生ラムジンギスカンはNZ産に石狩産、エゾシカも旨いぞ 生ラムジンギスカン 山小屋@北海道札幌市 [ 北海道]
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11月初めに札幌の実家に帰省した時のこと。
この夜は妹といっしょに、すすきので生ラム・ジンギスカンのお店へ。
場所は、すすきの第5グリーンビル 1階。
すすきの交差点がある国道36号線側ではなく、北側の仲通、通称「都通り」側の1階にお店があります。
【生ラムジンギスカン】の赤い提灯が目印です。
「生ラムジンギスカン 山小屋」さん。
2003年にオープンしたお店ですけど、【昭和31年から引き継がれる味】ですって。
小樽市に、昭和31年(1956年)開店のジンギスカンとラムしゃぶの専門店「景勝園」があります。ジンギスカンの秘伝のタレが人気のお店です。ただし夏季(5~10月)のみの営業。
その味を通年で味わえるように、とオープンしたのがここ「山小屋」です。
両店は杉ノ目グループのお店。1963年にすすきのにオープンした「きょうど料理亭 杉ノ目」を経営。1951年に小樽市にオープンした「キャバレー現代」(現在は閉店)以来の歴史があるグループです。
【おいしいエゾシカ肉料理あります。】の札も下がっていて、エゾシカ肉もいただける貴重なお店。
お店の入口がビルの中にあります。
YouTubeでの紹介がわかりやすい。それ以外のことも記事でご紹介します。
店内は狭く、L字のカウンター席のみ。本来は15席のところ、新型コロナ対策で10席のみ。
わたしたち2人が席に着くと、お店は完全に満席。
その後、何人ものお客が来ましたが、すべてお断りされていました。事前の予約が必須です。
店内にはカンジキや木製スキーなどのオブジェクトが飾られています。
席に着くと正面に【ありがとう 笑顔】の短冊。嬉しいですね。
おや、土日にはランチもやってるんだね。
土日ならランチにジンギスカン食べても臭いを気にしなくていいもんね。
グランドメニューです。
まずは生ビールですね。
◆生ビール
サッポロクラシックです。 ジンギスカンにはやっぱりビールっしょ!
壁の短冊がオススメメニュー。
肉料理は、グランドメニューと同じく
・生ラム(1,210円)
・エゾジカ&生ラムセット(数量限定/1,375円)
・石狩産ホゲット(期間限定・数量限定/1,980円)
・ひつじのひとくちミンチ(770円)。
さらに、上生ラム(1,650円)があります。
こっちは野菜類。
席に着くと、カウンター内側の七輪にジンギスカン鍋が置かれ、玉ねぎとモヤシを載せて焼き始めます。どっちも無料サービスで、無くなったら足してくれます。
ジンギスカンのタレ、おろしニンニク、唐辛子、白ごま。
小皿にジンギスカンダレ(ジンタレ)をとり、好みの薬味を加えます。
このジンタレこそ「景勝園」から引き継ぐ秘伝のタレ。
サッパリしていて、甘さと深いコクがある独特な味のタレです。
醤油にカツオ節や昆布、ニンニク、青唐辛子、洋ガラシなどをブレンド。さらに余市産リンゴが贅沢に使い、半年以上寝かせたものだそうです。
とんちゃんは、ニンニクを加えていただきました。
ミニトマトとおろし玉ねぎもサービス。
おろしタマネギは好みでタレに加えます。マイルドで甘さがあります。
◆エゾシカ&生ラムセット
エゾシカ肉から焼きました。
道産エゾシカの肩肉。さっと炙るだけ、ミディアムレアでいただきます。
獣臭さが全くない鹿肉。うまい!
殺してすぐに血抜きなど適切な処理をしているからこそ、こんな美味しい肉になってるんですね。
そして生ラム。
ニュージーランド産ラムのショルダーの部位。
脂と赤身のバランスがとれた部位で、臭みが無くてとても柔らかい。
◆石狩産ホゲット
部位は、もも、肩ロース、ロースだったかな。
ホゲットは生後12ヶ月〜24ヶ月の羊のこと。ラムは生後12ヶ月未満の若い羊、マトンは24ヶ月以上の羊だから、ホゲットはラムとマトンの中間の羊です。
そしてこの肉はニュージーランド産ではなく北海道の「石狩産」。
石狩市にある「石狩ひつじ牧場」で育てられている羊の肉です。
同牧場の本業は「羊乳製チーズ」の製造。乳を搾るのはメス。で、オスは羊肉になるわけですね。
⇒石狩ひつじ牧場facebook:https://www.facebook.com/ishikarisheep/
ホゲットのロース肉。
柔らかいラムとは違って、ちょうどいい感じの弾力があります。そしてほんのり羊の香り。これは旨い!
肩ロース。
旨みが強い部位ですね。
ホゲットのモモ肉とシイタケ。
モモ肉はジワっと柔らかいです。
◆厚真町原木たのしいたけ
いっしょに焼いたのは原木シイタケ。香りの強いシイタケです。
堀田農場が栽培し、(株)たのしいで販売されているシイタケですね。⇒たのしいHP:https://tanoceee.com/
◆上生ラム
なにが「上」なのかな。モモ肉ってことかもしれません。
これもさっと炙ったミディアムレアで。
柔らかくてジューシー、とても旨みがある肉です。
旨かったので、もう1皿追加しました。
途中でミニトマト。焼くと甘くなって美味しいですね。
あわてて食べると激熱の汁が飛び出すので、ヤケドにご注意を。
◆日本酒・焼燗
炭火で一気に温めた燗酒なので「焼き燗」ですって。追い水もついてます。
お酒は、杉ノ目グループオリジナルの「神威岬」(かむいみさき)。
すっきりした飲み口のお酒です。
◆ひつじのひとくちミンチ
ラムの筋や脂などをタマネギ、ニンニク、香辛料とあわせてミンチにしたもの。
こうして抑えて平たくして、よく焼いていください、と焼き方を教えてくれます。
筋が入っていてコリコリした食感が楽しく、噛むとジュワーっと肉汁が染み出て来ます。
これはかなり旨いです。
◆おもち(6枚)
5ミリほどの厚さに切った薄いお餅です。ジンギスカンにお餅っていうのは、北海道人でも驚くほどに珍しい。(2枚はすでに焼いたので、写真では4枚だけ。)
ジンギスカン鍋の端に溜まった羊から出た脂。
その脂で、薄いお餅を揚げ焼きするようにします。
外はパリっ、中はとろーり。肉汁が混じったジンタレで、うま味がたっぷりです。
◆雪蔵熟成じゃがいも
ジャガイモの種類はメークインです。
それの低温貯蔵。ジャガイモを0℃近くの低温で貯蔵すると、でんぷんが糖化して甘くなるそうです。
メークインだからホクホク感はありません。でも甘さがある。
ジンギスカンはライスと食べても美味しいですよ。
ここのライスは、大・中・小が同じ料金で、大は大盛りみたいです。
でも今回はもう食べられないので、パス。
グランドメニューの裏にお取り寄せ商品のリスト。
ネットでホゲットも購入できます。⇒杉ノ目お取り寄せ:http://suginome.jp/obtaining/
全品目の肉を食べたのですっかり満足。
ごちそうさまでした。
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