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七草粥は旧暦1月7日にいただくものではないのか? [食文化]

正月7日には、一年の無病息災を願って「七草がゆ」をいただくという風習があります。
昨日、七草粥をいただいた方々も多いでしょう。

「せり、なづな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」という言い回しで表現される春の七草。
その七草を入れたおかゆを1月7日にいただく、という風習ですが・・・

 ・いつから行われている風習なのか
 ・七草はどんな植物なのか
 ・1月7日はいつのことか

改めて考えてみたいと思います。

 

◆七草の歴史

これについてはこの記事が正確。
 ⇒みんなの知識 ちょっと便利帳「春の七草・春七種」
  :http://www.benricho.org/koyomi/nanakusa.html
 ⇒草と木と花の博物誌「春菜摘みと春の七草」
  :http://www5e.biglobe.ne.jp/~lycoris/haruna-tumi.html 

万葉の時代から「春の菜摘」の風習あり、これは特定の日の行事ではなかった。
百人一首にも「君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ」(光孝天皇)という歌があります。

それが平安時代に中国文化の影響で、人日の節句(1月7日)に「七種菜羹」を食べる風習になる。
それは7種の若菜の羹(あつもの)。あつものとは汁物のことで、7種の若菜の汁物でした。
ただし7種の若菜は特定されていなかった。
これとは別に「七種粥」があって、こちらは米・小豆・大角豆・黍・粟などの7種類の穀類の粥だった。

鎌倉時代以降に、これら2つが融合され、さらに7種の菜が特定されて、現在の七草粥に至っているそうです。

 

◆七草とは

これについても先の記事を参考にします。

せり、なづな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」という歌になっている七草。

wikipediaによると、室町時代の初期、『源氏物語』の注釈書である四辻善成著『河海抄(かかいしょう)』にこの歌がある、とのこと。
しかし同書にあるのは、「七種 薺(なずな) 繁縷(はこべら) 芹(せり) 菁(すずな) 御形(おぎょう) 酒々代(すずしろ) 仏座(ほとけのざ)」で、順番が違ってます。

室町時代1384年頃に成立した、連歌師・梵灯(ぼんとう)の『梵灯庵袖下集』という連歌の語彙注釈集には、こうあります。
「せりなづな ごぎやうはこべら 仏のざ すずなすずしろ 是は七種」。
今の歌と同じです。

ただしこの頃には、まだ七草の種類は固定してはいませんでした。
それが先の歌のように固定化するのは江戸時代のようです。

さて、先の歌に詠まれたものが「七草」だとして、それらの古名が現在のどの草のことか。
実は必ずしも明確ではないんです。

せり(芹)、なずな(薺)、はこべら(繁縷)の3種は明確で、セリ、ナズナ(ぺんぺん草)、コハコベのこと。

 

しかし残りの4種、ごぎょう、ほとけのざ、すずな、すずしろは、意見が分かれているんです。

ごぎょう(御形)はハハコグサ(母子草)、ほとけのざ(仏の座)はコオニタビラコ(小鬼田平子)とする説が有力。

 

一般には、すずな(菘)はカブ(蕪)、すずしろ(蘿蔔)はダイコン(大根)とされますが、異説があります。

カブとダイコンは、奈良・平安時代に中国から渡来したものなんです。
それが春の若菜摘みに起源する七草のなかに入るのは不自然だ、という指摘があります。
『食べられる野草』の著者・辺見金三郎氏は、「すずな」はノビル(野蒜)、「すずしろ」はヨメナ(嫁菜)としています。
要するに昔から日本にある野草が春の七草だということです。

確かに平安時代の「七種菜羹」には大根とカブは入っていなかったでしょう。
室町時代にもそうだったのかも。
江戸時代にはどうだったんでしょうか?

 

◆1月7日

人日(じんじつ)の節句である1月7日に食べられている七草粥。
しかしこの時期に、上記のような野草たちは生えているでしょうか?

九州や沖縄では生えているかもしれませんが、関東では生えていません。
まだ生えていないから、温かいハウス内で育てられた七草がスーパーで販売されているんです。

それって、ちょっと変じゃない?

