キムチが好きです。カミサンもキムチが好き。
子どももキムチが好きになって、いまやキムチ一家です。
だからうちの冷蔵庫には、いつも必ずキムチがあります。

でもキムチならなんでもいい、ってわけじゃぁないですよ。

キムチは辛ければいい、ってもんじゃぁ全然ないです。
キムチは辛さがウリなんじゃぁなくって、旨さがウリですね。
本来のキムチに使う唐辛子は、あまり辛くない種類です。そして甘みがあります。
そしてキムチの旨みは、魚介類が作り出すアミノ酸の具合。
具体的にはアミやイカ、果てはカキなどの塩辛なんかが入っているかどうかで全然違います。
うまみ調味料で旨みを出そうとしている、なんてのはもうダメですね。

スーパーで売っている国産のキムチのほとんどは、辛いだけで旨みがない。
だからスーパーでは、もっぱら韓国産のキムチを買います。
国産でも美味しいキムチであればもちろんOKです。
わが家が宅配の生協から買っているキムチもその1つです。

しかしそんなキムチ一家のキムチ選びにも問題が1つ。
さすがに、常備のキムチは子どもにはちょい辛すぎなんですね。
途中で辛さに負けて、たくさんは食べられない。(笑)

ところがその子どもが絶賛するキムチがありました。

実家に帰省したときのこと。
じじ、ばばが、孫(私の子ども)はキムチが好きなんだよねって、買って来てくれたキムチ。
辛さがやや控えめ。ほんの少し甘さもある。その甘さが辛さを和らげているみたい。
そして実に旨いのです。

子どもは、そのキムチを「おかず」にしてご飯を食べました。

だから実家から何か送ってくるときには、一緒に入れてもらいます。
帰省したときには、もちろん必ずそのキムチを買います。

それが、札幌の桑園にある「黄さんのキムチ」です。
「黄さん」は「ファンさん」と読むそうです。
おぉ、まさにファンのキムチです。