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隠れ家風の居酒屋はお通しが続々出てくるリーズナブルなお店 家庭料理 山小屋@茨城県牛久市 [  牛久市]

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7月末の土日に牛久シャトーでイベントがあり、久々にシャトーのクラフトビールをいただきました。
現在の牛久シャトーは、高級然としてフレンチレストランを経営するだけ。夏にはビアガーデンを開設するとか、もっと有効に使ったらどうなのよ!と強く思います。

それはさておき、カミサンが不在なので、夕食がてら居酒屋へ。
ずいぶんと前から気になっている居酒屋に行ってみました。

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全身黒ずくめの外観。窓がなく、店内が全く見えない。
一見さんお断り!の会員制秘密クラブみたいな感じの居酒屋。

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「家庭料理 山小屋」さん。
客を寄せ付けない体裁のわりには「家庭料理」なんて優し気な看板。
数少ないネット情報を見ると悪くないお店なのですよ。

今は牛久駅東口近くにある「ひこや」さんがずいぶんと前にここで営業されていて、その後「七輪ホルモン 屋台屋」さんになり、もう一軒替わって、いまの「山小屋」さんになったと思います。

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すだれの下に通い徳利があるのが面白い。

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入口脇に魚の干物。柊鰯ならぬ鮭みたい。魔除けなのかな?

店内は母屋と増築部分の2つのフロアに分かれ、テーブル席が並び、すでにグループ客2組が宴会を催し中。

ご主人と女将さんは明るく気軽い方で、一見さんのとんちゃんを温かく迎えてくれます。
とんちゃんは1人なので、正面のカウンター席へ。

カウンターとはいえ、目の前には壁があって厨房は見えません。
ずいぶんと昔のこと、「ひこや」さんがここで営業していたときからの造りですね。ひこやのシャイなご主人が客とのコミュニケーションを最小限にするために、カウンター越しに厨房を見えなくしたもののようです。

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店内には各地の山小屋の名が入った手拭いが飾ってあったり、ランプがいくつもあります。ご主人が山好きなんだそうで、それで「山小屋」なんですね。

さて、カウンターに座って、まずは飲物から。
「瓶ビールはありますか?」と、とんちゃん。
赤星ならあります。」ご主人。

な、なんと!赤星がある!w(*゚o゚*)w!

「赤星おねがいします!」

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◆赤星
ご主人が1杯目をグラスに注いでくれました。ありがとうございます。

サッポロ・ラガービール、通称「赤星」。
東京の老舗居酒屋の多くが備えている赤星。

なぜサッポロラガーが「赤星」なのか?
ラベルに赤い星が描かれているから、というのはすぐにわかるでしょう。
ではなぜ赤い星なのか?その赤い星とは何を意味するのか?    
サッポロビールのルーツにかかわることで、北の大地でのロマンを意味しています。
詳しくは過去記事をご覧ください。


料理の注文はお通しが出てからにして、いろいろ出しますから、とご主人が注意します。
そしてすぐにお通しが出て来ました。しかも次から次へと。

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◆お通し3品
このお店のお通しは3品なんだそうです。

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ナスとパプリカの味噌炒め
夏らしい料理ですね。濃いめの味付けです。

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おでん
ペコロス、里芋、ダイコン、ウインナー、そして・・・

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白くてコンニャクみたいな食感のもの。初めて食べる食材です。
女将さんに聞いたら、山形のコンニャク豆腐ですって。
※いったいどんなものなんか、後で調べてみたけど、いまだわかりません。

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ウリのお漬物

お通しをつまみながら壁に貼られたメニューを眺めてみます。

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【本日のおすすめ】は、本マグロに赤身ブツ、アゴは飛魚ね、カンパチにかま焼き。どれも魅力的。

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短冊にメニューがいろいろ。

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魅力的なのが多いなぁ。
でも値段が一切書いてない。でも客が来るんだからリーズナブルなんだろな。

メニューを眺めていたら、「これもどうぞ」と、また料理が来た。

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ポテサラです!ポテサラ大好きですもん。

ビールの次はなににしようか・・・

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◆焼酎の水割り
酎ハイのつもりが、水割りになってしまった。

するとまた料理が出て来た。

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ナスの漬物。なんだか懐かしいなぁ。

「お通しだけで、料理を注文しない人もいるよ」とご主人が言っていた理由がわかります。
でもせっかくだからなにか1つオーダーしよう。

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◆北海道こまい焼き
非常に珍しい、コマイの一夜干し(生干し)があったので、オーダーしました。

コマイはタラ科の白身魚で「カンカイ」とも言います。北海道東部で1月〜3月に氷を割って氷の下に網を入れて漁獲するところから「氷下魚」という漢字が当てられています。
日持ちしない魚なので普通は干物にされるんですが、たぶん40年ほど前から一夜干しの「生干しコマイ」が流通するようになりました。
お店では冷凍保存してあるそうです。

「コマイ」の語源について、小さいから「コマイ(細い)」と呼ばれた、というのは怪しい。アイヌ語の「コマイ」とか「カンカイ」が語源ではないかとwikipediaにあります。
アイヌ語「コマイ」あるいは「コメ」の意味は「小さい音がする魚」だという情報がネットに多くあります。この情報源はどこだろ。どうも怪しいようです。「カンカイ」は、ニブフ語の「カンギ」から借用したものらしい。(⇒カンカイの語源は「カンカツ」か?


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マヨネーズのタレに一味唐辛子醤油を加えます。

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炙った生干しコマイにそのタレをつけていただく。骨も一緒に食べれます。
淡白で独特の香りが少しして、酒の肴にはとても美味しいです。

ドリンクをもう一杯いただこうかな。

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泡盛の「残波」があるそうなのでロックでオーダー。

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◆残波(白)ロック
おいおい!ってくらいに、グラスに満杯に注いでくれました。
まぁ、飲兵衛には嬉しいんですけどね。

残波の白は飲みやすい泡盛だから、とご主人は言います。でもとんちゃんは残波なら白じゃなくて、泡盛らしい香りが強い「黒」が好きです。

とんちゃんが座っているカウンターの端にご主人が座り、酒を飲んでいます。
で、いろいろとお話。
昔、イカ焼きが儲かると知ってこの建物で売ってみたが、予想外れだった。その後、何軒かの居酒屋がここで営業し、今回は夫婦で居酒屋を開業した。ってことは、この建物のオーナーなのね!家賃がかからない分、リーズナブルに料理を提供できそうですね。

今夜のお代は締めて3500円。
内訳はさっぱりわかりませんが、良心的な料金だと思います。
何組ものお客さんが入って盛況なのはそのためですね。
茨城らしく喫煙客が多いことだけが少々の難です。

ごちそうさまでした。

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タグ:茨城 居酒屋
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