この風習は本来は旧暦の1月7日に行われたものです。
旧暦1月7日は、新暦では年によって違いますが、2月の初旬から中旬くらいです。
ちなみに今年の旧暦1月7日は、2月3日です。

あと1か月ほど先に七草粥をいただくのが本来の風習である、ということです。


 
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カミサンからのクリスマスプレゼント (;△;) [食文化]

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クリスマスイブは実家に行くことになったカミサン。

家族でのパーティーはクリスマスの夜にいたしました。

そして、イブのさらに前夜のこと。
ちょっとした事件が起きました。

「はい!おとうさんにクリスマスプレゼント!」
カミサンが突然に紙袋を差し出すのです。

えっ?なに?クリスマスプレゼント?いやぁ嬉しい!ヽ(^◇^*)/

と、喜んだ次の瞬間・・・身体が硬くなりました。

 

ヤバ!( ̄□ ̄;)!!

おれ、何も用意していない!

そうです、わたしはカミサンに何のクリスマスプレゼントも用意していなかったのです。

夫にクリスマスプレゼントをあげる、優しい妻。
そんな妻に、何のプレゼントも用意しない、心無い夫。
離婚原因になりうる、実に困った夫婦関係が露呈しました。

こいつはヤバイ。
明日にでも、慌ててお返しのプレゼントを用意しないと・・・これはきっと大問題に発展します。

しかも倍返ししないといけないぞ。
いったいいくらのものを買ってくれたんだろう?
この年末に、あぁ思わぬ出費だ・・・(*'ρ'*)

そう思うと、ついさっき喜んで明るくなった心の中に、暗雲が立ちこめてきました。

 

「プレゼントを開けてみて。」(*´▽`*)
とカミサン。

 

おっと、そうだった。
今後の展開がどうあれ、いただいたプレゼントは開けるのがマナーですね。

 

「なんだろう?」
嬉しさにワクワクする気持ち。
しかし波乱の前途を想像してドキドキする気持ちが勝っています。

 

いただいた袋を見て・・・はぁ?

 

P1170352

コーヒー屋さんの紙袋です。
 ⇒SAZA COFFEE:http://www.saza.co.jp/

 

「つくばにお店がある有名なコーヒー屋さんで買ったのよ。」
えっ?ぼくにコーヒー買ったの?
「じゃなくて、それ、欲しいかな?と思って。」

ぼくが欲しいもの?
「んー、とんちゃんのためじゃなくて、みんなが使うものかな?」

その言葉を聞いて、暗雲が少し開けた感じがしました。
とんちゃんへのプレゼントではなく、家族が使うもの。
だったら、お返ししなくてもいいかも!
(こう思う自分は、人間が小さいなって思います。)

「今使っているのが小さいって、言っていたでしょ?」
(おっと、なにが小さいの?)

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全国にご当地かつ丼あり [食文化]

昨日の記事は、新潟市発の「タレかつ丼」でした。
多くの日本人にとって、かつ丼というと、トンカツを卵でとじたものを丼飯にのせたものでしょう。
でも日本の各地には、それとは違ったカツ丼が色々あります。

今回はそんなご当地カツ丼をご紹介します。
各地でいただいた、ご当地カツ丼です。

ソースかつ丼、タレかつ丼、ドミグラスカツ丼・・・

◆ソースカツ丼

まずは、ソースカツ丼。
ウスターソースベースのタレをつけたカツを丼飯の上に載せたもの。
駒ヶ根や伊那、会津のソースかつ丼は、ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上にソースにくぐらせたカツを載せた丼ですが、福井のソースかつ丼は千切りキャベツが敷かれていません。
これらソースかつ丼の地域では、「かつ丼」といえばソースかつ丼のことで、卵でとじたかつ丼は「煮カツ丼」と呼ばれています。

 駒ヶ根ソースかつ丼会:http://www.komacci.or.jp/katsu/
 伊那ソースかつ丼会:http://inadon.biz/
 伝統会津ソースカツ丼の会:http://aizu-katudon.com/

弊ブログでは、駒ヶ根と会津のソースカツ丼を紹介しました。


醤油風味薄甘ウスターソースのソースカツ丼は驚きの旨さ 玉龍飯店【閉店】
http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2009-12-22-2

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クロックムッシュとクロックマダムに関する驚きのとんちゃん仮説 [食文化]

