宮城県石巻市での夜。
「味彩しん家」さんで飲んだあと、とんちゃんは巨漢のＨさんともう１軒。
巨漢のＨさんは、昨年、すてきなＫ女さんと結婚なさった方です。
奥様に禁煙を指示されたもんで最近また太ってきたんです、というＨさん。
あらまぁ幸せ太りですか。そりゃまたお幸せなこと。(^^)
さて、通称「小柳町（こやなぎちょう）」と呼ばれる、入り組んだ細い路地。
そこには古い飲み屋やスナックが点在する歓楽街。
遠洋漁業で賑わった頃の名残がある通りです。
そこにあるお店に向かいました。
店の壁には、石巻ならではの旬の食材が書かれた行灯が掲げられています。
黄色い暖簾をくぐった店内は、ウンター８席と小上がりに２卓。２階には座敷もあるようです。
入ったお店は「居酒屋六文銭」さん。
「三途の川」の渡舟の渡し賃が六文だと信じられていたことに由来する「六文銭」。
今年の大河ドラマ「真田丸」の真田家の家紋です。
とんちゃんは六文銭というと、小室等が率いたフォークグループが懐かしいです。
おっと、小室など、ではなく「小室ひとし」さんですよ。
お酒は日高見で。
◆日高見本醸造
すっきりとしたお酒です。
地元・石巻市の蔵元、平孝酒造のお酒。
創業は文久元年（1861年）という老舗の蔵元です。
◆お通し
真鱈の子和え、青菜のおひたしに桜えび、里芋に味噌かけ。
それぞれは「ざっかけない」ようですが、しっかり手をかけた料理。
さりげなく、しかし力の入った料理が３つも並ぶ。
その後を期待させるお通しです。
メニューは定番もので、本日のおすすめ、というわけではないな。
「刺身は、今日は何がありますか？」
とお聞きしたら「ヤリイカ」があるとのこと。
ヤリイカ！w(*ﾟoﾟ*)w
そいつはいい。即、お願いしました。
◆ヤリイカ刺し
イカ刺しは、身が厚めで濃厚な味わいのスルメイカが旨いんです。
でもヤリイカは身が薄めで締まっていて上品な味わいのイカ。
コリコリした食感があって、うまい。
右側の身はやや厚切りになっています。
そして左側の細切りは、イカのミミの部分です。
イカの耳はとってもコリコリしていて、好きなんですよ。(^∇^)
こんな肴があるんだから、日本酒は当然に追加ですよね。
一の蔵を燗でいただきました。
気取らず、しかししっかり旨い魚がある。いいお店です。
機会があったら、ゆっくりと伺いたいものです。
ごちそうさまでした。