もともとは喫茶店なんだけどいろんな料理があって、それがみんなおいしいという評判のお店がある、という情報をカミサンが聞きつけてきた。
場所は、牛久市の小坂団地という、牛久駅から６キロほど岡見町の近く。
カミサンの母が来て牛久大仏を観に行く機会に立ち寄ることにしました。
プリントしたはずの地図が、肝腎のところが切れていて場所がよくわからない。
小坂団地の真ん中にある商店街で、たぶんこのあたり・・・とキョロキョロしながら車を走らせる。
と、突然「あった！」とカミサンが叫ぶ。
シャルマンの看板です。
お店は住宅風。２階が住居ですね。お店の前が広い駐車スペースになっている。
ちなみにシャルマンって、チャーミングのフランス語です。
店内は、床も壁も天井も木材を張った内装で、落ち着いた感じ。
４人掛けと２人掛けのテーブル席が４卓づつあります。カウンターは４席。
カウンターの向こうで年配のマスターが働いています。
私たちは入り口近くのテーブルに席をとりました。
フロアの配膳係は、もう１人の年配の男性。
あとで伺うと、マスターの妹さんのご主人とか。２組のご夫婦でお店をしていて、奥さんは厨房に入っているようです。
さてここは、焙煎室があって、コーヒーを自家焙煎している本格的な喫茶店です。
自家焙煎のコーヒーは、ブレンド、アメリカン、カフェ・オ・レ、ウインナ、コーヒーフロートなど。ストレートコーヒーは、ハラリモカ、キリマンジャロ、コロンビア、ブラジル、マンデリンがあって、これらが400円前後で飲めます。
しかもメニューを開くと実に多彩な料理が並んでいるところが面白い。
メニューの写真は後ろに掲げますが、その一部はこんな感じ。
定食：しょうが焼き定食やハンバーグ定食が1000円
ご飯物：エビピラフ740円、かつカレー890円
パスタ：ナポリタンやミートソースが630円
ラーメン（！）450円、焼きそば470円
パン ：ホットケーキ420円、ピザトースト580円、ミックスサンド530円
ピッザ：サラミピッザ740円
一品料理で、玉ねぎと豚肉のカレー炒めや、おでんもあります。
ソフトドリンクはココア、レモンスカッシュ、クリームソーダーの定番の他に、アーモンド・オ・レ、ブルーハワイジュース、バナナジュースなど色々。
アイスやパフェもあります。
紅茶もいろいろ、フラッペもいろいろあります。（メニューの写真なし）
メニューが色々あって、何を食べるかかなり迷うんですけど、私たちが食べたものはというと。
子どもは、かつラーメン740円。
衣がしっかり揚がった手製の豚カツが入っています。かなりのボリューム。
スープはシンプルな醤油味で、私はこの味がとても好き。子どもがラーメンを食べた後で、スープだけ飲み干してしまった。（笑）
私はドライカレー630円。福新漬けが添えられています。
ニンジン、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームの入ったカレー炒めですね。
こういう味、昔の喫茶店にはよくあったよなぁ。すっごく懐かしい。
ワカメのスープがついています。
カミサンとおばあちゃんは、ナポリタン。
太いスパゲティ、ケチャップがたっぷりで、いかにもって感じのナポリタン。食べる前から味が想像できますけど、そこが嬉しいところ。これまた懐かしい。
具はドライカレーと同じ。
ナポリタンには、たっぷりのサラダもついてきます。
「お子さんにどうぞ」って出されたのは、
なんとブルーハワイジュースのサービス。
綺麗な色です（もちろん着色）。フラッペ（かき氷）のシロップでつくったジュースですね。すごく甘いけど、でも美味しいって。
みんな食事を食べ終わって、美味しかったと満足。
せっかくだから食後にデザートでも食べましょうか。
で、これまたどれにするか、いろいろ悩むところ。
子どもはチョコレートパフェ。すごい！
下はチョコレートとアイス、上は生クリームとチョコレート。周りに缶詰のみかんがびっしり並んでいる。
チョコレートの甘さが少ないから、意外にも甘過ぎなくて、かなり旨いです。
カミサンとおばあちゃん、２人で１つのカルーア・アイスクリーム。
アイスにコーヒーリキュールがかかっているだけ。
しかしこれがメチャウマ。
ここの店は、アイス自体が旨い。それにコーヒーリキュールの味と香りがバニラの香り、アイスの甘さと合わさって、たまらんちゃん。
あまりの美味しさに、カミサンがもう１つ注文しました。
私は超シンプルにブレンドコーヒー（シャルマン・ブレンド）370円。
メニューの説明のように、芳香とコクがあって後味がいい。苦み酸味は弱い。
専門店らしく、豆もコーヒーの落とし方も、すばらしい。
いやぁ、美味しかった。
食事のできる喫茶店って、昔はよくあったよなぁ。ラーメン出す店も中にはあった。このお店みたいに美味しい店は少なかったけどね。
今は、喫茶店自体が消滅していて、寂しい限りです。
帰り際にマスターと色々話をしたけど、脱サラしたマスターが1965年頃にこのお店を開いたそうです。この建物は、その10年ほど後で建てたものというから、私が毎日のように喫茶店にお世話になっていたころです。それだけでも懐かしい。
また食事したりコーヒーを飲みに来たいお店です。
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