先日の記事に登場した「クロックムッシュ」。
あまりパン食をしないとんちゃんは、たぶん初めて食べました。
 ⇒ベーカリー・カフェでサイフォンコーヒーのモーニング:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2015-10-21

そのクロックムッシュとは何かについて、疑問なことがいろいろ出てきたんです。
その疑問を解決するためにググってみました。

そしてついに、とんちゃんなりに結論を得ました。
しかもネットでは(少なくとも日本では)誰も書いていない、驚きの内容です。(*^0゚)v

その結論を「仮説」としてご紹介します。

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「ヴィ・ド・フランス」
さんで、とんちゃんがいただいたクロックムッシュ

食パンの間にロースハムとチーズを挟んで焼いたホットサンドです。
パンは卵を滲み込ませてあってフレンチトーストみたいでした。

ところで、「クロックムッシュ」って、いったいどういう意味なのか?
「クロック」って英語だと時計だけど、「ムッシュ」っていうんだからフランス語のはず。
ならばフランス語でどういう意味なのか。
まず素朴に疑問に思いました。

そしてもしもこれがフランス由来の料理なら、なぜフランスパンでなく、食パンなんだろう。
そういう疑問も湧きます。
元々はフランスの料理じゃないのかも?という疑問さえ生じます。

調べてみると、なんとクロックマダムなるよく似た料理があることも知りました。
しかし、それとクロックムッシュとの関係についてのネットの説明がどうも腑に落ちない。

そうした次々に起こる疑問に、とんちゃんなりの結論を得ました!

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これぞ元祖「がんづき」なり 村上屋餅店@仙台市 [食文化]

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昨日の記事はとっても美味しい「づんだ餅」のことでした。
あんまり美味しかったんでお土産に買って帰ろう!なんてことを書きました。

ところが実は、そのお店に行こうと思い立った最初の理由は、その美味しい「づんだ餅」じゃないんです。
目当ては「がんづき」というお菓子だったんです。
「雁月」という風雅な字を当てるそのお菓子は、いったいどんなものなのか。
「づんだ餅」とともにご紹介しましょう。

仙台を去る前にお店に立ち寄りました。
お店の場所は仙台駅の南西、中央郵便局の裏あたり。

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壁に【餅】と大きく書かれた「村上屋餅店」さん。

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【名物づんだ餅】と書かれた若草色の暖簾が下がっています。

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「ボタンエビ」とは、「トヤマエビ」なの? そして「虎ボタンエビ」とは・・・ [食文化]

 

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昨日の記事に登場したお店、虎の門ヒルズにある「意気な寿し処阿部」さん。
そのお店の刺身や寿司ネタには「虎ボタンエビ」がありました。
甘エビ(和名はホッコクアカエビ)より大きくて、甘味旨みがあるエビです。

しかし「虎ボタンエビ」なんて聞いたことがない名前です。
「虎の門ヒルズ」に因んで勝手に「ボタンエビ」の頭に「虎」をつけたんかい!
・・・って思ったら、どうもそうじゃないみたいなんです。

実は「ボタンエビ」という名のエビは、大いに混乱しているんです。
わたしたちが「ボタンエビ」だと思っているのは、実はボタンエビではない!
そしてなぜ「虎」なのか、ということの謎を解いてみます。

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アブラボウズの誤情報でアクセス集中 [食文化]

弊ブログの「クエ、アブラボウズ、アブラボウ、アブラソコムツ、インガンダルマ」 へのアクセスがまた増えました。
何が原因かと調べたら・・・

2015年8月10日放送の日本テレビ「有吉ゼミ」。
「そうだ、漁師になろう。千葉・銚子漁港で幻の深海魚で荒稼ぎの漁師に密着!」のコーナーで、あばれる君が銚子漁港を訪れて、幻の深海魚漁に密着した。
そして幻の深海魚・アブラボウズを釣り上げる。
漁港へ戻ったあばれる君は、アブラボウズのしゃぶしゃぶなどを堪能。

ところが、この「アブラボウズ」が問題に。
「アブラボウズは食べ過ぎ厳禁!お尻から油が垂れ流し状態になる!」などの情報がツイッターなどでネットを飛び交いました。
もしそれが本当なら、あばれる君は大変なことになりますよね。
おかげで先の記事へのアクセスが増えた、ってわけ。

