昨日の記事は地元にある四川料理を掲げる中華店で麻婆豆腐定食でした。
そのお店のレジでキャンディーをいただきました。
今日はこのキャンディーのことを紹介します。
可愛らしい兎のロゴがついた包み紙。
「大白兎奶糖」と書いてあります。
「奶糖」の「奶」はミルク(乳)のことで、「奶糖」はミルクキャンディーのこと。
だから「大白兎」印のミルクキャンディーってことです。
これが世界的になかなか有名なキャンディーだったんです。
昨日の記事は地元にある四川料理を掲げる中華店で麻婆豆腐定食でした。
そのお店のレジでキャンディーをいただきました。
今日はこのキャンディーのことを紹介します。
可愛らしい兎のロゴがついた包み紙。
「大白兎奶糖」と書いてあります。
「奶糖」の「奶」はミルク(乳)のことで、「奶糖」はミルクキャンディーのこと。
だから「大白兎」印のミルクキャンディーってことです。
これが世界的になかなか有名なキャンディーだったんです。
中にはオブラートで包んだ円柱状のミルクキャンディーが入っています。
切り絵のような向かい合った白兎の絵。
「上海冠生园(園)食品有限公司」製造のお菓子です。
有限公司は株式会社のこと。
座っている兎のロゴにも、飛び跳ねている兎のロゴにも、登録商標(Registered Trademark)のⓇマークがついているじゃないですか。中国もちゃんと著作権を保護する制度はあるんですね。
さて、キャンディーの味ですが・・・
甘さ控えめのミルキーって感じで、なかなか美味しいです。(*^0゚)v
このキャンディーのことを調べてみました。
上海冠生园食品有限公司のHPもあります。
⇒上海冠生园食品有限公司
沿革は中国語上海うさぎさんの記事に詳しい。
⇒「上海大白兔奶糖」―上海特濃ミルク飴について
その記事を編集すると、こんな沿革らしい。
製造元の「冠生園」は、1918年創業の老舗食品会社。
1943年に、イギリスのミルク飴をマネして作ったものが「大白兎奶糖」の前身。
当時の包装紙のイメージはミッキーマウスだったそうです。
1950年に、その食品会社が国有化された。
現在、「冠生園」は国有企業・上海関勝元食品有限公司グループの会社なので、それに吸収されたということでしょう。
1959年に白い兔のイメージが誕生した。
当初は「横たわった姿勢」だったそうで、包み紙の座ったデザインのことみたい。
そのデザインが1959年来、不変だそうです。
その後、「大白兔奶糖」は中国を代表するキャンディーとなり、周恩来総理が1972年に中国を訪問したニクソン米国大統領への贈り物に、この「大白兔奶糖」を選んだそうです。
それ以来、アメリカで「White Rabbit Candy」と呼ばれ、チャイナタウンの人気商品になりました。
現在年間国内の売り上げは146億元に上り、50ほどの国や地域に輸出されているそうです。
今回いただいたのは「ミルク味」ですが。
そのほかにもコーヒー味、ヨーグルト味など様々な味があるようです。
⇒上海冠生园食品有限公司HPから
ミルク味 | コーヒー味 | ミント味 |
| ||
コーン味 | 黒糖味 | ヨーグルト味 |
ゴールデンラビット |
しかも2016年には、仏ファッションブランド「agnes b.」のデザイナーが手がけた特別限定包装バージョンが発売され、価格の高さも含めてインターネット上で話題となっているそうです。
⇒老舗駄菓子にアニエス版 大白兎奶糖、価格も10倍で話題
(「老舗駄菓子にアニエス版 大白兎奶糖、価格も10倍で話題」より)
「大白兎奶糖」の原材料は、砂糖、麦芽糖、全脂乳粉、バター、香蘭素、食用澱粉、水、モノステアリン酸グリセリン。
「香蘭素」はバニリンで、バニラの香りの主成分。「モノステアリン酸グリセリン」は「グリセリン脂肪酸エステル」と呼ばれる食品添加物で、乳化剤です。
中国では2008年に粉ミルクにメラミンが混入されて、腎臓結石で乳幼児6人が死亡し、29万人が被害を受けるという事件がありました。
メラミンは牛の飼料に混入されたため、粉ミルクだけでなく乳製品全般にメラミンが混入し、この大白兎奶糖でもメラミンが検出されて、発売が一時中止されたそうです。
その後、検査が行われ、現在はこうして販売されています。