸を使っていただきました。
ライムが効いたナンプラー味が美味しい。
そして・・・辛ーい!(>▽<)
かなり辛くて蒸せそうになりました。
ポットに入った氷水が出されてます。
料理がかなり辛いから、氷水がありがたかった。
薬味が出されて、辛さが足りない時にはこの唐辛子を入れて、と言われてけど、不要でした。料理が十分に辛いですから。
食後に、辛さは大丈夫でしたか?と聞かれたので、「大丈夫、美味しかった!」とお答え。
タイ人はこのレベルか、もっと辛いのを食べる人もいるって。じゃぁ、次回はもっと激辛にしてもらうかな。
美味しかったです。辛さも十分。
でもメニューがどれも1000円ってのは高いなぁ。ライスと併せて1400円もしたもんな。
そしてライスの量が少なめ。お替りできるんだろうか?確認しませんでした。
ごちそうさまでした。
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