札幌に、汁なし担担麺が旨いと評判の担担麺専門店がある。
以前から気になっていたんだけど、新年最初のお店として初訪問しました。
「175° DENO 担担麺」さん。
これで「ひゃくななじゅうごど での たんたんめん」と読むんだって。
なんとも奇妙な店名ですな。
ここは、札幌駅南口店。
歩道に面してカウンター席があるけど、ここは営業してません。
営業してても、寒いだろうから、入る気がしませんけどね。
汁なし担担麺の説明があったので、じっくり拝見。
まずは、四川料理の味のこと。
「酸・甜・苦・辣・麻・鹹・香」の七味を使った四川料理。
酸(ソワン)は酸っぱさ、甜(ティエン)は甘さ、苦(クゥ)は香辛料の苦み、辣(ラァ)は唐辛子の辛さ、麻(マァ)は四川花椒の痺れるような辛さ、鹹(シェン)はまろやかな塩味、香(シャン)は豊かな香り。
そして、汁なし担担麺の各パーツのこと。
鶏ガラスープ:下処理、温度管理、今考えうる最強のモノを!日々研究進化させている。
四川花椒:四川省成都で仕入れた日本未入荷の最高級品を独自ブレンド
175°で作る自家製辣油:四川省成都で仕入れた漢方を含めた最高級の香辛料で味、風味、辛味を175° (ここで切れてる!)
炒醤肉(ザージャンルー):数種類の自家製マル秘調味料の旨みが閉じ込めてある。噛むと口の中に広がり鼻に抜ける。
松の実&カシューナッツ:揚げ、砕く 香ばしいアクセント。
蝦米(シャーミー):秘伝のタレに浸し、特別処理し、旨みを最大限に引き出す
「蝦米」はお米じゃなくって、干しエビのこと。
「炒醤肉」は、炒めたひき肉のことね。
ちょっとだけど、事前の予習が出来ました。
地下鉄出入口のすぐ脇に、お店への入口があります。
自動扉を入ってすぐ右に、お店の小さな入口。
出入口の脇に【辣油製造中】の器。
油に香りを移しているようです。
店名の「175°」は、自家製辣油を作る温度だって。
秘伝の製法で低温で2時間かけて「味・風味・香り」を油にかけてじっくり移し、175°に達したら唐辛子に合わせて辛味を出すんだそうです。
こうやって低温で味や香りを移し、その後に熱して、唐辛子を合わせるんですか。
「DENO」は、代表取締役である出野さんの苗字から。
今も自ら辣油を作っているそうです。
入口の左側に券売機があって、そこで食券を購入します。
券売機の上に【HOW TO ORDER】のパネルがある。
1.「汁あり」か「汁なし」かを選ぶ
2.「シビレ」を選ぶ。
「シビれない」、「シビれる」「すごくシビれる」の3種類がある。
3.お好みで「トッピング」を選ぶ
温泉玉子、パクチー、水菜、肉増し、ナッツ増し、季節限定がある
4.ラー油で辛さを調節。これはテーブルで、です。
1.「汁あり」か「汁なし」か・・・「汁なし担担麺」にする!
2.「シビレ」を選ぶ・・・デフォルトの「シビれる」にするかな。【人気No.1】だし。
3.トッピング・・・なし、にしましょう。
「シビれ増し」とか「辛さ増し」なんてのもありますね。
食券を購入して並んでいると、店員さんがやってきて、食券を受け取って麺の量を聞きます。
大盛り無料で、【普通150g、大盛200g】ですって。
もちろん「大盛」をオーダー。
店内に入って、指定された席に座ります。
厨房に向かったカウンター席です。
お水はセルフ。
四川花椒の説明が書かれています。
さて、担担麺がやってきました。
◆汁なし担担麺・シビれる・大盛
お皿の中は、赤いラー油が浮かぶスープ、そこに太い麺。
トッピングは、ひき肉炒め(炒醤肉)、干しエビ、カシューナッツと松の実、水菜。
そして【シビれ】の源・花椒がかかっている。
まずは、これをクチャグチャと混ぜる。とにかく、混ぜる。
黄色ががったオレンジ色の麺の塊になりました。
ちょっと味見してみると、あんまり辛くない。
テーブルに置かれた自家製辣油。
その辣油を小さなスプーンで5杯くらいかける。
赤色が増した汁なし担担麺をいただきます。
もっちりした麺、そして旨味が強い。
辣油の辛さが少し、そして花椒の痺れもある。
ほぉー、こりゃ旨いわ!(*^^*)
自家製辣油は、旨みがあるけど、辛さはマイルドです。
なので、自家製辣油をさらに追加。
んー!少し辛くなったぞ!
でも、痺れが足りないなぁ・・・
と、そこで思わぬ声が。
「山椒の追加はいかがですか」と厨房の店員さん。
花椒の追加!w(*゚o゚*)w
そりゃいいじゃないですか!
「おねがいします!」と即、OKです。
小皿に入った花椒=四川山椒が出されます。
んーっ!いい香りです。
花椒を追加投入。
自家製辣油も追加!
花椒の痺れと辣油の辛さ増強。
んーっ!こりゃ、かなり美味いわ!(*^▽^*)
旨みがあって、辛さとシビれがそこそこの汁なし担担麺。完食。
「辛さはいかがでしたか?」と、店員さん。
「山椒がもっと効いた方がよかったな。」と、とんちゃん。
「次回は、山椒の追加の時に、多くするように指定してください。」
おっと、そんなことまで、できるんですか!(*゚Д゚*)ェ…
実に旨い担担麺でした。
辛さ耐性が強いとんちゃんには、デフォルトのシビれはマイルドでした。
次回はきっと「すごくシビれる」にしますよ。
ごちそうさまでした。
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