台北のパワースポット艋舺龍山寺 [ 台湾旅行]
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カミサンと台湾ツアー。
3泊4日のツアーでしたが、この日が最終日です。
さて4日目の朝のこと。
朝食前に、ホテル近くにあるパワースポットへ向かいました。
艋舺夜市のすぐ東にあるお寺です。
「艋舺龍山寺」(ばんかりゅうざんじ)。
「艋舺」はここの地名で、「龍山寺」が寺の名。
清朝時代の1793年に創建されたお寺。
福建省から来た漢民族の移民によって創建されたものですって。
本来の本尊は観世音菩薩(観音様)で、仏教のお寺です。
でも台湾のお寺らしく、道教や儒教と習合して、いろんな神様が祀られています。
台北の艋舺夜市にて [ 台湾旅行]
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カミサンと台湾ツアー。
台湾北部の山間地にあるノスタルジックな観光地・九扮を観光。
それから宿泊先の台北市のホテルに行きました。
宿泊先のホテルは「禾順商旅」(Your Hotel)。
ホテルの前には「艋舺夜市」が広がっていて、格好の場所です。
「艋舺」(台湾語でバンカー)の名は、丸木舟を意味する先住民の「ヴァンカア」が語源。
1920年に台湾総督府が「萬華」に改変して、現在は「萬華区」になっていますけど、今も「艋舺」と呼ばれています。
そしてここは台北発祥の地です。
地下鉄龍山寺駅の北西にある艋舺夜市。
ここは「広州街観光夜市」「華西街観光夜市」「梧州街観光夜市」の3つの夜市の総称なのです。
ホテルは、広州街観光夜市と梧州街観光夜市の交差点にある、といういい立地。
なのでカミサンと夜市を歩きました。
今回の記事は、そのときにあった珍しいものをご紹介します。
千と千尋の神隠しみたいなノスタルジック世界へ 九份@台湾 [ 台湾旅行]
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カミサンと台湾ツアー。
台湾北部、新北市瑞芳区にある山間の小さな町・九份(きゅうふん)へ行きました。
「九份」とは、「9つに分ける」という意味。
かつてここには家が9軒しかなく、物売りに「9つ分」といつも頼んでいたことが由来だと言われています。
そんな山間地の村・九份で金が採掘されてゴールドラッシュの賑わいを迎えました。
1893年に九份で金鉱が発見、1894年には金瓜石という山でも金鉱が発見。
しかしその年から日清戦争に。
日本統治になった1896年から金が採掘され、ゴールドラッシュを迎えます。
金瓜石は田中組、九份を含む地域は藤田組に採掘権が与えられます。
1912年、藤田組の総帥・藤田伝三郎が没し、1914年に鉱山の採掘権を顔雲年に貸出し、1920年には採掘権を譲り、それ以後、顔家(台陽鉱業)が九份の所有者になります。顔家は、そのせいで台湾五大家族の1つになります。
今でも九份は顔家がオーナーです。
女優・エッセイストの一青 妙さんや歌手の一青 窈さんもその一族です。
しかし第二次大戦後に採掘量が減り、1971年に閉山。
そんな九份がふたたび脚光を浴び、観光地化します。
1987年、台湾で約40年にわたって続いた戒厳令が解除。
その2年後の1989年、二・二八事件を題材にした映画「悲情城市」(侯孝賢監督)がベネチア国際映画祭でグランプリを受賞。台湾で大ヒット。
そのロケ地だった九份のノスタルジックな風景に魅せられ、九份ブームが起こり、観光地化しました。
二・二八事件(ににはちじけん):
1947年2月28日に台北市で発生した事件。その後、国民党政権は台湾全土で、本省人(戦前からの台湾在住者)に長期的な白色テロ(弾圧・虐殺)を行います。
5月には戒厳令を布告し、蒋介石・蒋経国親子による40年間にわたる国民党独裁政治の元でテロは続きます。二・二八事件の犠牲者は1万8千人~2万8千人とされています(1992年の政府公表)。
⇒「台湾で起きた228事件とは?」前編、後編
⇒その時代を経験した台湾の方の記事:「白色テロ」
さらに2001年に公開された宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に出てくる「湯婆婆の油屋」のモデルだろう、というので、日本人観光客が押し寄せています。
以下の紹介は、九份バス停から急な石段の豎崎路を上り、山沿いの「基山街」に向かいます。でもこの逆のコースの方が歩き易い一般的コースのようです。
こんな急で細い小路が「豎崎路」。石段だから歩きにくいです。
九份バス停から少し上ると軽便路と交差したところに広場があり、そこからお店が増えてきて、小路の両側にお店が並んでいます。
黄じいさんが描いたポップな壁画の村 彩虹眷村@台中 [ 台湾旅行]
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カミサンといっしょに台湾ツアー。
3日目は、高雄市のホテルを出発して台中市へ。
台中を代表する観光スポット、彩虹眷村へ行きました。
「彩虹村」は「虹の村」という意味。
でも本来は「干城六村」という名の村です。
そして「眷村」(けんそん)とは、台湾で外省人が居住する地区のこと。
外省人とは、第二次大戦後に中国大陸での中国革命に敗れた国民党政府が台湾に移転したときに、大陸から台湾に移動してきた、本籍が大陸各所にある中国人のことで、その数、約100万人以上。
国民党政府は、官僚、軍人、一般公務員、教師、地域に分けてそれらの家族(眷属)用の移民村を建設しました。それが「眷村」です。
老朽化し衛生面で問題がある、住人も減少して治安が悪い等の理由で、1980年代以降に取り壊されている。
それが、なんで「虹の村」になったのか?
