手袋を「はく」

北海道と東北、そして沖縄、京都で手袋を「はく」と言うらしいことがわかった。
だからきっと古い言葉なんだろう、っていう推測をした。

そして「はく」から「つける」への変化は明治ではないか?という結論を出した。

かつては「はく」だったものが、明治以降には「つける」になった。
「つける」は意外に新しい用法だってことになる。

しかしなぜ、北海道、東北や沖縄、京都で「はく」が残っているのだろう?

一般には手袋なんてほとんど冬にしか使わないものだから、冬の短い地域では手袋を「はく」なんて言葉は、使う頻度が少なくて、この100年くらいの間に下品な言葉として捨てられたのかもしれない。

逆に寒くて手袋装着頻度の高い東北や北海道では手袋を「はく」という言葉がまだ残っているのか。

京都は言葉の保守性から説明がつきそうな気がする。
沖縄は?わからない。