2011年末。札幌の実家で年を越しました。
年越しというと、紅白歌合戦を観て、静かに年越し蕎麦をいただく。
というのが日本全国で一般的なんでしょうか。
でも北海道のジモピーは全然違います。
紅白歌合戦を観ながら、年越し宴会をします!
刺身をつまみながらお酒を飲む。こんなの当然。
多くの家では、お寿司を食べちゃいます!
しかもなんと。
重箱に入った、おせち料理をいただく!
おせちは年越しにいただくもの。これ、当然のことです。
『北海道ルール』という本にも「おせちは大晦日に食べるもの」というルールがしっかり紹介されています。(笑)
ということで、わたしの実家でも大晦日には寿しを注文します。
注文先は、琴似二十四軒にあるお寿司屋さん。
「多津美寿し本店」さんです。
立地からして地元住民相手のお店、観光客相手のお店じゃない。
ネタが良くって安いお寿司屋さんです。
ときどきここで宴会もします。
寿司屋で宴会って、嬉しいです。
大晦日に寿司屋で宴会できたら最高です。
でもそれは無理。なぜかというと・・。
さて夕方に、予約しておいた寿司をいただきに来ました。
しかしお店は暖簾を下ろしています。
店内はひっそり・・・。
んなわきゃないんです。
店内はもう、てんてこ舞い。
大晦日は、予約の寿しが大量にあって、昼間っからフル稼働で寿しを握っているんです。
店内には、寿司桶やパックに入った寿しが大量に並べられ、寿し職人さん達が寿しを握り続けていました。
北海道で鮨屋さんが忙しい日、それが大晦日なんですよ。
だから地元対応の寿司屋は大晦日は暖簾を下ろしているんです。
今年は注文した寿司の量が少ないし、わざわざ桶を取りに来てもらうのが気が引けるので、パックにしてもらいました。
伊勢海老の図柄をあしらった包装紙に包まれたパック。
「特上生・宗谷」2,500円(税別)。
タコ、中トロ、スズキ(?)、ホッキ、ホタテ、アワビ、カニ、エビ(ホッカイ甘エビ)、ウニ、イクラが並んでいます。
「粋き粋きさっぽろ・さっぽろ寿し」3,000円 (税別)
スズキ(?)、中トロ、アワビ、ホッキ、ホタテ、カニ、数の子、ボタンエビ、ウニ、イクラが並んでいます。
このラインナップでこの値段は、札幌でも安いでしょう。
シャリの量が多めで、食事にはいいですかね。
シャリ少なく、とオーダーした方が、シャリが小さい粋な寿しになります。
本店は、1階にカウンターと小上がり、2階に座敷があって、かなり広い。
出前じゃなくって、お店でいただいた方が、いろいろと美味しいものをいただけますよ。
鮭児とか、蛸の卵とかとか・・。
楽しい大晦日の宴会でいただきました。
でもほんとは、この寿司屋さんで宴会でもしたいんですよ。
ごちそうさまでした。
関連ランキング:寿司 | 琴似駅(札幌市営)、琴似駅(JR)、二十四軒駅