人気上昇中のいなばのタイカレー。
いなば食品が「ツナとタイカレー」のグリーンとレッドを発売したのは、2011年9月です。
その後「チキンとタイカレー」のイエローが販売、そしてチキンのグリーンとレッドが販売されたそうです。
メーカーは自らはマスコミで宣伝していないにのに、ソーシャルネットワークやインターネット、そして口コミで人気が出て行って、ついに品薄状態になっている。
今回は、いなばのタイカレー人気をブレイクさせた火付け役について紹介しておきます。
- うまい食品
「【ソーシャルメディア最前線】＜いなば食品 ツナとタイカレー＞」に詳しい記事がありました。
（1）ネット上の話題によって商品が棚に並ぶ
http://www.facebook.com/LifeTimeMarketingLab/posts/464657683592098
（2）話題に火を付けたのは“予期せぬ2つのルート”
http://www.facebook.com/LifeTimeMarketingLab/posts/272397762887508
上の記事を参考にして紹介します。
火付け役の１つは、グルメマンガ「めしばな刑事タチバナ」。
『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)に連載されているマンガです。
取調室で「めしばな」(メシの話)を語る刑事の立花が主人公。
そのマンガの中で、商品名やメーカーが実名で登場するのです。
その2012年2月2日号「タイカレー缶詰」の回で取り上げられ、絶賛されるのです。
「大変です！ものすごいカレーが発見されました！！」
「『ツナ缶のタイカレー味』じゃなくて『本格タイカレーの具がツナ』なんだよ！」
「温めてご飯にかけても、常温で酒のつまみでもよし、パンに乗せてもゴキゲンだぞ」。
その回が4月に単行本の第5巻で発売されて、本格的なブレイクになったらしい。
いなば食品のHPにも「めしばな刑事タチバナ」に掲載されたことが紹介されています。http://www.inaba-foods.jp/topics/detail_6.html
2012年4月には『週刊プレイボーイ』でも紹介されました。
http://wpb.shueisha.co.jp/2012/04/04/10617/
もう１つの火付け役は、インドの打楽器、タブラ奏者ユザーン氏のツイート、だそうです。
2012年5月30日に投稿されたユザーン氏のツイート：
「『100円LAWSONとかで売っているいなばのタイカレー缶が、尋常じゃないウマさだ』と@39tatsが言っているので、訝しく思いながらも試しに買ってみた。今日本で、最も手軽でリーズナブルにおいしいカレーはこれだと思った」。
https://twitter.com/u_zhaan/status/207712609485590528
このツイートが大きな反響を呼んだんだそうです。
そしてなんと、2012年7月、10月に行われたユザーン氏のライブでは、タイカレー1000缶のサンプリングも行なわれたそうです。
2012年7月30日に投稿されたユザーン氏のツイート：
「今日恵比寿リキッドルームで開催の 「100%ユザーン」に、いなば食品からタイカレー缶が1000個提供されました！ 前に僕が絶賛ツイートをしたのを喜んでくれていたそうです。来てくれたお客様にひとつずつ配ることにしたので、楽しみにしててください。」
https://twitter.com/u_zhaan/status/229870301020819456
これで食べた人がまた反響を大きくしたそうです。
こうしてネットを介して、人気が広まっていったんですね。
2012年11月4日（日）には日本テレビ「シューイチ」の「トレナビ。ご飯がすすむ缶詰決定戦！」で「ツナとタイカレー」のレッドが1位に選ばれました。
http://www.ntv.co.jp/shu-ichi/2012/11/4322.html
缶詰博士こと黒川勇人氏オススメのご飯に合う缶詰10品の中から、彦摩呂が選んだんです。
この番組で紹介されている缶詰10品は、かなりのレア物ばかり。
でも、テレビに出たってことで、いよいよメジャーになってきた。
そうして、ソーシャルネットワークに疎いとんちゃんにも、遅ればせながら口コミで情報が伝わってきたというわけです。（笑）