しかし、その情報は間違いなんです。
どう間違いなのかは、先の記事をご覧ください。
わたしの記事が誤情報訂正のお役に立てれば幸いです。


 
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ペーパーフィルターよさようなら、今日からはフレンチプレスでコーヒーを淹れよう [食文化]

霞ヶ関の官庁街で開催されている「霞が関ふくしま復興フェア」
http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2015-07-27

昨日は霞ヶ関コモンゲート西館2階(文部科学省)で行われていたんだけど、行きそびれてしまいました。
来週はぜひとも行ってみようと思います。


コーヒーから始まる朝。その苦さが眠たい目を覚ましてくれる。
そんな暮らしをしています。
ま、別に普通ですけどね。

早朝に、お湯を沸かしてコーヒーを落とすというコーヒーマスターはとんちゃんの役割です。
電気式のコーヒーメーカーも使いましたけど、電動ミルでコーヒー豆を挽き、ペーパーフィルターでコーヒーを落とす、というハンドドリップ生活を20年近くやってきました。
深煎りの豆を細目に挽き、じっくり蒸らして、ゆっくり落とす。
円錐形のドリップがいい、2分かけて落とすのがいい、なんて解説もあって、実行していました。

こうしてコーヒーを落としている間は、ずっと付きっ切りになります。
これも当然ですよね。
豆を挽く時間を含めて、その間約5分。
もう少し楽な方法はないものか・・・・と思っていました。

そしたらなんと、ドリップ式ではないコーヒーの淹れ方があることを(遅まきながら)知りました。

コーヒープレスとかフレンチプレスと呼ばれる方式です。 (米国やカナダでの名称)
喫茶店とかで紅茶を頼むとよく出てくるヤツです。
ガラスの筒型容器に紅茶とお湯が入っていて、時間がたったら金属のフィルターを押し下げて、紅茶を沈める器具。
あれがコーヒーでもあるんですって。

ちなみに紅茶用の器具はコーヒーには使えないようです。
金属フィルターの穴が荒くて、コーヒーの粉がろ過できないそうです。

で、そのフレンチプレスってのは・・・
熱湯を注いで4分待つだけなので、淹れ方が簡単。
しかもコーヒーオイル(コーヒーの油分)がペーペーフィルターに吸収されずに抽出できるため、コーヒー本来の美味しさを味わえる。
そしてペーパーフィルターを使わなくていい。
これはコストの問題よりも、フィルターを買い忘れたためにコーヒーを落とせない、というトラブルを避けられます。

簡単でかつ美味しいって言うことなら、こいつに乗り換えよう!
ということで器具を購入しました。

◆フレンチプレス

どこのメーカーのものを買うか迷いましたけど、結局はボダムにしました。
ボダム:http://www.bodum.com/jp/ja/

P1070988
BISTRO NOUVEAU(ビストロ・ヌーボー)。
なんでヌーボー(新)なのか?
「ビストロ」は、1974年にボダムが初めて販売したフレンチプレス・コーヒーメーカーだそうです。
きっとその新タイプってことなのでしょう。

0.35 Lで3240円、1Lで4320円ですから、かなりいい値段(高い!)です。

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「がんづき」の由来・語源について [食文化]

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一関市・旧川崎町にある道の駅「かわさき」で、「がんづき」というお菓子を買って食べました。
とんちゃんは甘いものは避けているので、同行者が購入したものを少しいただいたんですが。

この「大橋がんづき」は、「弥生グループ」というおばちゃんたちが作っているもので、日本農業新聞社主催の「2006日本農業新聞一村逸品大賞」で金賞を受賞した逸品だそうです。
肌理が細かく「ヌカっ」とした食感(粘りや重たさのようなもの)がないのが自慢ですって。
うん、確かにフンワリしたいい食感でした。人気商品でスーパーでも売っているそうです。
 一関市「弥生グループ」
 ふわふわ田舎スイーツ大橋がんづき

今日の本題はここから。

この「がんづき」という名前がすごく不思議だったんです。変な名前ですよね?
そこで、由来・語源をググってみました。

「雁月」と書く。と、すぐに分かりました。
丸く蒸しあがった形を月に見立て、ゴマの雁が飛んでいる様子から名付けられた。
月と雁という組み合わせは歌川広重が描いた「月に雁」から来ている。
・・・なんとまぁ、風雅な由来じゃないですか。

でもこういう一見もっともそうな説明は、後付けの解釈が多いんですよ。(´ρ`)
ゆえに間違っている、と決めつけました。(^^)

じゃぁ、なにが本当の由来なのか?

