お店に入ると正面の床に七輪がいくつも置かれている。 まさに炭火焼ですね。
店内は右手にカウンターとその奥にテーブル席、左手にテーブル席が2つあります。
広くないから予約必須ですよ。
スタートのドリンクは、「とりあえず」、ではなく「しっかり」生ビールでしょう。
◆樽生ビール
当然、サッポロです。σ(゚ー^*)
七輪と網がセットされます。
さて何をいただきましょうか・・・。
やはり【人気No.1】のジンギスカンですね。【No.2】の塩ジンギスカンもオーダーしましょう。
牛サガリもいいですね。中落ちカルビも惹かれます。
「褐毛和種カルビ」なんてのが、なんであるんだろ、しかも高い。・・・このときはそう思いました。
塩ジンギスカンは【タイハーラーこだわり】だそうです。
「池田赤牛サーロイン・大判1枚焼き1100円」、なんてのがあるけど、パスしました。
後で気がついたんですけど、これ「赤肉」じゃなくて「赤牛」だったんですね。(そう書いてある!)
「赤牛」とは、「褐毛和種」という牛だったんです。
「和牛」と言うと一般には「黒毛和牛」のことで、肉に脂肪のサシが入った高カロリーの牛肉ですけど、「褐毛和種」は脂肪分が少なく赤身の肉で、しかも旨みが強い。
日本では熊本県などが産地なんですが、池田町でもそんな牛が肥育されているとはつゆ知らず、パスしたしまったのは実に残念です。
メニューにあった「褐毛和種カルビ」もこの池田赤牛のものだったんですね。
ちなみに「国産牛」というのは乳用種(ホルスタイン等)やそれと和牛との交配牛を肥育したものです。
◆ざく切りキャベツ
辛し味噌もついてきます。
◆塩ジンギスカン
分厚く切られた肉の塊です。(^∇^)
これは「よく焼きで!」とメニューにあります。
とはいえ羊肉ですから、ウェルの状態にする必要はありませんよね。
ミディアム状態でいただく・・・う、うまい!ヽ(^◇^*)/
◆ジンギスカン
【人気No.1】のジンギスカンは、真っ赤な肉の厚切りです。見るからに新鮮な肉です。
【太好了の10秒ルール】と壁の黒板に大書きされている。
ジンギスカンは片面10秒焼け!というのです。
両面を10秒ずつではなく、片面だけを10秒焼け!というのです。
【裏返さずに表面は赤いままで】って書いてあるの。
片面をほんのちょっと炙るだけ!
ということで、言われるままに実行。
ところが肉がまだチルド状態で冷たいもんだから、10秒では冷たいまま。 完全に生です。
なので、もう少し焼いて、もう片面もザッと炙りました。
ほとんど生状態の肉です。
しかしてそのお味は・・・・・おほー、うまいよ!o(>▽<)o
羊肉の獣臭さは全然なくて、こんな新鮮で旨いジンギスカンは初めてです。
ステーキの焼き方って10段階あって、こういう焼き方はブルー(blue)というらしい。
次のドリンクは・・・
◆吉兆宝山
とんちゃんがロックでいただきました。
◆ヱビス黒
妹は黒ビール。わが妹ながら渋い。
◆チャンジャ
箸休めにいただきましょう。
追加の肉は・・・
◆中落ちカルビ
スライスではなく塊り状態。きれいな赤身にサシが入っています。
◆牛サガリ
塩味には山ワサビ(ホースラディッシュ)がついてきます。
どっちもとろけるように旨い。
でもとんちゃんはやっぱりサガリが好きです。このサガリは特に旨いよ。
◆塩ホルモン
真っ白いホルモンは、全く臭みがない。 恐ろしく新鮮なホルモンです。
これを食べるだけでもこの店に来る価値が十分にあります。
◆からり芋
ドリンクは芋焼酎に。
サッポロビールが提供する、鹿児島産「黄金千貫」だけを使用した芋焼酎。
◆マトンのたたき
「たたき」って言っても、叩いても焼いてもいなくて、完全に刺身です。
こいつがまた旨い!
なんでこんなに旨いのよ!って突っ込みたいくらいに旨い。
これは絶品です。
正に生状態のものはロー(raw)といいます。
◆ラムタン
先日福島県でラムのタン焼きをいただいて旨かったんでオーダー。量がしっかり多いですね。
牛タンより穏やかな味と香り。
◆ミノ
ミノは牛の第一胃(ルーメン)。
◆ウルテ
聞き慣れない「ウルテ」ってナニ?
喉の軟骨だそうで、内臓肉の中でも最も硬い部位らしい。
ミノはシコシコして味がないイメージなんだけど、このミノはシットリ感があって旨い。こういうのもあるんだぁ。
ウルテはコリコリしていて確かに硬い。
◆盛岡冷麺
最後に妹がオーダー。
ここで盛岡冷麺のウンチクを少し。
盛岡冷麺は小麦粉に馬鈴薯デンプンを混ぜるんです。
本来の韓国・朝鮮の冷麺の麺には2種類あって、そば粉と緑豆粉を使う平壌冷麺とデンプンを使う咸興(ハムフン)冷麺があります。
咸興出身の在日1世が戦後に盛岡で開店した「食道園」でデンプンに小麦粉を混ぜた冷麺を開発。
それを「盛岡冷麺」と命名したのが盛岡の「ぴょんぴょん舎」。
別府冷麺ってのもあって、こちらは小麦粉に蕎麦粉を入れる平壌系です。
こんなに旨いジンギスカンは初体験です。
焼肉も旨い、ただし値段もそこそこ。
今回の帰省は、カミサンと子どもを自宅に残して、とんちゃんだけだったんですが、次回、カミサンと札幌に来るときには、ぜひともこの店に再訪したいと思います。
有名になって行列が出来るようになる前に来ないといけないぞ!
ごちそうさまでした。
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