札幌に行ったからには、ラーメンを食べねばなりますまい。


古い木造住宅風の外観のお店。
「下見板張り」という板張の外壁です。


「らーめん庵(いおり)」さん。

おや、壁に立てかけてある黄色いものは、雪かき用の「スノーダンプ」ですね。
北海道では「ママさんダンプ」という名称が通りやすいです。
松本ダンプのようにデブのママさん、という意味ではありません。
ママさんでも使えるスノーダンプという意味です。


入り口脇にメニューが張りだされています。
味噌、正油、塩のラーメンがどれも770円。トップが味噌ですね。
トップに味噌ってことは、味噌が一押しのようです。
っていうか、お店の外にまで、味噌とニンニクの香りがしています。

このお店は「村中系」と評されています。
村中明子さんが1964年にオープンしたお店「純連(すみれ)」。
札幌ラーメンの調理方法を踏襲し、こってりしていて深みがある味わいのラーメンが人気でした。
いまでは長男が「さっぽろ純連(じゅんれん)」を、三男が「すみれ」のお店を開いています。
その「純連(すみれ)」をルーツとするラーメンの系統が「村中系」とか、「純すみ系」といわれます。

今回伺ったお店は、その村中系ということらしい。