ほのかな燻し味の逸品に出会える隠れ家 鎌倉燻製食堂 燻太@神奈川県鎌倉市 鎌倉・江の島へ夫婦旅行 (6) [ その他関東]
東日本大震災から13年目。亡くなった方々のご冥福を祈り、被災地の未来を願います。
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鎌倉・江の島へ1泊の夫婦旅行をしたときのことを連載中。
今回の旅行は、すべてをカミサンに一任。夕食は、カミサンがチョイスしたお店へ。
場所は材木座の住宅街の中。
小さなお店なので予約して向かいました。
「燻製食堂 燻太」さん。
旗がなければ全く普通の住宅です。
目印はこの赤い旗。
そしてメニューの立看板。
ここは、2016年にオープンした「燻製工房 燻太」さんが開いているレストラン。
昼は食堂、夜は居酒屋だけど、20時ラストオーダーという早じまいのお店です。
建物脇の住宅の玄関から入ります。
店内も普通の住宅で、靴を脱いで上がります。
リビングに6人掛テーブルが1卓だけ。
そしてカウンターが4席。
とても小さなお店です。
グループ客が来られるということなので、カミサンと私はカウンター席に座りました。
相席でもOKです。
BGMはJポップ。レコードやCDも並んでる。いい感じですね。
さてドリンクはビールから。
このお店のビールはサッポロビールの赤星のみ。いいですね!
でもね、目の前にクラフトビールが並んで、飲みなよ!と誘ってるのよ。
宮城県日南市にある日南麦酒(株)のビール。
日南クラフトビールが4種類。
カミサンが、苦味の強い方から2つをササっと選びました。
◆木崎浜ペールエールと坂元棚田エール
どちらも「エール」というタイプのビール。
日本で馴染みのある「ラガー」とこの「エール」とは醸造方法が違います。エールは昔ながらの醸造方法で香りが強い。
ラガーは下面発酵製法で、エールは上面発酵製法で、作られます。
・・・って言われても、意味わかんよね。
下面、上面というのは、発酵が進んだ時に酵母菌が醸造タンクにある場所のこと。
エールの上面発酵は、常温(15~20℃)で発酵させる醸造方法。
ラガーの下面発酵は、低温(5~10℃)で長時間かけて発酵させる醸造方法。
下面発酵の製法は、19世紀に冷蔵庫を使って大量生産されるようになってからの新しい醸造法。それ以前の伝統的製法が上面発酵のエールです。
木崎浜ペールエール。
クラフトビール初心者から楽しめる飲み易さと飲みごたえのあるテイストを兼ね備えたビールですって。
ペールエールとは、淡い色(pale)のエールという意味ですけど、普通のラガービールよりは濃い色です。味は、淡いどころかモルトのコクがあって、 ホップが効いています。
坂元棚田エール。
「日本の棚田百選」に選ばれた坂元棚田で作った米の旨味が加わったセゾンビールですって。
セゾン(Saison)とは「季節」のことで、ベルギー発祥の夏用のビールのこと。冬に仕込んで夏まで貯蔵するため、工夫されたビール。フルーティーな香りのビールです。
木崎浜ペールエールの原料は麦芽だけ、坂元棚田エールは小麦と米を使っている。
どっちも緑茶葉が入ってるんですね。隠し味かな。
さて料理のオーダー。これまたカミサンに一任!
どれも美味しそう・・・。
◆本日のお野菜ピクルス
爽やかで軽い酸味のピクルス。これはおいしい。
◆お豆とベーコンサラダ
お店自家製のベーコンが旨みと香りをプラスしています。
このお店のウリ、燻製料理から。
◆いぶりがっこチーズ
これはもう旨いに決まっている。
◆厚切りベーコンステーキ
燻製ベーコンをさらに炙り。これはメチャ旨。ポテサラがいい。
カウンターの上に書いてあるメニューが、ずっと気になってるんです。
【台湾的美味】
台湾腸詰。これ、絶対に旨いよ!
メニューにも載ってます。
◆自家製台湾腸詰
皮がパリッとして、噛むと肉汁と脂が染み出し、ちょっと甘みがあるのが腸詰の味。
これ大好きなんです。カミサンもこれが好きなの。
◆壺出し紹興酒
中国の腸詰には、中国のお酒ですよね。(*^▽^*)
15年物の紹興酒は、とてもまろやか。美味しい紹興酒です。
カミサンも少しだけいただきました。
そしてカミサンはレモンサワー。
◆レモンサワー
爽やかです。
◆本日の白身魚お刺身
軽く燻製した鯛にオリーブオイルをかけたカルパッチョです。
柚子胡椒でいただきます。
燻製はほんの軽くて、鯛の旨みが増していて、こいつは旨い!
ココワイナリーのワインがある。カルパッチョなら白ワインもいいですね。
でも、やっぱり日本酒がいいな。しっかり1合あるし。( ^∇^)
◆清泉 雪
新潟県長岡市にある久須美酒造のお酒。
幻の酒米「亀の尾」を復活させ、「夏子の酒」(尾瀬あきら作)のモチーフとなった酒蔵です。
さらりとして、柔らかな口当たりのお酒です。
お漬物を出してくれました。
かみさんはご飯もの。
◆燻製シラスのわっぱ飯
「わっぱ」とは、杉の薄い板を曲げて作った弁当箱のこと。
それにご飯を盛って具材をのせたものが「わっぱ飯」。新潟県や福島県会津地方の郷土料理です。
ただしこの容器は、弁当箱の「わっぱ」ではなく、蒸籠(セイロ)です。
横浜中華街にある蒸籠専門店「照宝」のせいろです。
わっぱ飯に小鉢、漬物、味噌汁つき。
大小2種類のシラスが盛られています。
どう違うのかお聞きすればよかったな・・・。
でも実は、この時点でかなり酔っていて、シラスの大きさに気が付かなかったんです。
軽く燻製したしらす飯が、とっても美味!
ネギを散らした味噌汁。
このお店のポテサラはおいしいです。
カブのお漬物。
鎌倉に来たらシラスを食べようと思っていたようで、ここで美味しいシラスが食べられてよかったですね。
どの料理も美味しくて、感激しました。
小さなお店で静かに食事できるのはいいですね。
とんちゃんは、ついつい予定以上に飲んでしまったし。(*^▽^*)
会計を清算して名刺をいただきました。
ごちそうさまでした。
ご紹介しなかったメニューを最後に掲げます。
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