◆コアップ・ガラナについて
コカコーラは、戦後に進駐軍向けに製造されていました。
そのコカコーラが、1956年に日本向けのボトラーを設立して、1957年からは日本向け製造が開始された。
それに対抗するために全国清涼飲料工業会は、新たな清涼飲料を作り出し、1960年から販売を開始しました。
それがブラジルで飲用されている「ガラナ」で、ブラジル大使館の協力を得て製造されたそうです。
その全国展開の統一ブランドが「コアップ(Co-Up)」。
協力(Corporation)して向上(Up)するという意味の造語です。
製品名は「コアップ・ガラナ」。
コアップ・ガラナのボトルは「京都の舞妓の立ち姿」からデザインされたそうです。
コカコーラのボトルがホブルスカートのイメージなのに対抗して、ですね。
そのコアップ・ガラナは、地方の零細飲料メーカーが販売しました。
でもコカコーラには対抗できず、ほとんどの地域で撤退してしまいました。
コカ・コーラに対抗しきれなかった日本コアップガラナ連合軍・・・
しかし!ヽ(*'0'*)ツ
北海道にコカ・コーラの進出したのは、全国より遅い1963年。
この遅れのおかげで、1960年から販売されたガラナが、コーラに先立って北海道中に広まったのです。
そして今も北海道ではガラナが販売されています。
幼少のとんちゃんはコカ・コーラではなく、ガラナを飲んでいました。
北海道で「コアップ・ガラナ」を製造しているのは、函館の近くにある七飯町の(株)小原。
関東では、かのホッピービバレッジが、同じく舞子ボトルのコアップ・ガラナを製造しています。
追記
「ガラナ・ジャパン」というサイトがあります。いろんなメーカーがガラナを販売しています。
⇒ガラナ・ジャパン:http://guarana.gr.jp/
北海道ではコアップガラナが一大勢力として残り、今も道民に飲みつがれています。
こうして「ガラナ」は道民のソウルドリンクなのです。ヽ(^◇^*)/
2015年4月2日の「秘密のケンミンSHOW!」で、北海道の地元では普通に売っている「ガラナ」と「やきそば弁当」と紹介されたとおりです。
さて、今回紹介するのは、そんなコアップ・ガラナのキャンディーです。
◆コアップガラナキャンディー
土産店ではなく、スーパーで売っていました。
【道産子のソウルキャンディー】だって。
原材料名を見ると、しっかりガラナエキスが入っている。
販売しているのは、コアップガラナを製造している(株)小原。
製造は、別の菓子メーカーでしょう。
小袋入りのキャンディーが18個。
コアップガラナ、Co-upと書かれています。
小袋の中には琥珀飴。
してそのお味は、甘い琥珀飴・・・
キター!!━━━━o(=>▽<=)o━━━━!! ガラナだー!
ガラナの味と香りが口の中に広がります。
コーラとはまたひと味違った味わいです。
北海道のお土産に1つ、ガラナはいかがですか?
ドリンクもお勧めですが、キャンディもなかなか乙ですよ。