店内は木造の古いお店です。
正面にカウンター席、小上りもあります。
厨房にはご主人、フロア係は女将さん。
ご主人は30年前とは違っている方のようです。
そうだろうなぁ・・・あのときで70代くらいだったからもう・・・。
そう思いながらカウンター席に座わって燗酒をオーダーしました。
◆燗酒
お酒はもちろん男山。
しかも2本も出てきました。
最初からお酒をオーダーすると2本出てくるんです。
そうそう、昔もそうでした。
そして・・・
小皿のつまみが出されました。
しかも2つ。
◆つまみ・漬物
1つは白菜の漬物。
◆つまみ・塩辛
もう1つは塩辛です。
この2つのつまみは、「お通し」なんですけど、普通のお店のお通しとはちょっと違う。
普通のお通しは、注文していない料理が勝手に出てきて、しかも別料金をとられますよね。
でもこのお店のつまみは、お店が勝手に出してくれうのは同じだけれど、無料なんです。
そして、料理の注文はこの紙に書いてくれ、とメモ紙とボールペンを渡されました。
改めてメニューを見てみました。
ビールも日本酒も【お通し付】なんです。
お酒をオーダーすると、お通しのつまみが1品もれなくついて来る。
そうそう、このシステム。それが昔のまんまあります。
男山は270円、上撰は380円。
お酒をオーダーすれば、軽いつまみがついてくる。
これは飲兵衛に優しいシステムだと思います。
メニューを見て初めて気が付きました。
ここのビールは・・・・
サッポロラガービールじゃないですか!ヽ(*'0'*)ツ
うっかりしていました。
日本酒を飲み終えそうになってから、赤星をオーダー。
ビールをオーダーしたら女将さんに驚かれました。
あら、たいていはビールの後で日本酒だけど、日本酒の後にビールなの?
珍しいわね。でも好みだから、どんな順番で飲んでもいいけどね、と。
そんな言いぐさは、客に失礼じゃネ?
しかし北海道人は、思ったことを素直に口にするんですよ。
ビール頼み忘れたんだ、なんてアホな回答しました。
◆身欠にしん
身欠きニシンは、ニシンを干した、硬い干し魚。
それを焼いて砂糖醤油の甘辛いタレでいただく。
昔からある飲兵衛の酒の肴です。
◆赤星
瓶ビールは赤星だったんですよ。うれしいなぁ。
赤星、やっぱり旨いです。
◆冷や奴
210円という安さだけど、しっかり量があります。
何か注文しないのか?とご主人。
愛想のよくないご主人は、ぶっきら棒に客に注文を促します。
お店からこういう風にぶしつけにオーダーを要求されるなんて、初めてです。
なんて失礼なやつだ!
・・・と思ってはいけない。
何かご注文なさいますか?というのをぶっきら棒流に言うと、ああなるんです。
◆やきとり・もつ
もつは、レバー。
串には長ネギではなくタマネギが間に入っています。
1人前が2本ではなく4本と量が多い。
しかもたったの230円という安さです。
レバーは焼きすぎずに絶妙な焼き加減。
だからタマネギはやや半生風。そこがまたいいのかも。
卵焼きをオーダーしている客がいて、卵焼きがおすすめ料理みたいです。
◆燗酒・男山
もう1本、燗酒を。
追加の日本酒は1本ずつ出されます。
ここに来たら、まずは赤星を味わってください。そして日本酒を。
そして4本しばりのやきとりを。
ご主人や女将さんとの会話がかなり独特ですけど、それもまた1つの味でしょう。
ごちそうさまでした。
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