トレー入りのくさや。
焼いたくさやを食べやすい大きさにほぐして、真空パックしてあります。
くさやは焼くときに恐ろしく臭います。
マンションなんかで焼いちゃうと、きっと苦情殺到です。
それで焼いてパック詰めしたものを売っているんですね。
これを1つ購入しました。
でもこれだけじゃ、やっぱ淋しいな。
焼いていない、オリジナルのくさやもほしいなぁ。
「焼くと臭いけど、だいじょうぶ?」
苦い、いや”臭い”経験をしたWさんが心配してくれます。
やっぱり、くさいかなぁ・・?
お店の人に聞てみました。
「臭いますけど、お隣と離れていれば大丈夫でしょう。」だって。
どうしよう・・・。
ぇえい、いいや!とにかく買って帰ろう!
ということでホールを1匹買いました。
すり身なんかも売っています。
さて、くさやを買って帰宅しました。
「お土産にくさや買ってきたよ!」
「私は食べません!」
「えっ?くさや嫌いだっけ?」
「嫌いです!あなただけで食べて下さい!」
あっ、これはちょっとヤバかったなぁ。
「臭いから焼くときに気をつけてよ!」
「はい!」
完全にダメ出しです。
どう気をつけたらいいのかわかんないけど・・・。
とりあえず、くさやを冷蔵庫に入れました。
さて、買ってきたくさやを見てみましょうね。
まずはホールのくさや。
「三宅島特産 本場くさや」の包み紙。
包装紙を開くと、魚屋さんがよく使う緑色の薄い紙に包まれています。
真空パックされた「くさや」登場。
なかなか立派なお姿です。
冷凍しておいたので、パッケージの表面に霜がついています。
裏には色々と説明書き。
くさやの原料は青ムロアジです。
あら、これは鹿児島産です。時期によるのかな。
青ムロアジと塩しか使っていません。
事業再開のお礼。
「くさやの由来と特徴」が書いてあります。
HPの説明の方が詳しいです。
http://homepage2.nifty.com/kusaya-seiryou/origin.html
食べ方も書いてあります。
炭火で焼くのが絶品だけど、ガスコンロで焼く約場合には弱火でじっくり焼いて、素焼きをそのまま食べるのが最高ですって。
焼きたての熱いうちに細かくほぐし、お酒や醤油、酢などを少量かけて味付けしたり、マヨネーズと唐辛子を混ぜてつけて食べるのもいい。
お茶漬けも風味格別、ですって。
「マヨネーズと唐辛子」なんて、スルメとかコマイの食べ方と同じですね。
HPには「明日葉マヨあえ」とか、くさやをアンチョビ替わりにした「くさやピザ」も紹介されています。
こっちが「焼くさや」。
海をイメージしてか、青いパッケージです。
こちらは「東京都産」の青ムロアジを使ったくさやです。
トレーに入ったまま真空パックされています。
真空パックから取り出せば、そのままいただけます。
実食!
噛みしめたとたんに、塩味と独特の旨みが口の中に広がります。
そうそう、この味だよ、ムグ、ムグ。
んむ、やっぱり、うまいね!
そして、あの何とも不思議な香りが口の中から鼻へと抜けて行きます。
不思議な発酵臭。いい香りというか、臭いというか・・・。
それもまた臭い「くさや」の特徴ですから。
もちろん酒を飲んでますよ。
酒を飲みながらいただくからこそ、くさやの旨味が味わえるんです。
旨いです。でも・・・
切り身を4個くらい食べたころのこと・・
不思議な感覚になるんです。
胃が、イヤーンってクネクネするというか・・
胸が、あぁもうダメーって身もだえるというか・・・
胃の中にある独特な味と香りの集合物のせいで、身体がイヤよーんを始めるんです。
くさやを食べると、いつも行き着く現象です。
これって、わたしだけでしょうか・・
ともかく、のこりは次回にしましょう。
明日も、明後日もあることですし。
慌てて食べなくってもいいからね。
ごちそうさまでした。
そうそう、ホールのくさやはまだ焼いていません。
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