わが社のＢ級グルメ王と崇めるＳさんに「函館に寄るんです」って言ったら・・。
「これ、どうです？」と不思議な笑顔で写真を見せられた。
それは畏るべき食べものの写真。
とんでもなく幾重にも重ねられた巨大はハンバーガーの写真なのだ。
函館のご当地ハンバーガーショップだけで提供される強烈ハンバーガー。
こう書くと知ってる人にはもう通じてるかもね。
そのお店は「ラッキーピエロ」さん。
今回は、函館空港から歩いてもいける距離にある戸倉店。
赤い瓦の建物。
右には、聖堂みたいな建物のトップに風車がある。
地元では「ラッピ」なんて呼ばれているお店です。
ラッキーピエロは現在15店舗あるそうですが、それぞれがテーマを持っている。
ここ戸倉店は「ハンバーガー歴史店」。
ハンバーガー発祥地はアメリカだけど、1920年代～1960年代のアメリカのハンバーガーショップのポスターがいっぱい飾られている。
天井に400枚、壁には額縁入りの写真が150枚だそうだ。
お店に入ると「ようこそいらっしゃいませ」と書かれたプレートがお出迎え。
レジでメニューを注文してから席へどうぞ、って書いてあるけど
メニューがわかんないから、すこしお勉強。
ハンバーガーとカレー。
オムレツにハンバーグ、とんかつ・・。
ピザもあるのね。
デカ盛りメニューですか。
１．社長盛りハンバーグ
２．山盛りカレーライス
３．オムライスよくばり全部のせ丼
４．長崎は今日もトルコライス
５，THE フトッチョハンバーガー
６．函館山ハンバーガー
面白いネーミングで、しかしどんな中身かさっぱりわからない料理だ。
しかし実は私のオーダーは決まっているんです。
そう、わが社のＢ級グルメ王が示したメニューです。
それは「THE フトッチョハンバーガー」800円。
１日２０個限定で、元祖でぶやも「まいうー」と唸ったとか。
なもんで、実はすぐにレジに行ったんです。
あら！今日は25%引きの日なんですか！うれしぃ！
ということで、なんと通常800円の太っちょバーガーが、なんと600円。
すっごく嬉しいです。
注文してから、聖堂のようなところに席を取ったんですが、ここは喫煙席。
近くでどこかの営業風のおばさん達がタバコをプカプカするんで、退散。
禁煙スペースへ移動しました。
壁にも
天井にも写真やポスターがいっぱい。
Ｙさんの料理が来ました。
生姜焼肉バーガーですね。
カロリー控えめってことだ。
えっ！チャイニーズチキンも注文したの！
当店人気NO.1だっていうんで、オーダーしたんだって。
あれ？でも、ダイエット中じゃないの？
ハハハ、まぁいいよね。その気持ちよく分かるよ。
しばらくして、店員さんがジャラン！ジャラン！とハンドベルを打ち鳴らしながらやってくる。
「本日もどうもありがとうございます！フトッチョハンバーガーのお客様ぁ！」
はっ、はい！私です！と手を挙げました。
やたら騒々しいサーブです。
持ってきたのがこれ！
な、な、なんだぁ！！
幾重にも重ねられて、厚さが20センチを越えるようなハンバーガー。
あんまり分厚いので箸をブスっと刺して、形を維持している。
やや斜めに傾いていて、ピサの斜塔のようなハンバーガーです。
アップにすると、その異様さがわかるでしょうか？
恐ろしい形状のハンバーガーです。
「これどうやって食べたらいいんですか？」
店員さんに聞いてしまいました。
お好きなように食べていただいて結構です。
って、全然答えになってないアドバイスをいただきました。トホホ・・
まずは串刺しにしている箸を抜きましょう・・。
わっ！ 崩れた！
そりゃそうだよな・・・。
勢い余ってレタスが１枚、床に落ちてしまった。あぁ、もったいない。
では、上から順番にいただきましょうかね。
テーブルに置かれたナイフとフォークでいただきます。
ハンバーガーをフォークとナイフ使って食べるなんて、きっとこの店だけでしょう。
バンズは表面には胡麻がいっぱいで、パンはふっくらしている。
これはなかなか旨い。
レタスの下には目玉焼きとトマト。
その下にはデミグラスソースのかったパテ。
パテのみをハンバーグステーキとしていただきます。(笑
これがジューシーでなかなか旨い。
でも分厚くて・・１／４をＹさんに差し上げました。
その下にはソースのかかったコロッケ。ウソみたい。
でもこれがホッコリしていて旨いんだな。
さすが北海道だ。
もう１枚チーズが乗ったチーズパテ。
恐ろしい量だったけど、見事完食。１／４はＹさんに差し上げたんだけど・・。
そして意外にも美味しかった。
ご当地ハンバーガーとして人気があるわけだ。
再訪してみたいです。
ごちそうさまでした。