店内は、長いカウンターがある。
接客係は女将さん、厨房にはご主人がいらしゃるようです。
カウンター席に着くなり、燗酒をオーダー。
「お酒、ぬるめでおねがいします。」
自動酒燗器に立っている一升瓶は、もちろん天領盃です。
◆燗酒
ぬるめの燗でいただく天領盃普通酒。
◆お通し
お通しで出されたのは、豚肉と野菜の炒め煮。
大きな豚肉が入ってて、けっこうな量があります。
何か料理を頼もうかしら・・・
メニューには一居酒屋メニューがいろいろ。
佐渡っぽい料理はなにかないかな・・・
バイ貝の煮物なんて、佐渡っぽいかな?
【ホタルのおすすめ!!】と書かれたホワイトボード。
手作り餃子、揚げ納豆、いか団子、チーズ巻、焼き豚串(みそ味)など。
いか団子も佐渡っぽいかな?
「いかの歯バター」って、なんだ?!(*゚Д゚*)ェ…
イカの歯って・・・なに?
お店の人に尋ねてみました。
「歯って変ですよね。イカの口(くち)です。」
あぁ、イカの口(くち)ね。
カラストンビってやつだ。
そいつをバターで炒めたのね。
そりゃ酒の肴にいいかも。
ってんで、「いかの歯バター」をオーダーしました。
厨房でジュウジュウと小さな音を立てて「いかの歯」をバターでソテーしているようです。
ややあって、料理が出てきました。
◆いかの歯バター
じぇじぇじぇじぇ!こんなにあるのか!w( ̄▽ ̄;)w
小ぶりの皿いっぱいにイカの口(くち)があるんです。
まさにイカの口をソテーしたものなのですけど、とにかくすごい量なんですわ。
これを1つ1つ食べるのって・・・かなり面倒なんじゃネ?(茨城弁)
ともあれ、いただきましょう。
これがイカの口(くち)。
小さいんですよ。
このイカの口を自分の口の中に入れ、口の中でモジョモジョモジョとやって、歯の部分は出して身の部分を食べる。
身はとっても締まっていて、歯ごたえが良くて、美味しいの。
イカの口の中にある歯は、皿に出しちゃう。
イカの口の中にある2つの歯。
正確にいうと、これは「歯」ではなくて、「顎(あご)」です。
歯は、その中にあるんです。
ともあれ、これを「カラストンビ」と言います。
こっちが「トンビ」。
これが「カラス」。
ところでカラスは、なんて鳴くかご存じでしょうか?
てやんでぃ!カラスは「カーカー」って鳴くってことに、昔から決まってらぁ!(。`Д´。)
いえいえ、実はそうじゃぁないんです。
そもそも日本にいるカラスには2種類あるのをご存じですか?
口ばしの小さい「ハシボソガラス」と口ばしの大きい「ハシブトガラス」がいるんです。
身体もハシブトガラスの方が大きいから、こいつの方が数も多い。
そしてなんと、鳴き声も違うんです
「カーカー」と鳴くのはハシボソガラスの方だけ。
ハシブトガラスは「ギャーギャー」って鳴くんですよ。
今度、よく比べてみてください。
口ばしがデカくて、態度もデカいハシブトガラスは、「ギャーギャー」鳴いて、もう最低。 (*'ρ'*)
というわけで、この「カラス」の口ばしは、きっとハシボソガラスのイメージです。
で、この「カラストンビ」。
死んだ祖母は、これを「トンビコカラスコ」と教えてくれました。
そっちの方が可愛いですね。
なぁんていろいろ考えながら、イカの口をこつこつと食べ続ける。
ずいぶん食べた感じだけど・・・
まだこんなにあるの。(´ρ`)
日本酒の次に、酎ハイにしようかな・・・
チュウハイは、レモン、ライム、カルピス、ウーロン、緑茶、梅はある。
ほぉ、緑茶ハイは甘くなくていいかもね。
◆緑茶ハイ
ということで、緑茶ハイです。
すっきりした味わいで、これはいいですよ。
ひたすら食べ続けるイカの口(くち)。
カラスとトンビが山のようになってきました。
しかし・・・
まだまだある・・・。 (*'ρ'*)
美味しいけど、飽きちゃう。
こいつは1人でつまむものではなく、多人数でつまむべきもののようです。
ごちそうさまでした。
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