岩手県に行ったときのこと。
いまでは一関市になった旧川崎町にある道の駅「かわさき」。
この左側に別館があって、そこには「がっつり亭」があります。
南三陸町志津川で飲食店を経営していたけれど東日本大震災で店舗を失った方が、その年にここに移転オープンしたお店ということなので、伺ってみました。
でも名前のとおり「がっつり」系みたい・・・。
なので、「あかりや」さんを見てみると・・・
入り口脇に大きなメニューが掲げられている。
おそばなんていいんじゃない？ってことで建物の中へ入りました。
建物に入って左側にレストランの入り口。
緑色の暖簾に小さく「あかりや」と書いてあります。
サンプルが展示してありますけど、まぁ、中に入ってからオーダーを考えましょう。
店内は手前にテーブル席、奥に座敷があります。
テーブル席の間には布の目隠しが下がっていた、目隠しになってます。
意外に気を使ったつくりになっています。
さて、メニュー。
冷たいそば。でも寒いから、冷たい蕎麦はパスしましょう。
ここはやはり、温かい蕎麦でしょう。
ぉおっと！ふかひれそばだって！
気仙沼は日本で最もフカヒレの水揚げ多い漁港ですからね。
ふかひれスープの材料に使用しているヨシキリザメは準絶滅危惧種。
中国料理の食材として珍重されているフカヒレ欲しさのために、一部の地域ではFinningという、ヒレだけを取るためにサメを殺戮し、その他の部分は海上で投棄するという、ことが行われいる。
でも気仙沼のフカヒレは、マグロ延縄漁業の際に釣れたサメからとられたもので、それとは違います。
でもフカヒレはいいや。
産直野菜天そばがいいかな。
うなぎ、塩天丼、カツ丼もある。
モズクガニで出汁をとった、かにばっとうがある。
「ばっとう」は「ひっつみ」のことですね。
◆産直野菜天そば
その名の通り野菜天がいろいろ載っています。
つゆは黒い色をしていて、カツオと昆布の出汁がしっかりある。
おや？マイタケの香りもします。
そばは細く茶色い田舎そばで、一見、立ち蕎麦の麺と同じ感じですけど、いえいえそうじゃない。
麺の中に星が点々と見えますよ。
生麺を茹でたんでしょう、腰も意外にあって噛み応えがいい。
これは意外に美味しいじゃないですか。
岩手県は蕎麦がうまい地域ですけど、ここもグッドです。
これはサツマイモ？と思ったら、ヤーコンみたいだ。
全然、油臭くなくて、新鮮な油で揚げているようです。
サクッとした食感。これは長いもの天ぷらです。
ナスの天ぷらはシットリ。
マイタケ天。これがいい香り。
揚げたての天ぷらがうまくて、蕎麦もなかなか旨い。
ごちそうさまでした。
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