ハノイ名物のつけ麺にベトナム定番の揚げ春巻き ベトナム家庭料理 ミイミイフォー@茨城県取手市 [ 茨城県]
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取手駅近くにあるベトナム料理店を再訪。
場所は、取手駅東口から近いところ。
赤い壁に赤いテント、そしてベトナム国旗を掲げているので、すぐにわかります。
【ベトナム家庭料理】と暖簾にある「ミイミイフォー(MYMY PHỞ)」さん。
お店の前に紹介文が掲げてあります。
10時間かけてじっくり作ったスープを使ったフォー。
ベトナムのファストフードのバインミーは本場に近いパンを使い、ソースやパテはオリジナル。
生春巻きに揚げ春巻き、ベトナムの一品料理、ベトナムコーヒーやベトナムビールもあります。
店名の「フォー」は、日本でもベトナム料理として有名な平たい米粉麺。
でもベトナムの国民食は、「フォー」ではなく、細麺の米粉麺「ブン」だ!とも言われている。そのことを知って、前回はここで「ブン」を食べました。
⇒ベトナム人の国民食は細麺のブンだって! ミイミイフォー
今回はさらに食べてみたいベトナム料理があって再訪です。
店内はテーブル席が4人用2卓、2人用1卓、壁に向かったカウンター4席があります。
お店の方は、調理係りが若い女性1人、フロア係りが男性1人。
席に着くとベトナム料理店では定番の「蓮(ハス)茶」が出されます。
ランチタイムのセットメニュー。
単品メニュー。
※グランドメニューは前回の記事をご覧ください。
前回は「さかなのブン」をいただきました。
さてとんちゃんが食べてみたいベトナム料理とは・・・
ひとつはベトナムの「揚げ春巻き」。
ベトナムの春巻きと言うと、日本では「生春巻き」が超有名ですね。
ところがベトナムでは「揚げ春巻き」がポピュラーなのです。
揚げ春巻きなんて中華料理にあるだろ!なんて思いがちかも。
でもベトナムの揚げ春巻きは中国のとは違うんですよ。
だからベトナムの揚げ春巻きを食べてみたいのです。
そしてもうひとつ、食べてみたいベトナム料理があるんです。
【ベトナム通に人気!】の「ベトナム風つけ麺」(ブンチャー)です。
ブンチャーは、ベトナム北部の都市ハノイの名物料理らしい。
メニューにはベトナム語で「Bún Chả Nem Rán」(ブンチャー・ネムザン)と書いてあります。
「Bún Chả」(ブンチャー)はブンのつけ麺、「Nem Rán」(ネムザン)は揚げ春巻きのこと。
食べたいと思っている「揚げ春巻き」と「つけ麺」を同時にいただける!なんとも嬉しい料理です。
ということで「ベトナム風つけ麺」をオーダーです。
◆ベトナム風つけ麺(ブンチャー・ネムザン)
なにやら、いっぱい出て来ました。
ひとつのお皿には、細麺のブン。その上に揚げ春巻きとフライドオニオンがトッピング。
春巻きは、大きなものを切ってあります。
もう一つのお皿には野菜が載ってる。生モヤシ、大根と人参のなます(甘酢漬け)、サニーレタス、そしてパクチー。
そして小皿につけ汁。 花形に切った人参が入っています。
汁の味は、ヌクマム(ナンプラー)にレモン汁と砂糖が少し、唐辛子を加えてあって、酸味と辛味が効いてます。。
唐辛子は、ベトナムでは客がセルフで加えるようですが、ここではすでに入っていて、そこそこ辛い。
卓上にナンプラー(ベトナムではヌクマム)やチリソースが置いてありますが、特に加えなくてもよかったです。
野菜の皿にあるパクチーを千切って、麺つゆの皿に入れました。
こういう食べ方がいいのかどうか、知りません。
ブンは素麺のような細麺の米粉麺(ビーフン)。
むにゅっとした食感が独特です。
汁につけて、パクチーと一緒にいただきます。
酸味と辛味が効いた汁が爽やか。これはなかなか旨い。
フライドオニオンが香って、その匂いが食後にも口の中に長く残りました。
ひと口大に切ってある揚げ春巻き。
皮が薄くてパリッとしている。そして中には、豚ひき肉にキクラゲ、春雨、ニンジン、タマネギなどの野菜が入っています。
中国の揚げ春雨とはかなり違いますよ。
まず、皮が違う。中国のは小麦粉で作った皮で、表面はパリッとしているけど、厚い皮の内側はしっとりしている。でもベトナムのは薄いライスペーパーで、薄くてサクサクした食感です。揚げ春巻き専用の皮は、生春巻き用の皮よりさらに薄いんです。
そして中身が違う。中国のは、豚肉とタケノコ、干しシイタケなどで作った餡が入っていて、トロッとしている。でもベトナムのは、ひき肉と野菜で、トロリではなく、しっとりしている。
大根と人参のなます(酢漬け)。
生モヤシといっしょにいただきます。
日本人はついつい麺も春巻きも単品で食べてしまう。
でもベトナム流は、春巻きをレタスで巻いたり、パクチーといっしょに食べたり、いろいろ食べ方があるみたいです。
ツルツルしたブンが美味しい。でも分量的にもう少し多い方がいいな。
ベトナムではこんな上品な量ではないようですから。
ブンチャーはハノイ名物だそうですが、ここのはしっかりとそのハノイ流のブンチャーになっています。
まずブンチャーのつけ汁。ヌクマム(ナンプラー)にレモン汁、砂糖を加えてますが、ハノイ流は甘みが少ない。南のホーチミンでは甘みが強く、甘酸っぱい味だそうです。
そして揚げ春巻き。ハノイの揚げ春巻きは大きめサイズで、切って提供されます。しかしホーチミンの揚げ春巻きは親指大の小さめサイズだそうです。
メニューにある料理名もハノイ流です。ハノイでは揚げ春巻きを「Nem Rán」(ネムザン)といいます。しかしホーチミンでは「Chả Giò」(チャーヨー)と言うそうです。今回いただいた料理名は「Bún Chả Nem Rán」(ブンチャー・ネムザン)で、ハノイの言い方です。
なお、単品の「揚げ春巻き」はメニューに「Nem Cuốn Rán」(ネムクォンザン)と書いてある。「Cuốn」は巻くという意味です。
カウンター席にある棚に、今日はフォーが置いてあります。
フォー。
パッケージ裏面。
タピオカ粉を使わない米粉100%のフォーですって。
もっちりした食感を出すためにタピオカ粉を入れたものもありますが、これは米粉だけの麺です。
このお店のオーナーは日本人だそうで、お店にも出ているそうですが、なかなかお会いする機会がありません。もしも会えたら、店名の由来やお店の料理の特徴についてお聞きしたいと思います。
追記:オーナーや店名の由来は、後日。わかりました。⇒ボロニアソーセージ風のベトナムハム入りバインミーは甘辛いエスニックの味わい
ごちそうさまでした。
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