札幌に美味しいさぬきうどんのお店があるというので、やってきました。
手打ちうどんの「寺屋」さん。
- 北海道
店内にはいると、正面にレジ。
その前を右に折れると・・
おぉ、さぬきうどん店にはお決まりの「おでん」です。
店内はテーブル席が中心。
席が空くまで、待機用の椅子に座って待ちます。
３分ほどで、４人掛けのテーブルに案内されました。
カウンターの奥の厨房では、いなせでイケメンのおにいさんたちがうどんをつくっています。
メニューはクリアブックに入っています。
一番最初は「うどんすき」1800円です。
ぉぉおお！うどんすき！これは宴会に使えますよ。
カウンターの上の黒板には、一品料理と日本酒、焼酎のリストがある。
新政純米、真澄純米吟醸、大七純米生酛、国重吟醸が400円。
富乃宝山500円、左藤の白・黒600円。
うどんすきとお酒。
ここで軽い宴会って、とっても良さそうです。
さて注文です。
子どもは、かしわ天ざる880円、カミサンは、温かいかきあげ820円。
私は、基本の「ぶっかけ」にしようか・・いや、やっぱ「釜玉」だぁ。600円。
「いなり」も１つ注文しました。さぬきうどんにはお決まりですね。
おでんも注文しましょう。
これまたさぬきうどん屋にはお決まりですね。
香川産のちくわと香川産の平天、そして豆腐を注文しました。
釜玉は、他のものより時間がかかります、と言われました。
まず、子どものかしわ天ざる。
ざるうどんの脇に、天ぷらがあります。
鶏肉の天ぷらでした。
「かしわ天ざる」ってそうかぁ、かしわの天ぷらなんですね。
ササミの天ぷらが５枚ほど添えられています。
ササミなので柔らかく、黒胡椒がまぶされていてスパイシーです。
それにカボスを絞っていただきましょう。
うどんはどう？
あん？長くて食べにくいって？
あぁそうなんだよ。さぬきうどんは長いんだよ。
がんばってくださいネ。
椅子から立たなくていいよ、座ってかみ切りな。
で、うどんの味はどうなの？歯ごたえは？
かたいって？それが腰ってもんだよ。どうだ？
腰が強くて、美味しい、って？
うんうん、そうですか、それはよかった。
おとうさん食べてみるかって？ありがとう。
でも大丈夫、もうすぐ来るから。全部食べていいよ。
テーブルには、天かすが入った丼があります。
これをつけ汁に入れると、さらに美味しいですね。
おでんは、すぐに来ました。
ちくわも平天も、どっちも弾力があります。
箸でサクサク切れる、っていう感じじゃありません。
関西風の薄い色で出汁が利いている。
おでんは塩気が薄くて、柚子味噌をつけていただきます。なかなか旨いよ。
これをつまみにお酒ってのもいいですよ、きっと。
「いなり」も１つ。ガリも添えられています。
ふっくらふくらんだ「おいなり」さん。
お揚げの味は出汁は利いているけど薄味。
中の酢飯も薄味で、白胡麻が入っています。
さっぱりしていて、これまた美味です。
カミサンの温かいかきあげ。
ぉぉおお！すごい大きなかき揚げです。
もちろん揚げたての熱々。
中身は、タマネギ、カボチャ、ゴボウ、桜エビ、イカが入っています。
ゴボウの香りがいいですね。
カミサンはかき揚げを全部食べきれなくて、食べ残しを私にくれました。
でもかき揚げが溶けちゃって・・・
テーブルの上には、竹の籠に入った赤い漆（？）のスプーンが置いてあります。
そういうときのためのスプーンですね。
これで溶けたかき揚げをさらっていただきました。
美味しいです。ゴボウの香りがいいね。
釜玉は、やや遅れてやって来ました。
熱いうどんに半熟の卵が絡まっています。
そこにカツオ節と九条ネギがトッピングされている。
熱いうどんの上で、カツオ節がクネクネと踊っています。
テーブルの上には、白い陶器の器に入った生醤油。
出汁醤油じゃなくって、この生醤油をうどんにかけます。
これが本来の食べ方です。
醤油をかけて・・・それをグチャグチャとまぜていただきます。
腰が強くて、しかもモチっとしたうどんです。
釜揚げなので、ゆで上がった麺を釜から取り出した状態のままの麺、水で洗って締めた麺じゃないので、少し柔らかめなになります。
うん、旨いです。とっても満足です。
また来ようと思います。
ごちそうさまでした。
後で知ったことですが、Mr.ぴいさんの情報では、ご主人は香川県の「はりや」で修行されたそうです。写真で見ると、料理の感じがよく似ています。
メニューを掲げておきます。