2015年さっぽろ大通ビアガーデン

札幌に帰省しましたので、そのときのことを何回かに分けて記事にします。

さて、札幌の夏のイベントというと・・・
とんちゃんには札幌市のど真ん中・大通公園で開催される国内最大のビアガーデン「さっぽろ大通ビアガーデン」です。 1959年から開催されている歴史のあるビアガーデンです。
  さっぽろ夏祭り：http://www.sapporo-natsu.com/
  福祉協賛さっぽろ大通ビアガーデン：http://www.welcome.city.sapporo.jp/event/summer/sapporo-odori-beer-garden/

なお、「日本最大」について一言。
主催者は「日本最大級」としか自称していませんが、約13,000席は日本最大です。

今年は7月22日（水）〜8月16日（日）に開催。12時〜21時の営業です。
うれしいことにとんちゃんはビアガーデンでビールをいただきましたので、その様子を紹介しましょう。
残念ながらすでに終了していますが、来年以降のお役に立てば幸いです。

 

◆大通公園とは

ビアガーデンの前に、まずは札幌の「大通公園」について。

札幌市の中心部は「碁盤の目」状態の区画になっています。
碁盤の目の１辺は約100ｍで、目それぞれに番号を振ってあります。
南北を「条」、東西を「丁目」としていて、グラフでいうとＹ軸が「条」、Ｘ軸が「丁目」ってところです。
軸の部分を基線にして、南北は「北＊条」とか「南＊条」、東西は「東▲丁目」とか「西▲丁目」になって、その組み合わせで「北＊条東▲丁目」なんていう住所になします。

そして基線となるＸ軸のマイナス部分（西側）が「大通公園」になっているんです。
その大きさは、東西約100ｍ、南北は少し短くて約65ｍのブロックが12個、東西に並んでいて、総延長は実に1.5キロもあるんです。
そのすべてが公園だっていんですから、とっても長い、大きな公園です。
東の端から西を見ると、こんな様子です。

wikipedia：大通公園より（テレビ塔から見たところ）

先が見えない・・・
この大通公園全体がビアガーデンになるんですよ。
ちょっと想像できますか？

ではその大通公園と大ビアガーデンの様子を一挙にご紹介します。

 

◆大通公園１丁目

大通公園１丁目には、テレビ塔があります。
1957年に完成した全長は147.2mのタワーで、最上階の展望台（有料）の高さは約90mあります。
さっきの写真はその展望台から撮ったものです。
かつてはここからTV電波を発信していましたけど、その役目は手稲山頂に移り、現在は電波を発信していません。
  さっぽろテレビ塔HP：http://www.tv-tower.co.jp/

その足元でもビアガーデンが開催されています。

クラシックビヤガーデン
テレビ塔３階にある洋食レストラン「ニュー三幸」（本店小樽）が夏季だけ開業するビアガーデンです。
  ニュー三幸 さっぽろテレビ塔店：http://www.newsanko.jp/shop_tv/

屋根のないビアガーデンなんですけど、上にはテレビ塔のフロアがあるので、大雨以外は大丈夫です。(*^▽^*)

ジンギスカン食べ放題飲み放題のコースもあります。

このビアガーデンは、大通ビアガーデンとは別営業ですけど、大通公園の一部ですから飲み手にとって同じこと。

 

◆大通公園２丁目

ここにはビアガーデンはありませんが・・・

札幌の夏の風物詩「とうきびワゴン」があります。
道産子は「とうもろこし」のことを「とうきび」と言います。
北海道で「とうもろこしください」なんていうと、「えっ？とうもろこしじゃなくて、とうきびならあるけど、いいかい？」なんて言われますよ。(^∇^)

このワゴンでは、「茹でとうきび」と「焼きとうきび」を売っています。
どっちが旨いかっていうと・・・どっちも旨い！o(^▽^)o
だけど「生とうきび」は「茹で」、冷凍とうきびは甘辛い「焼き」がオススメですよ。
ただし「焼き」は砂糖醤油のタレのせいで、手がベトベトになるのでご注意を。

 

