岩手県盛岡市での２日目の夜。
中央通１丁目の交差点近くのビルにあるお店。
「お台所 あん梅」さん。
「あんうめ」じゃないですよ、「あんばい」です。
「あんばい」は「塩梅」と書かれますけど、本来は「按排」で、上手く処理するとか程よく並べるという意味。
「塩梅」は「えんばい」と読んで（マンマ）、塩と梅酢を合わせた調味料のことで、その味加減が良いことを意味した。
その両者が混同されて、「塩梅」が「あんばい」と読まれるようになっている、とのこと。
「塩梅」と書いたんじゃ、読みにくいだろうってんで、「あん梅」にしているんでしょう。
ともあれ、いい塩梅の料理が出てくることを期待しちゃいますから、期待度上昇！(*^^*)
お店はビルの２階。
入り口は古風に格子戸です。期待度がさらに高まります。
扉の脇に【親方おまかせ料理 ６品 お１人様2000円】の案内。
こらにしようか、単品で頼もうか、ちょっと迷います。
扉を開けると「ようこそ いらっしゃい」の小さな垂れ幕に猫。
店内はカウンターとその奥に座敷。
とんちゃんたちは座敷に上がりました。
◆生ビール
まずはビール。スーパードライです。
お通しは鯛の刺身みたいです。すご！
ビールの後の飲み物は・・・やはり日本酒！
岩手県の銘柄がいろいろあります。
◆南部美人特別純米
南部美人は二戸の蔵元。「美人」という名に惹かれてオーダー。
二戸市産の酒造好適米「ぎんおとめ」を主原料としているそうで、上品な米の旨みがあって、後味がいい。
つまみは刺身にしましょうか・・・
めじまぐろ、帆立、ほや、秋刀魚、カツオがある。どれにしようかな・・・。
女将さんが「盛り合わせに出来ますよ」って言うんで、そうしてもらいました。
刺身盛り合わせっていうメニューもあります。
◆刺し盛り
すっげぇ量！(◎_◎;)
４人分のはずなんだけど、ド迫力です。
イカ、カツオ、サンマ、手前はタイかな？
めじまぐろ、帆立、ホヤ。
とっても盛りだくさんの刺し盛りです。
◆イワシ梅煮
イワシの活きが良くて旨い。
活きがいいから臭み消しのための梅干しはなくてもいいくらい。
◆酔仙金印
コップと枡の酔仙に敬意を表して。
陸前高田市にある蔵元で、震災で設備も在庫も失って再スタートしました。
◆牛すじ煮込み
盛岡で牛スジ煮込みってちょっと意外なんですけど、これは旨い。
◆焼き茄子
この季節のものですから。
しかもネギとカツ節がタップリ載っていて、不味いわけがない。
料理がどれも旨かった。
今回は単品でオーダーしたんですけど、「親方おまかせ」ってのがやはりリーズナブルなのかもしれません。
ごちそうさまでした。