ググっていると、なるほどこれだ!という説明を発見しました。\(^▽^)/
 「がんずぎ という郷土菓子について。」 
 「岩手郷土菓子 がんずき」
 ミヤペディア「がんづき」

「寒食(かんじき)」が由来だというのです。
それが訛って「がんずぎ」、「がんづぎ」、「がんづき」になった。(^^)

中国の風習で、冬至の翌日から105日目、春分の翌日から15日目にあたる「清明節」をはさむ3日間、火の使用を禁じて冷たい食事をすることを「寒食」というそうです。
それが仏教とともに日本にも伝わり、事前に用意した食事を「清明節」の前後3日間食べる。

その中に、現在「がんづき」と呼ばれるようになった食べ物があるというわけ。
元々は、新粉、餅粉、小麦粉を水で練っ蒸し上げたもの、というから蒸し団子ですね。
「ういろう」みたいなものでしょう。
味は塩味で、ゴマを散らしてあったそうです。
形は三角形で、6角の正四角形を二等分した三角形のお菓子。
精米や精麦しない粉を使ったので黒っぽい色していた。

それが味噌味になり、黒い色は黒砂糖でつけて味が甘くなり、重曹を入れて蒸しパンに。
そして形も丸くなって今に至っている。
ということみたいです。

これで一件落着。

かと思うと、さらにもう1つの疑問が生じます。
もしもそうならば、昔の「ういろう」みたいな「がんづき」もあるのでは?
そう思ってググったら・・・・やっぱりありました。w(*゚o゚*)w

「ねっとりタイプ」として販売されています。
 お菓子なみちのく  仙台のがんづき(ねっとりタイプ)
 石巻お菓子図鑑
 田舎のくらしとパン日記

機会があったらこっちも食べてみようかな。(*^^*)


 
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金沢カレーのルーツは?そしてアルバとは [食文化]

昨日の記事で「金沢カレー」のことを紹介しました。

◆金沢カレーとは

「金沢カレー協会」(http://kanazawacurry-kyokai.com/)による「金沢カレーの特徴」とは・・・
・ルーは濃厚でドロッとしている
・付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている
・ステンレスの皿に盛られている
・フォークまたは先割れスプーンで食べる
・ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている

 


この「金沢カレー」なるものが知られるようになったのは、2004年にゴーゴーカレー新宿本店が開業してかららしい。
ゴーゴーカレーが【金沢カレーブームの火付け役!】とHPで自称しているもんね。

今回とんちゃんが訪問した「カレーの市民アルバ」の東京進出は2006年。
これも金沢カレーブームに寄与したでしょう。
ただし東京のアルバは「金沢カレー」ではなく「加賀カレー」と自称していますが。

 

◆金沢カレーのルーツ

金沢カレーはいくつもの有名店があるようなんですけど、実は1つの流れというか、つながりがあるそうです。
「金沢カレー その知られざる真実の歴史」
 :http://matome.naver.jp/odai/2139478297634835001

その記事から金沢カレーのルーツをみると・・・

1961年、田中氏が高岡町に「洋食タナカ」を開店。
1964年、野村氏が金沢市片町に「インデアンカレー」を開店、「アルバ」創業者・今度忠氏がサポート。
1965年頃、「洋食タナカ」が「カレーライスのタナカ」となる。
1966年、宮島氏「キッチンユキ」を金沢駅地下街に創業、今度氏がサポート。
1970年、今度氏「カレーの市民アルバ」を小松市に創業。
1971年、田中氏が常連客だった銀行員の岡田氏と共同経営で「ターバン片町店」を開業。
      高岡町の「カレーライスのタナカ」を「ターバン高岡町店」に改名。
1974年、共同経営を辞した田中氏が金沢工業大学(野々市市)近くに「ターバン」を開店。
1996年、田中氏の「ターバン」が「カレーのチャンピオン」に名称変更

