店内はカウンター13席に4人掛けのテーブルが6つほどある。
パイプのテーブル、パイプの丸椅子の座面には穴が開いている。
大衆酒場はこうじゃなくっちゃね。
入るなり、
「うちはもつ焼きだけど、いいですか?」
って、元気なおばちゃん。
私ら一見さんだもんね。
「だいじょうぶだよ!」
「お酒は何になさいますかぁ?」
もうビールはいいから、焼酎だな。
「どうやって飲まれますかぁ?」
サワーにするかな・・。
テーブルの上には4合瓶に入った茶色い液体。
これは焼酎の梅割り専用の「梅」です。
一升瓶入りの業務用しか売っていないよ、ってお店の人が言っている。
ならばきっと、三ノ輪にある羽衣飲料製造という会社が出している「天羽の梅」の「梅」でしょうか。
これをストレートの焼酎に少し入れて、飲む。
それが梅割り、本来のスタイルです。
もつ焼きには梅割りですよ。
でも、ハイサワー割りにしました。
ちょっと日和ってます(これ死語だな、きっと)。
グラスに氷と焼酎が入って出てきます。
それにハイサワーを注いで。「梅」もいれました。
突き出しに出てきたのは塩豆。
ポリポリつまみましょう。
「ラッキョウ食べてみる?」とおばちゃん。
甘くない、塩漬けのラッキョウだ、っていうんで、お願いしました。
「これは酒に合うね!」
「そうでしょう!」
自慢されました。(笑)
煮込みをオーダー。
やっぱり煮込みだよね。
器に溢れんばかりに入っている。
じっくり煮込まれていて、コラーゲンたっぷり。
うまいよ!
そうそう、煮込みには唐辛子をたっぷり入れようね。
テーブルには一味唐辛子のほかに、山椒とガーリックパウダーが置いてある。
ガーリック!好きだよ。いいねぇ・・。
もつ焼きも出てきました。
タンとハツ。
表面にキツイ焦げ目がついていますけど、焼き過ぎていない。
「うちはガスじゃないよ、備長炭で焼いているからね。」とおばちゃん。
なるほど、高温で焼いているんですね。
「モツも毎日新鮮なのを仕入れているんだよ。」
元気なおばちゃんが自慢する。
うん、そうなんだよね。
モツに豚独特の臭みが全くないんです。
これはかなり新鮮な内臓を使っています。
大衆酒場なんて言って、侮れないぞ!
レバー。表面は焦げているけど、中がネットリ。
豚のタンはネットリ感があって、牛より好きです。
しかも新鮮なんでしょうね。臭みが無くって、実に旨い。
これは大変にいいお店でしたよ。
ここに店を開いたのは昭和35年だって。
現在の店主で2代目だそうです。
大衆酒場の老舗です。
つまみが減って、まだ飲むな、と見ると、おばちゃんが次のオーダーを勧めてきます。いいタイミングだ。
ししとう。
しいたけ。さっと醤油がかかっている。
肉厚のシイタケ、ドンコですね。美味しいよ。
銀杏。精がつくかな?
いやぁ!美味しかったよ。
モツがとっても旨いよ!
焼酎の梅割り、いいねぇ・・。(実はサワーだったよな)
そう良いながら、焼酎のボトルを入れた(と思います・・)
締めて4人で1万円弱。
1月下旬だったんで、帰りに際にお年賀の缶入り七味唐辛子をいただきました。
ごちそうさまでした。
また来るね!
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