つけ麺好きの息子とランチへ。
「つけ麺」というと、つけ汁が濃厚ドロドロ系のコッテリとか、アッサリといいつつ魚介プンプン系とかが多くて、とんちゃんは敬遠してます。
それはそれとして、一度はつけ麺の元祖の味を食べてみなよ！
と誘って荒川沖へ向かいました。
「麺屋ゆう」改め、「佐貫大勝軒ゆう」さん。
「麺屋ゆう」は、茨城大勝軒の3号店「大勝軒荒川沖店」として2002年にオープンしたお店。（同年中に2号店の牛久店、4号店のつくば店がオープン。）2003年に「麺屋ゆう」に店名変更。そして2019年11月28日にリニューアルオープンして「佐貫大勝軒ゆう」になりました。
茨城大勝軒１号店は佐貫駅東口にあった「佐貫本店」で「佐貫大勝軒」と呼ばれていました。その本店は2017年12月30日で閉店し、現在は「龍ヶ崎 中華蕎麦 吉辰」になっています。
「佐貫大勝軒ゆう」の店名は、かつての本店「佐貫大勝軒」の名を引き継いだもの。ちなみに「ゆう」は、茨城大勝軒・麺屋こうじグループの代表・田代浩二氏の娘・優さん（当時小学生）に因んだ店名です。
そして「佐貫大勝軒ゆう」の店主は、その田代優さん、ご本人です。
オーダーは店内の券売機で食券を買うシステム。
お店の外にグランドメニューが張り出してあります。
「麺屋ゆう」のときとは大幅に変更されています。
トップは「もりそば」。
「もりそば」とは、東池袋大勝軒発祥の「つけめん」のこと。
「元祖もりそば」、トッピングが多い「特製もりそば」、「野菜もりそば」などがあります。
そしてラーメンじゃなく「中華そば」。
濃厚つけ麺。
そして、みそラーメン。食べたみたい！
つけ麺の麺量は、並盛250g、大盛は＋150円で350g、特盛は＋300円で450g。
店内に【ラーメンの神様対決】のポスター。
１人は旧東池袋大勝軒の店主で「ラーメンの神様」と呼ばれた故山岸一雄氏。それと並んで、なんと！「中華蕎麦 とみ田」の富田浩氏もラーメンの神様になってる！
「麺屋ゆう」のリニューアルオープンにあたり、麺屋こうじグループの代表・田代浩二氏は「中華蕎麦 とみ田」の富田治氏に監修を依頼。その結果、２つのつけめんを二枚看板にしたそうです。１つは、ラーメンの神様・故山岸一雄氏が店主だった東池袋大勝軒の「元祖もりそば」、もう１つは「中華蕎麦 とみ田」の「濃厚つけめん」です。
７年前、「麺屋ゆう」の時代に息子と２人でもりそばを食べたことがあります。つけ汁は、コッテリと濃厚で、池袋大勝軒のアッサリ系ではなかった。⇒東池袋大勝軒を継承した「もりそば」 麺屋ゆう
しかし「佐貫大勝軒ゆう」では、東池袋大勝軒の味を「元祖」をつけて再現している。
だから今日は元祖つけめんの味を味わうぞ！
ということで、とんちゃんは「元祖もりそば」、息子は「特製もりそば」の食券を購入。麺量は普通盛にしました。
【つけ麺（特に濃厚つけ麺）の美味しい召し上がり方】という指南があります。
まずは麺のみを少量食べろ！とあります。小麦の甘味と香りが楽しめ、ということなどなど。
さて、しばらくして料理が到着しました。
◆特製もりそば
熱いつけ汁。そこに黒豚もも肉チャーシュー、半分玉子、メンマ、焼き海苔、ナルトのトッピング。
極太麺。その上にもトッピング。豚トロとバラ肉のチャーシュー、半熟味玉。このトッピングの分だけ多いから「特製」なんです。
◆元祖もりそば
極太の麺。でも「麺屋ゆう」時代よりも細くなって、ノーマルな極太麺。
まずは麺のみ。しっかり腰があって小麦の香りがする。
つけ汁には、黒豚もも肉のチャーシュー、半分玉子、メンマ、焼き海苔、ナルトがトッピング。
甘味と酸味があるつけ汁です。
その汁につけて。酸味があるサッパリ感。
でも東池袋大勝軒の汁はもっと酸味が強かったと思います。
後で確認したら、佐貫大勝軒のもりそばの汁は、東池袋よりも酢を少なくしてあったそうですから、佐貫大勝軒のつけ汁の味を引き継いでいるんですね。
佐貫大勝軒には行ったことが無いので知りませんでした。
なので酢を投入。さらにブラックペッパーをかけて・・・
酸味をかなり強く、そして胡椒も効かせていただきます。
メンマはシャッキリ感がある。
黒豚のもも肉チャーシューは、厚切りで柔らかい。煮汁が染み込んで旨いね。
ゆで卵は半分だけ。
東池袋大勝軒の「もりそば」を食べたのは、数十年前のこと。記憶がはっきりしないけれども、その味に近い「元祖もりそば」だったと思います。ただし酸味は弱い。
池袋大勝軒の味を継承したアッサリ系の元祖もりそばをいただけるのは、うれしいです。
ごちそうさまでした。
最後に「中華蕎麦とみ田」のつけ麺テイクアウトと餃子のメニュー。
すっかり、とみ田色に染まってるんですね。