福島市で夕食をいただいたときのこと。
福島駅近くでお店を探しました。
小路にある餃子の「山女」さんの前には行列ができています。


その少し先にある、小料理屋風の小さなお店「寿々喜」さん。
暖簾は仕舞い込まれていているけど、灯りがついている。
店の前に来たときは、行灯も灯っていたんです。

まだ開店前なんだろうか。
「開いていますかぁ?」と入ってみると・・・


L字のカウンターとご年配の女将。これはまさに小料理屋のいい雰囲気だ。

と、「お待ちしていましたぁ!奥へどうぞ!」と迎えられる。
えっ?待っていたって?!( ̄□ ̄;)!!
事情が飲み込めぬまま奥へ進むと、座敷で何やらザワザワと話し声・・・
これって、もしかして団体さんでは?

慌てて戻って、「すみません、団体客じゃないんですけど・・」
「ぁあら、てっきり予約のお客さんだと思ちゃって、ごめんなさい。
じゃぁ、こっちに掛けて下さい。」
と、カウンター席を勧められる。

「あのぉ、もしかして今日は、お店、お休みなんじゃないですか?」
暖簾が仕舞い込まれているし、カウンターにイスが置かれていたりしていて、本来は休日なのに、予約の団体客用に店を開けたように見えますから。
「いいのよ、どうせ開けてるんだから。でも団体さんがいるんで、あまり手が回らないから、それでもよければどうぞ。」
「それなら大丈夫。じゃぁ、寄らせてもらいます。」
と一人カウンターに座ることにした。

「いま準備しますね。」と言って、女将がカウンターに大皿料理を並べはじめる。
ぉお、いよいよいい感じだ。