◆札幌時計台

大通公園３丁目へ行く前にちょっと寄り道。
100mだけ北へ行ったところにあるのが・・・

時計台です。 
  時計台ＨＰ：http://sapporoshi-tokeidai.jp/

正式名称は「旧札幌農学校演武場」。
北海道大学の前身・札幌農学校の「演武場」でした。
兵式訓練や今で言う体育の授業を行う場で、入学式や卒業式等を行う中央講堂として使われていた建物です。
単独で見ると威風堂々とした建物ですが・・・

周囲はビルに囲まれていて、遠景はとっても残念なんです。

 

◆大通公園３丁目

３丁目には噴水があって、噴水の縁に座ってくつろぐ市民がいます。アベックさんも多い。(^∇^)
トウキビをかじりながら噴水を眺める、ってのが大通公園の楽しみ方ですが・・・

噴水越しに見える売店ではサッポロクラシックが売られています。
噴水を眺めながら缶ビールを飲んで涼む、なんてのもいいですね。σ(ﾟｰ^*)

 

◆大通公園4丁目

ここにも噴水があります。

そこで思わぬものを発見。

「ウコンの力」だけの自販機。(◎_◎;)
こんなの初めて見ましたよ。
ビール対戦に備えてウコンの力を飲む！ってことでしょうか？(^○^)

 

◆大通公園５丁目

さらに西に進んで、大通５丁目。
いよいよビアガーデンの始まりです。

地下鉄大通駅出口を出てすぐの会場。

サントリーのザ・プレミアムモルツ・ガーデン。

芝生以外はすべてビアガーデンです。

屋根のある全天候型のザ・プレミアム・モルツ ガーデンBarは180席で、料理をテーブルまでお運んでくれます。

プレミアムモルツ、プレモル黒、香るプレミアム、さらにマスターズドリームの専用ブースも登場です。

 

◆大通公園６丁目

６丁目は、アサヒスーパードライ・ビアパーク。

会場内に木が多く、日差しが強い日中でも木陰で涼しくゆっくりとくつろげる、という会場。
札幌市内にあるビール工場製造の樽生ビールが飲めます。

スーパードライのデフォルト、ブラック、エクストラコールド、そしてエクストラコールドが飲めます。

 

◆大通公園７丁目

キリン一番搾りビアガーデンです。

「名水百選仕込み 北海道産」のキリン一番搾り、一番搾りフローズンが飲めます。
北海道千歳工場で醸造した「一番搾り 北海道づくり」の樽詰生ビールが数量限定販売もありました。

 

◆大通公園８丁目

THEサッポロビヤガーデン。
道産子には待ってました！のサッポロです。(^∇^)

会場全体が大型テントで覆われていて、雨天でも安心です。

さすがサッポロ、客がいっぱいいます。

緑色の芝生以外の全体が大型テント（黄色）になっています。

黒ラベル（黒生）、クラシック、ヱビスプレミアムブラック、琥珀ヱビスがあります。
さらにここだけの限定商品「クラシック 富良野シトラス」も数量限定発売。

 

◆大通公園９丁目
ここは子供用の公園。

大きな斜面が滑り台になっています。

水が流れる遊び場もあります。

 

◆大通公園10丁目

ここは世界のビール広場。

札幌グランドホテルが運営するビアガーデン。
アイルランドのギネス、ドイツのレーベンブロイ、デンマークのカールスバーグと日本のサッポロクラシックの生ビール、そして世界各国の缶ビールや瓶ビールを飲むことができます。和洋中の豊富なつまみはホテル仕様です。

ただし夕方からの営業で、昼間は閉店です。

 

◆大通公園11丁目

札幌ドイツ村。
ミュンヘン直送のビールが飲めるビアガーデンです。
  札幌ドイツ村ＨＰ：http://doitsumura.org/

 

姉妹都市のミュンヘン市から1976年に贈られた高さ25メートルの「マイバウム」。
ドイツ語でMaibaum＝5月の木という意味。
ドイツでは地方によって5月1日にこの祭木を立ててマイバウムの祭りをするそうです。

バイエルン州ミュンヘン市の４種類のビールとドイツ料理がいただけます。

水色の模様はバイエルンの州旗のものです。
その模様があちこちに使われていて、食器を下げている女性のエプロンもバイエルン柄です。

会場の中央にはこんな噴水（？）があって、涼しい感じがします。

夕方、ここでビールと料理をいただきました。
その様子はまた明日に！