岩手県盛岡市での夜。
「あん梅」さんで食事をしてから同行者達はじゃじゃ麺を食べに行きました。
もちろん行き先はジャジャ麺の聖地「白龍」(パイロン)です。
とんちゃんはもう1軒、行きたいお店があったので別行動。
菜園へ向かいました。
「たかべェ」さん。
縄暖簾が下がったまさに居酒屋。今回で2度目の訪問。
ここは居酒屋なんですが、ここに意外なものがあったんです。
意外なものとは洋酒。なんと「ラフロイグ」をいただきました。
前回の様子はここ:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2013-12-18
ということで今回は別の銘柄狙いなんですが・・・。
実は、自分の無知さをさらけ出してしまいます。
それを承知で恥さらしの記事を続けます。
店内はL字のカウンターのみの小さなお店です。
ご主人はやや年配の盛岡人のオジサン。
先客が2人。とんちゃんは前回と同じくビールサーバーの近くに座りました。
お通しは小松菜とエノキの炒め煮。
すっかり居酒屋です。
さてこんな店でとんちゃんのお目当てのものは・・・
カウンターの前に置かれた甕に入った酒だろう、って?
いえいえ違います。
その正面の棚の上に並んでいるもの。なんだかわりますか?
おわかりでしょうか?
わかる人はビックリすると思います。
ご主人はこの店を開く前に洋酒のバーをしていたそうで、そのときの在庫をこうして並べています。
もちろんオーダーすればいただくことができます。
しかも破格値で提供しているんです。ただし在庫がある限り。
そのことを前回知ったので、ぜひともここに来たかったんです。
前回は「ラフロイグ」をいただいたんですけど、今回は別の銘柄。黒いラベルのウイスキー。
このお酒。「Ardbeg」(アードベッグ)。
「Islay single malt scotch whisky」
スコットランドのアイラ島で生産されるウイスキーのことで、スモーキーな香りがします。
ロックでいただきました。
大きなグラスにドクドクと注いでくれます。
「そんなに入れていいんですか?」
「いいんですよ。」
「高い酒ですよね。」
「これ、普通にお店で注文するとシングルで1000円くらいします。これはダブルより多いですから3000円くらいかな。でもうちでは1000円でいいです。」
「すみません。ごちそうになります。」
恐縮するとんちゃん。
「いいんですよ。遠慮しないで飲んでください。」
ロックのアードベッグをいただく。
量が多いから、氷が溶けてきてだんだん薄くなって来るのが気がかりです。
だから急いでグビグビ・・・といかない。
実はすでにもう、けっこう酔っていたんです。
おかわりはお願いせずに、1杯にて失礼しました。
「また来ますね。」
またどうぞ、の声に送られてお店を出ました。
ごちそうさまでした。
と、いつもならおしまいなんですけど、しかし今回はここで終われないんです。
先の写真を見て、洋酒に詳しい方はとっくにお気づきのことと思います。
今回いただいたのはアードベッグの30年物だったんです。
30年物だってことは、後で写真をよーく見てから気がついたんです。
そしてそのお酒、実は1本なんととんでもなく高いってことは、ググってからやっと知ったんです。
15万円ですって。(◎_◎;)
げに、無知とは恐ろしい。
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