ある夜、とある事務所で部屋飲みして、あまり遅くならないうちに家路についた電車の中・・・。
「お客さん、終点ですよ。」
えっ!
ここどこ?
どういうわけか我孫子駅。時刻は1:30。
上りも下りも、もう電車はありません。
なぜ、こんな遅い時刻にここにいるのか、自分でもわからない。
しかし、ここにこうしているのは、事実。
これからどうしたらいいんだろ・・・・・。
この近くで泊まれるところは・・・ない?
タクシーに乗ろうかな・・・高くつくなぁ・・。
どうすんべ?
そのとき、ふと思ったんです。
震災があったら、家まで歩いて帰らないといけことになるんだよな、って。
じゃぁ、今夜は歩いてみようかな?
そう決意する。
そうすると、長丁場に備えて腹ごしらえが必要だなぁ。
都合の良いことに、駅下に「日高屋」がありました。
中華そばが、たったの390円。
そうそう、ここのラーメン意外に旨いんだよ。
店内に入ると、もうすぐラストオダーですけどいいでいいですか、と告げられる。
ええ、いいですよ、とお答え。
もちろん長居はしませんから。
店内の客は1人。とんちゃんを含めて2人だけ。
淋しい夜食です。
何にしようかな。
ラーメンに餃子ももらおうかな?
いや、深夜に食い過ぎちゃいかん。シンプルにラーメンだけにしよう。
5分くらいでラーメン到着。
トッピングはチャーシュー2枚、焼きのり、めんま、刻みネギというシンプルな構成。
スープから醤油と出汁の良い香りがする。
スープは透明ではなく、少し濁っている。
出汁は鶏と豚骨なんでしょうか。
味はやや甘め。
チャーシューを煮た汁をカエシに使っているような感じの味。
それって、まさに「中華そば」の基本だと思うんです。
そして無化調風なところが、ここのラーメンを好きな理由の1つかもしれない。
そうそう、この味だよね、と確認する。
セントラルキッチンで作るスープだから、店舗による味のブレがないんだろうな。
麺は透明感のある中太のちぢれ麺。
スープとの絡みはあまりよくないので、スープをすすりながらいただきます。
チャーシューは小さなロースが2切れ。
旨い味です。このチャーシューメンもいいかも。
メンマもしっかり味が付いている。
メンマやチャーシューをつまみにビール、ってのもいいな。
やっぱ、ここのスープは好きだな、っていうことを確認しました。
あら、今夜は意外に酔ってないのね?
あぁ、そうか・・・電車でずいぶんと睡眠したのかも。(苦笑)
さて、深夜の長い長いウォーキングに向かいましょうかね。
ごちそうさまでした。
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