マスカットサイダーをいただいて、それからもう1つ、興味深いものを発見。
「おやき」なるものが売っていました。
長野県に「おやき」ってのがあるけど、岩手県にもちょっと違うのがあるのね。
陸前高田市や大船渡市でつくられるもので、小麦粉の皮にあんこを入れて焼いたものが普通。
ここで売られている「おやき」は数種類合って、焼き印が押されている。
1個150円。
中の具が、「あんこ」だけじゃなくて、「ワカメ」や「ホタテ」、「さつまいも」がある。
その「おやき」は、広田半島にある広田半島営農組合の女性部「工房めぐ海(めぐみ)」が造っているおやきです。
その工房に立ち寄ることにしました。今夜の宿はその近くなんです。
「工房めぐ海」さん。
「工房」がオープンしたのは2011年末。
しかしその4カ月後に、東日本大震災の津波で、工房の建物が流されてしまった。
11人の工房仲間のうち4人が被災し、1人は亡くなった。
そんな困難の中から再建された工房です。
工房は、以前とは違った新しい場所に開設されました。
ここ、広田半島は、被災当時、津波によって本土と半島が分断され。孤島になってしまい、支援物資が届かず、町全体で食べ物や水を集め、暖を取ってしのいでいたそうです。
おやきは。米粉を使った生地に広田半島でとれるものを具材にして包んでいるそうです。
とんちゃんは「カボチャ」と「ワカメ」のおやきをお土産に買いました。
家に帰ってから食べました。
カボチャは、中にびっしりカボチャ。(笑)
皮が厚くてしっかりした食感。その中にほんのり甘いカボチャ。
これ、けっこう美味しいですよ。
ワカメは写真撮り忘れちゃった・・・。
味付けされていて、これもまたいい味を出していました。
ごちそうさまでした。