札幌のスーパーに買い物に行ったとき、北海道にしか売っていないインスタントラーメンをいくつか購入して、お土産にしました。
代表格は、マルちゃん（東洋水産）の「やきそば弁当」ではないか。
- ショップ: 楽天24
- 価格: 1,802 円
- うまい食品
全国的には、インスタント焼きそばといえば、「ペヤングソース焼きそば」（まるか食品）か「日清焼きそばＵＦＯ」（日清食品）でしょう。
でも北海道ではこの「やきそば弁当」がナンバーワンなんです。
そしてこれは北海道限定の販売なんです。
この焼きそばは、なんと中華スープがついていること。
湯切りしたお湯を使ってスープをつくれるのです。麺を揚げる油にラードが入っているせいか、なかなか美味しいスープができるんです。
お湯を捨てずにリサイクルするという意味でも、エコ・焼きそばです。（笑）
1975年に販売開始のようです。
この「やきそば弁当」の焼きそば部分について、詳しく考察している人がいる。
北海道限定販売になっている理由は、ペヤングとの対抗関係からという説明がある。なるほどそうかもしれない。
この名称が「弁当」だということついては、スープ付きだから「弁当」という名前になっている、という説明があるけど、そうかなぁ。スープは発売記念キャンペーンで付属していたのが始まりのようで、そうだとするとスープなしで「弁当」として販売する計画だったはず。ということは、パッケージが箱形だから「弁当」なのではないかな。
この焼きそばは北海道でしか手に入らない、って一緒に買い物に来ていたカミサンに教えたら、「じゃあ親戚に送ろう」って言って、実家や従兄の分を４個も買いました。
これまた、嵩張って安いお土産です。
で、味ですけど、普通にカップ焼きそばです。（笑）だからスープの分だけお得です。
会社へのお土産に、いっしょに「塩」と「ちょい辛」も買ってみました。
マルちゃんではもう１つ、というかもっとすごいのが、この「ダブルラーメン」。
何がすごいって、１袋に麺とスープが２人前入っている！
それで100円くらいで売っているわけだから安い！
この安いラーメン１袋を２人で食べる、という人もいるだろうけど、１袋を２回にわけて食べるヤツ（まぁ貧しい学生とか）、２人前を１人で食べるという大食いのヤツ（少しリッチな学生とか）がいるでしょう。
私が高校生、大学生のころからあって、お世話になりました。
味はみそ・しお・しょうゆの３種類。パッケージの中央にマルちゃんマークがありますが、その周りの色が、みそはオレンジ、しょうゆは赤、しおはみどりになっています。
販売開始は、しょうゆ味は1964年9月から、みそ味は1975年1月から、しお味は1998年1月から販売されているそうです。
で、味ですけど、この安さですから、多くを期待してはいけません。
もう１つ、Ｓ＆Ｂの「ホンコンやきそば」。カップ麺ではなくてフライパンでつくる焼きそばです。
フライパンに水200ccを沸騰させ、そこに麺を入れてほぐし、水気がなくなるまで炒めるというものだけど、液体や粉末のソースが添付されているんじゃなくて、麺自体に味が付いている！
当初は全国販売だったけど、販売エリアが縮小されて、いまでは北海道などでの限定販売になっているようですが、北海道では根強い人気がある。
発売年は1964年らしい（「Ｂ級グルメの決定版！？ 「Ｓ＆Ｂホンコンやきそば」 ＼＾o＾／」より。）
S&Bホンコンやきそば全国販売促進委員会なんていうサイトまでできているんです。（ただし、現在はアクセスできません。理由はここ。）
この味は、何と言うのがいいのか。
カップ焼きそばのように、麺が延び延びで、ソースの水分が多い、という感じではなく、場合によっては麺に芯があり（アルデンテ！）、水分が飛んでいる。
そこが良さだと思います。ちなみに私は、好きです！
以上はロングセラーの北海道限定インスタント麺。
次は、ごく最近出来たものです。
江別市で作られた春まき小麦の「ハルユタカ」のみを使って、地元の江別製粉が製粉し、菊水が製造するラーメンです。しかも油で揚げたりせずに生麺を低温で乾燥させた「寒干し」製法によるもので、インスタントラーメン、というより乾麺のラーメンと言った方がいいでしょう。
地産地消にこだわるが故に、地元でしか買えないインスタントラーメンです。
この味は、旨い。