カレー専門店としての最初は「インデアンカレー」で、ステンレス皿と先割れスプーンも同店が考案したとされる。
金沢カレーの代表的メニュー「カツカレー」の原型は、チャンピオンカレーの創業者、田中氏の「カレーライスのタナカ」で、1965年頃と推定される。


この記事によると、金沢カレーのルーツは、カレーとしては「インデアンカレー」、カツカレーとしては「カレーライスのタナカ」、後の「カレーのチャンピオン」ということです。
 インデアンカレーはHPで「金沢カレーの源流」と自称:http://www.indian-curry.jp/
 カレーのチャンピオンはHPで「元祖金沢のカレー」と自称:http://www.chancurry.com/
 「ターバン」もHPで「元祖金沢カレーはターバンカレー」と自称:http://www.turbancurry.com/

面白いのは、実は、ここに登場する金沢カレーの創業者たちは、いっしょに働いていた経験があるんですって。
彼らは、国鉄厚生会が経営していた「レストラン・ニューカナザワ」のコック達だったそうなんです。
元同僚の金沢カレーの創始者たちは、互いに影響しあいながら金沢カレーを作り出していったということなのです。

こちらの記事も実に詳しい。
 「金沢カレーとは」:http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%87%91%E6%B2%A2%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC
 「金沢カレーの系譜」:http://d.hatena.ne.jp/skoba/20140119

ついでにゴーゴーカレーについても触れておきましょう。
ゴーゴーカレーは、ターバンカレーに3ヵ月勤務した宮森氏が2003年に東京に設立した会社で、本社は石川県ではなく新宿にあります。
先ほど紹介した老舗金沢カレーとは全く違う世代ってことですね。

 

◆「カレーの市民アルバ」について

1970年に今度忠氏が「カレーの市民アルバ」を小松市に創業した、と紹介しました。
東京の「カレーの市民アルバ」のHP(http://kgf-taxan.co.jp/alba/about.html)ではちょっと違います。

チャンピオンカレー創業者の田中氏のもとで今渡の兄(今度忠氏のこと)が修行をしていた。
弟(今度孝氏)は、兄の影響を受けデンマークのコペンハーゲンを中心にスペイン、イタリア、ドイツなどのヨーロッパで2年間西洋料理の修業をし、洋食の基本を習得した。
帰国後、兄弟でレストラン「アルバ」を立ち上げアルバカレーを完成させた。
その後、1971年に弟が独立し「カレーの市民アルバ」を小松駅近くに開業した。


兄・今度忠氏は、洋食タナカで田中氏に師事していた。
「カレーライスのタナカ」が「ターバン」になるときに、そこを辞して、弟と「アルバ」を立ち上げた。
その店は「洋食アルバ」で、弟が「カレーの市民アルバ」を小松市に独立させたということなのかどうか。
正確なところはわかりません。

ともかくもアルバの本店は今もその小松市にあります。
カレーの市民アルバ小松本店:http://tabelog.com/ishikawa/A1702/A170202/17000762/

ここでおや?ですよね。
今回訪問した店は「秋葉原本店」ですから、本店が2つあることになるんです。

実は、この店を含め東京の店は、2006年に加賀電子(株)が設立した子会社KGF(株)が運営するフランチャイズなんです。
その本店が秋葉原店。KGFのアルバの本店ってわけ。
ところが2010年に、加賀電子がKGFの全株式を小松市のアルバ本店を運営する(有)アルバに売却したんです。
ということは、今ではFC店は、小松市のアルバが所有するKGFが運営しているってことなんです。
だからカレールーは「小松の工場で作っている」んでしょう。
 加賀電子(株):http://www.taxan.co.jp/
 加賀電子「連結子会社の異動(株式の譲渡)に関するお知らせ」:http://www.taxan.co.jp/news/pdf/20100325_1.pdf
 KGF(株):http://kgf-taxan.co.jp/

 

金沢カレーを初めて食べるのに、ゴーゴーカレーとアルバとどっちにしようか迷ったんですけど。
アルバにしたのは、本場・金沢との関係が強いから、ってわけです。


 
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