実はこのお店、ホテルから電話したら満席だったんです。
でも、もしかしたらなんとかなるかも、と期待してやって来ましたよ。
すると、とんちゃんの到着と入れ替わりに女性が2人、店を出て行ったんです。
やった、ラッキー!
ウキウキで店内に入りました。
店に入るとほぼ満席です。本来は予約必須のお店ですね。
(写真は帰りがけに撮ったので客がいません。)
ところが店に足を踏み入れてカウンターの端に立ったとき、ハプニング発生!
おや、目の前のカウンターに知り合いのYさんの後ろ姿があるじゃないのよ。
Yさんとは、その日の昼にも会ったんです。
「やぁ、Yさん!また会いましたね!」
そう気軽に声を掛けようとしたのですが・・・しかし!
じぇじぇじぇ!
彼の隣に若い女性がいるじゃないか!
もちろん、Yさんは既婚者。
これはヤバい!不倫現場に遭遇してしまった!w(*゚o゚*)w
お店の人の「いらっしゃいませ!カウンターのこちらの奥が空いてますよ!」の声。
しかし、それに従うわけにはいかない。こりゃ、このまま退散しないとマズイぞ!
と、その瞬間、Yさんが気配に気づいて振り向いてしまう・・あっ!ヤバ!
「あら、とんちゃん、またお会いしましたね。ここに来られたんですか。」
「あ、はい、そうなんですけど・・・でも、あの、その・・・帰ろうと思って・・・。」
「えぇ?なんで?ここいいお店ですよ。」
「いや、まぁ、そうなんでしょうけど、でも、あの・・・」
「ちょうどいい、いっしょに飲みましょうよ!」
えっ?それって、ヤバくない?でも、これ、カモフラージュかな・・・
「はぁ、そうですか・・・じゃぁ、まぁ、ちょっとだけ、いっしょに飲みましょうかぁ・・・。」
ということで、カウンターの奥に2人分の席をつくってもらい、Yさんも移動して2人並んで座りました。
でも、その女性はいいんでしょうか・・・。
その後よく聞くと、隣の女性はYさんとは全く関係だったんですよ。
とんちゃん、全くの早とちりだったようです。(〃´o`)=3
慌てて店を出なくて良かったぁ。
さて落ち着いて店内を見回すと。
厨房ではカッコイイ店主、かなり絵になる。そして若くて可愛い女性が働いています。
こりゃまた、素敵なご夫婦で・・・・・と思ったら、全く違うそうです。(*´ェ`*)
今夜は、誤解が多い・・・。f(^^;)
スタートの飲み物は生ビールにしましょうか。
生ビールはグラスです。
お通しは・・・おっ!
ナス、ニンジンの煮物に合えられているこの野菜は!
ミズという山菜のおひたし。ミズナじゃないですよ。
アクは少なく、シャキシャキした食感で、噛むとヌメリがあります。
ところでこの「ミズ」は、和名を「ウワバミソウ」というんだそうです。
ウワバミソウ(蛇含草)というと、ウワバミが飲んだ薬草のことで、落語に出てくるお話です。
その話しは・・・いや、あまりにも脇道に逸れるから、この先は語りません。
さて、料理は・・・お刺身ですよね。
【本日のおすすめ】
種市産天然ほや刺し
でたー!これですよ、これ!
これを食べなきゃこの店に来た甲斐がないってもの。
天然ほやの姿焼
同行した、ホヤ大好き人間のYさんは、両方オーダーしました。
八戸産銀サバの〆サバってのもいいですね。
グビグビっと飲んだビールの次は・・・日本酒だね。
有名な「南部美人」(二戸)はよく知っている。
その次ぎにあるのは「廣喜 喜平治」(紫波町)。
これにしましょう。
廣喜 喜平治 特別純米原酒。
紫波町にある廣田酒造店の酒。喜平治は初代の名前だそうです。
芳醇さがあるけどキレがいいお酒です。旨い!
八戸産銀サバの〆サバ。
「八戸前沖サバ」というブランドがあるそうです。
南で生まれたサバが太平洋を北海道まで北上しながら成長し、産卵のために南下する。
八戸沖は海水温度が低く、そこで獲れるサバには脂が乗っている。
中でも脂の乗ったサバを「八戸前沖サバ」としてブランド化しているんです。
その八戸沖サバの中でも、550g以上の大型のものを「銀鯖」と命名しているそうです。
大きくて脂が乗りまくったサバってことなのね。
浅く締めてある。
これがまぁ、すごく脂が乗っているのです。
脂が乗っているからシットリしている。
もう、すっごく旨いです!
種市産天然ほや刺し。
キターっ!
見てください、ホヤの身の透明感を。
ぅぅううままぁーーー!w(*゚o゚*)w
臭みなどとは一切無縁の爽やかな味わい。
シコ、フワっとした食感。
これこそが本物のホヤです。ヽ(^◇^*)/
これを食べたら、もう、東京のホヤなど絶対に食べられない。食べたくない。
やっぱり旨いですね!これが食べたかったんです!とご主人にその感動を伝える。
ありがとうございます。とお礼を言われたけれど、お礼をしたいのはこっちです。
次の酒はどうしようか・・・
とメニューを見たら、おや、「南部美人 きりや」というのがある。
「「きりや」って、このお店のブランドですか?」
「はいそうです。」
ほぉー、それは面白い、っていうんでオーダーしました。
「喜利屋 特別純米」。
おや、漢字で書いてあります。
本店、「喜利屋」名のオリジナルブランドなんですね。
【ほやがおいしい】なんて書いてあります。
南部美人のお酒です。
中身は、南部美人特別純米らしい。
だとすると、岩手県の酒造好適米「ぎんおとめ」を55%精米した酒です。
それをピンクかかったボトルに入れているのね。
甘い香りがしますけど引き締まった味わいのお酒です。
なるほど、だから「ホヤがおいしい」のかも・・・なんてね。(笑)
チェイサーに水をいただきました。
おや、テーブルの隅にホヤの置物がありました。
これって、なんだかピグモンみたいです。o(^▽^)o
ホヤもサバもそしてお酒もとっても旨かったです。
ごちそうさまでした。
最後にメニューを掲げておきます。
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