香港出身の黄永阜さんが、軍を退役して高雄で暮らした後、1979年からこの眷村で住むようになりました。
しかしその村が、道路が出来るので、住宅の撤去が決まった。
2008年、黄さんは、取り壊し予定の自宅周辺の家の壁にペンキでカラフルな絵を描き始めたのです。
コンクリート塗りの集合住宅は、いつしかポップな建物に生まれ変わっていった。
すると近くにある大学の先生や学生たちが壁画アートに価値を見出して、台中市政府に文化資産として保存するよう申請し、「搶救彩虹村」(彩虹村救助活動)の運動が起こした。
その結果、2010年に、ここが「彩虹芸術公園」として保存されることになったんだそうです。
黄さんは「黄伯伯」(黄じいさん)と呼ばれて、今も健在だそうです。
という「彩虹村」を観光です。
高雄の夜市で夜がふける:六合夜市と南華路夜市 [ 台湾旅行]
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カミサンと台湾ツアー。
2日目の宿泊先は高雄市。
高雄市の西端にある西子湾(せいしわん)に注ぐ愛河近くにある「高雄西子湾大飯店・愛河館」に宿泊。
”愛河のナイトクルーズと夕食”のオプショナルツアーが用意されていましたが、パス!
地下鉄美麗島駅近くにある夜市にでかけました。
有名な「六合夜市」での食事は前回までの記事にしました。
今回は「六合夜市」でのこぼれ話と、小さな「南華路夜市」について。
美麗島駅の西には有名な「六合夜市」、東には「南華路夜市」があります。
まずはホテルから「南華路夜市」へ行きました。
世界で最も美しい地下鉄駅・美麗島駅 高雄市 [ 台湾旅行]
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カミサンと台湾ツアー。
2日目は、台中の宝覚禅寺、日月潭文武廟、高雄の蓮池潭龍虎塔を観光。
最後は高雄市の地下鉄美麗島駅。
なんで地下鉄の駅?って思ったら、これが意外なところなの。
世界で最も美しい地下鉄駅なんです。
アメリカのニュースサイト PolicyMic が2012年に公表した「ニューヨーカーが夢見る世界で最も美しい地下鉄駅ランキング」の第2位。
⇒PolicyMic 「8 Elegant Global Subway Stations New Yorkers Could Only Dream Of」
さらにアメリカの人気旅行雑誌CNNトラベルで、2014年アジア1位。
⇒CNN travel 「17 of the world's nicest, brightest metro stations」
という駅ですって。
美麗島駅は高雄捷運(高雄メトロ)という地下鉄の駅。
ちなみに「捷運」は英語の「ラピッド・トランジット」(Rapid Transit)の台湾語で、「捷」は「敏捷」の捷で、「速い」(Rapid)という意味。
駅名の「美麗島」には2つの意味があります。
言葉の由来は、台湾の別称「フォルモサ」(Formosa)の意訳「美麗島」から。(注1)
しかし真の由来は、ここで起こった民主化運動の弾圧事件「美麗島事件」です。(注2)
台湾は戦後ずっと、戒厳令下で言論・結社の自由がありませんでした。
「美麗島事件」とは、1979年12月、雑誌『美麗島』に結集していた民主化運動がここで大集会を行い、多くの人が逮捕され、軍法会議で有罪となった事件。
その後1990年になって、総統となった李登輝が「美麗島事件の判決は無効」としたため、やっと全員が釈放されます。
美麗島駅は、2008年に開通した東西を走るオレンジライン(橘線)と南北に走るレッドライン(紅線)が交差する乗り換え駅。
高雄のメインストリート、中山路と中正路が交差するロータリーにあります。
地下鉄出入口を横から見ると、交差点に向かって合掌するように立っている。
対角線から見た出入口は、タワーのようです。
(wikipedia「美麗島駅」より)
出入口はこんなガラスハウスのように広がっています。
高雄市のパワースポット蓮池譚の龍虎塔、犬もすごい! [ 台湾旅行]
