日本で「担担麺」と言えば、ラーメンのような汁ありが普通です。
しかし本場・四川の担担麺は「汁なし」です。
それが日本で「汁あり」になったのは、四川料理を日本に紹介した陳健民さんのアレンジです。

最近、本場流の汁なし担担麺の人気が出ています。
そして汁なし担担麺のカップ麺が相次いで販売されています。

そこで、弊ブログでも汁なし担々麺のカップ麺の実食記録を記事にしてきました。
 ⇒マルちゃん・やみつき屋汁なし担担麺を実食 麻辣味のヤバイ旨さ! 
 ⇒エースコック・広島汁なし担々麺を実食 花椒がキクー!
 ⇒日清どん兵衛焼うどん担担 花椒仕立ては、まさに汁なし担々麺だ!

 

そしてサッポロ一番(サンヨー食品)が、汁なし担担麺のリングに登場してきました。


◆サッポロ一番「広島式汁なし担担麺」
単なる汁なし担担麺ではなく「広島式」の汁なし担担麺。
「広島」汁なし担担麺は、エースコックに次いで2つめです。


薄い丼型のカップに入っています。

 

ところで、四川流の汁なし担担麺と「広島式」汁なし担担麺とは、いったい何が違うのか?

広島県の最初の汁なし担担麺専門店は「きさく」さん、2001年のことです。
その後、広島市内を中心に広がり、それを「広島式」と命名したのは「キング軒」さん。
しかし「広島式」の明確な決まりはないとのこと。(キング軒HP:http://www.kingken.jp/

四川流と「広島式」との違いは、次の点でしょう。

  1. が、四川や中国ではカンスイを使わないうどんのような太麺だが、広島式ではラーメン同様にカンスイを使った細麺である。
  2. トッピングは、四川ではネギを使うものも使わないものもあるが、広島式では青ネギを使う。

 

サッポロ一番「広島式汁なし担担麺」はというと・・・


ラー油・花椒刺激的なたれがシコシコの細麺に絡む】

ポークのうまみにねりごまのコク、花椒のさわやかな香りとしびれる辛み、唐辛子の辛みが合わさったしょうゆ味ベースの担担麺だれに、コシがありながら歯切れがよく、のどごしが滑らかな細麺がよく絡みます。
具材肉そぼろのうまみが食欲をそそり、ねぎのさわやかな風味と唐辛子の辛さがおいしさをいっそう引き立てます。
サッポロ一番HPより)


麺は細麺で、青ネギもトッピングされている。
まさに広島式の汁なし担担麺です。

 


ラップに【温泉たまご追加でさらに美味い】なんて書いてある。

写真では温泉卵を担担麺にトッピングしていますが、「キング軒」によると、入れるんのではなくて卵に麺をつけながら食べるのがいいとか。
でも今回は温泉玉子なしでいただきます。