店内に入ると黒い色の内装やテーブルがずいぶんときれい。改装したようです。
お店はお若いご夫婦が切り盛りされています。
店内にはすでに先客が楽しげに酒を飲んでいます。
さて、まずはビールから行きましょうか。
冷蔵庫から好みのビールを取り出して、カウンターで料金をお会い払いするシステム。
手馴れたとんちゃんが冷蔵庫に向かいます。
「ビールは赤星でいいですか?」と、とんちゃん。
「当然でしょう!」とYさん。
Yさんも道産子ですから、とんちゃんとの息はピッタリ。 (o^-^o)
◆赤星
ビールはここに戻ってきます。
おつまみは50円のクラッカーから500円のソーセージ盛り合わせまでいろいろ。
「ポテトサラダがありますよ。」というご主人のお勧めに、即OKです。
◆ポテトサラダ
キュウリやレタスが添えられています。
立ち呑みには2種類あるんです。
1つは最近多い、サワーや調理した料理を出すタイプで、スタイルは立ちのみだけど中身は居酒屋というお店。
これは飲食店業営業の許可を保健所から取っているもの。
もう1つは、調理した料理を出さないお店。
これが飲食業営業許可のないお店で、酒屋が併設する本来の角打ちです。
飲食業じゃないから調理はせずに、酒やつまみなど酒屋の店頭に並ぶ商品を売って、それを客が勝手に飲み食いしているというもの。
飲食店業営業の許可をとるためには店内を改装(流しや手洗い等)したり、講習を受講して食品衛生責任者の資格をとったりする必要があります。
ここ藤田酒店さんは、後者の角打ちタイプなんですけど、若主人の代になって飲食店業営業の許可をとったようです。
そんなわけで、ポテサラを作って提供する、なんてことがこのお店ではできるんです。
◆うるめいわし
ビニールパックに入った「うるめいわし」のつまみを買うと「炙りましょうか?」とご主人。
カウンター裏にあるコンロに網を載せて、うるめいわしを炙ってくれます。
炙ると柔らかくなり、それ以上に香ばしくなって、旨さが数倍に増します。o(>▽<)o
この角打ちのウリは日本酒の揃いじゃないでしょうか。
一升瓶から注ぐ元祖角打ちの【切り売り】と【カップ酒】があります。
Yさんは大雪渓の蔵出しをチョイス。330円です。
長野県安曇にある酒蔵の酒で淡麗辛口です。
とんちゃんは国権純米酒、400円。
福島県南会津の酒蔵のお酒。
フタに「refined seishu」と書いてあります。
「清酒」は英語で「refined sake」と言うんです。
「refined seishu」だと「清酒」がダブってますけど、まぁいいか。
ちなみに濁り酒はunrefined sake、原酒はcrude sakeというそうです。
酒がどんどん進みます。
2杯目はお店の看板、「櫻正宗」の大吟醸。
大吟醸サクラカップ、わずか400円です。(*^▽^*)
1625年創業の神戸灘の酒蔵。
兵庫県産の山田錦を50%精白しています。
Yさんは銀盤の純米「天高く」をいただいています。
銀盤酒造は富山県黒部市にある酒蔵。
富山県産米を使っていますけど、「てんたかく」という品種を原料米に使っているので「天高く」なんでしょう。
とんちゃんは櫻正宗の「朱稀」。
兵庫県産山田錦を使った本醸造。やや辛のお酒。
サクサクっと飲んで切り上げることにしました。
ごちそうさまでした。
また立ち寄りたいいいお店でした。
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