札幌に帰省したときのこと。
実家の妹オススメのラーメン店へ。
濃厚豚骨系ラーメンが好まれる傾向にありますが、それって食べ飽きる。
毎日食べても飽きない美味しいラーメン、そんなラーメンに出会えました。
独特なロゴの看板が目印。
「MEN-EIJI 月寒FACTORY」さん。
「MEN-EIJI」は2006年に開業したラーメン店。
無化調の豚骨魚介スープに北海道産小麦を自家製麺した麺、北海道産の食材に拘ったラーメン店です。
多くのアワードを受賞し、『ミシュランガイド北海道2017特別版』でビブグルマンを獲得したお店。店主は、札幌の人気店「らーめん てつや」で修行、さらに東京の「九段 斑鳩」市谷本店で修行されたそうです。
ところで、看板にあった店のロゴを「日の丸」と称している情報が多いけど、それは違う。
ロゴは、自然の循環をイメージした太陽、山、川です。
MEN-EIJI店主自身が語っています。⇒MEN-EIJI店主のブログ記事
店内はとってもオシャレ。
店内すぐ左手にある券売機で食券を購入します。
妹は魚介豚骨醤油、息子は魚介豚骨醤油・大盛。
とんちゃんは札幌味噌ラーメン、カミサンは羅臼昆布ラーメン・塩。
サイドメニューの丼もいろいろ。
息子はさらにネギ丼。
お水や割りスープはセルフです。
無料トッピングもセルフでいただきます。
無料トッピングのテーブル。
刻みしょうが。
ニラパンチ、無限にんにく、おろしにんにく。
◆羅臼昆布ラーメン・塩
カミサンのオーダー です。
羅臼昆布の出汁に羅臼昆布の塩ダレを使った、まさに昆布味のラーメン。
トッピングにも昆布ととろろ昆布。そして鶏チャーシューです。
麺は、超強力小麦「ルルロッソ」を原料にした中太縮れ麺。
「ルルロッソ」北海道で開発された品種で、パスタの小麦・デュラム種に近く、生パスタなどに使われています。
澄んだスープは、昆布の味と香りがしっかり効いて、スッキリと美味しい。
そこにプリプリの麺がいいですね。
◆魚介豚骨醤油・大盛
鶏チャーシュー、赤タマネギのみじん切り、白髪ネギ、そしてジュレがトッピング。
スープは、はじめにアジ、イワシ、カツオなどの魚介系の旨みを感じ、そのあと豚骨スープの旨みが効いてくる。実に美味しいスープです。
ジュレは柚子風味。数種類の乾物から出汁をとり高知県産柚子皮で酸味と香りをつけたものだそうです。
◆ネギ丼
白髪ネギにタレがかかったシンプルな丼。
◆札幌味噌ラーメン
鶏チャーシュー、赤キャベツ、春菊がトッピング。
サッポロ味噌ラーメンに特有のモヤシなどの野菜がトッピングされていない？
すこしトロみのあるスープは、濃厚だけどとても優しく、すっと飲み込め、後味もいい。
とてもバランスがよくて美味しい。毎日食べても飽きない味です。
縮れのある中太麺がしっかりした食感。
小麦の香りと旨さを味わえる美味しい麺です。
これ、なんだと思いますか？
ゴボウです。
しっかりと灰汁抜きしてあって、ゴボウ臭さがとても弱い。
MENYA-EIJIは、北海道産材料に拘わるから、メンマではなくゴボウを使ったのでしょう。
メンマは、マチク（麻竹）を使った中国産や台湾産がほとんどで、孟宗竹を使った国産もあります。しか北海道では、孟宗竹が松前町だけにしかなく、北海道産メンマはありません。
鶏チャーシュー。
低温加熱で柔らかく、噛むと肉の旨味がジワーっと染み出す。
サッポロ味噌ラーメン特有の野菜がないと思ったら、なんと、麺の下に沈んでいました。
キャベツとモヤシ。
トッピングコーナーからとったニラパンチと無限にんにく。
ラーメンスープにオンです。
まさにパンチが効いてくる。
卓上に、コショウ、一味、こんぶ酢がある。
味噌ラーメンには一味唐辛子です。
その一味をかけて、辛さ増しに。
美味しい味噌味スープ。
最後はライスにかけて味噌雑炊で〆るのがベストです。
しかし「ダイエット、ダイエット、ダイエット！」と３回唱えて、我慢しました。
濃厚だけどスッキリしたスープに旨い麺のラーメン。
毎日でも通えるラーメンです。
ごちそうさまでした。