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カミサンと台湾ツアー。
午前中に台中市の宝覚禅寺、台湾中央部にある日月潭と文武廟を観光して昼食。
※間違えて、その昼食の記事は次回になってしまいました。
そこから南下して台湾南部の高雄市へ移動して、高雄市内の観光です。
高雄市左営区にある高雄屈指の観光地・蓮池潭へ。
「潭」は水をたたえたところのことで、「池」のこと。
台湾が清朝に編入されたのは1683年。
ただし、清朝の影響力は、台南、高雄、嘉義の南部だけでした。
そんな頃の1689年に、池の北側に孔子廟を建立。
その際、池に蓮を植えましたため、ここは「蓮池潭」 と呼ばれるようになったそうです。
約42haもある大きな池です。
でも元は72haもの広さがあったんですって。
孔子廟や道路建設のために埋め立てられて、現在の大きさになったたそうです。
池の南側には、色鮮やかな春秋閣、五里亭、龍虎塔などがあります。
その1つ、蓮池潭の南にある龍虎塔は、台湾のパワースポット。
1974年に建てられた、比較的新しいものです。
台湾の歴史と宗教 [ 台湾旅行]
日本仏教の宝覚禅寺、そして道教と儒教の日月潭文武廟を観光して、台湾の宗教文化に少しですが触れました。
そこで今回は、台湾の宗教と歴史について簡単に記事にします。
台湾の宗教は、道教が多く、キリスト教や仏教もある。
「内政部統計年報」(2013年)によると、道教51%、仏教19%、プロテスタント25%、カトリック12%など。
道教が最も多く、意外にプロテスタントが多い。
でも道教は、仏教、儒教と融合していて、それまで含めると仏教や儒教がとても広まっています。
そんな台湾の宗教事情を知るには、まずは、台湾の歴史を知ることが必要です。
台湾の歴史は、大陸の歴史とは全く異なっているからです。
台中でのホテル 馥品大飯店@台中市 [ 台湾旅行]
カミサンと行った台湾ツアー。
最初の宿泊先は台中市。
台中市北区漢口路四段86号にある馥品大飯店。
英語でフルスプリングホテル。
「フル・スプリング」の音を「馥品」(フ・ピン)に当てているんですね。まさに当て字。
そのホテルのことを少し。
そしてホテルでの朝食について。
部屋の窓からは民家が見下ろせます。
3泊4日で台湾往復縦断のツアーへ [ 台湾旅行]
香港でデモ隊に向けて警察が発泡。抗議します!
デモ隊が火炎瓶などの暴力行為をしている、ということばかり報道する日本のメディアも問題です。
「台湾に旅行しない?」
カミサンのこの一言が始まりでした。
格安ツアーがあるというのです。
台湾というと・・・
とんちゃんは、30年前に行ったことがあります。
それで台湾がとっても好きになって、いつかまた行きたい!と思っていました。
だから台湾旅行は大賛成!ヽ(^◇^*)/
カミサンは、韓国、中国の経験はあるけど、台湾ははじめてだって。
台湾、絶対にいいところだよ!(*^0゚)v
ということで、カミサンと台湾格安ツアーに行くことになりました。
行程は3泊4日。
バスで台北と高尾を南北に往復する、というちょっとビックリのコース。
台湾は九州より少し小さい広さの島です。
それを北から南に往復するということは、福岡と鹿児島を往復する感じ。
1日目:成田から昼の便で台北の桃園空港に到着。そのまま台中へ移動:台中市宿泊
2日目:日月潭を観光して高雄へ移動、高雄市内を観光:高雄市宿泊
3日目:台中へ移動して台中市内を観光、さらに台北へ移動して九扮を観光:台北市宿泊
4日目:故宮博物館を観光して、午後便で桃園空港から成田空港へ。
バスの移動時間が長いから、観光の中身が薄いの。
そのかわりバスの中で眠っている時間が長いから、それほど疲れない。
良いんだか悪いんだかわからない。
でも、ツアーの観光に加えて、楽しい夜の時間があった。
いや、そっちじゃなくって、リアルな台湾の体験。それで楽しい旅行になりました。
おかげでカミサンは初めての台湾旅行で、やっぱり台湾が好きになりました。
今回の旅行では、あんまり一生懸命に写真を撮らなかったんですよ。
でも記録を少し残しておこうと思います。
まずは、出発から少しだけ・・・