鉄骨造りなので建物が残っているようです。
1階も2階も破壊されていますけど、営業を続けられているようです。
道路の両側は何もないですけど、改修されている家屋もあります。
大船渡市は、津波浸水区域での新築を見合わせるよう市民にお願いしています。
市の復興計画を決めるまで、被災家屋の修繕以外は建築を見合わせてくださいということです。
ただし後で見るように、ここはその地区ではありません。
旅館の裏手には工事関係者の宿泊所。
被災の様子を地図で示しておきます。
写真の中央【+】はJR大船渡駅です。
日本地理学会津波被災マップ:
http://map311.ecom-plat.jp/map/map/?mid=40&cid=3&gid=0
このサイトの最下段「住所」欄に「大船渡駅」と入力するとこの地図が出ます。
赤が津波の遡上範囲、青は家屋の多くが名がされた範囲です。
川の両側は工業地帯なため被害が大きくても青くなっていません。
大船渡市役所は、写真の左上の「日本地理学会津波被害マップ」と書かれたところのさらに左上、赤い浸水域の端あたりです。
被災後の写真です。
先の写真の青い部分や工業地域の建物が消失しています。
もう少し近寄ってみます。
大船渡駅周囲の被災前の様子です。
被災後の様子。
市街が壊滅してしまった様子がよくわかります。
泊まった「只野旅館」さんは、この地図の浸水域の一番北あたり。
夕食をいただいた「北の味処 鰣不知」さんは、駅の南側で、川を渡ったあたり。
周囲は何もないから遠くから仮設商店街が見えたんです。
大船渡市では復興に向けた計画や工事が進められています。
大船渡市復興計画推進委員会:
http://www.city.ofunato.iwate.jp/www/contents/1343284558166/
防潮堤が築かれ、赤い斜線の部分は区画整理が行われるそうです。
只野旅館さんのところは区画整理地区には入っていない。
区画整理地区は海よりの東側が商業地区、西側が居住地区になるようです。
これから土盛り工事などが行われるのだと思います。
復興への道のりはまだまだです。早い実現を願っています。