コロナ禍以来、ずっと以前から気になっていた担々麺専門店兼中華テイクアウト店へ行きました。
場所は国道６号線沿い、ニュータウンに向かう白鳥通りと取手バイパスの中間あたり、側道にあります。
平屋の一軒家。駐車場は裏に３台分あります。
【本格中華】の「牛久沼夕陽食堂 樂」さん。
このお店にはもう１つの顔があります。
「金ゴマたんたんたん麺 樂」さんです。
「たん」が３つある理由は後ほど。
ドアの張り紙に説明が書いてあります。
ここは、中華テイクアウトと担々麺専門店の２店がある。
中華テイクアウトが「牛久沼夕陽食堂 樂」さんで、担々麺専門店が「金ゴマたんたんたん麺 樂」さん。それぞれの営業時間は、ほぼダブり、ほとんど同時営業。
この不思議な２店。実は「樂」というお店の２つの看板なのです。
「牛久沼夕陽食堂 樂」さんは、2013年6月7日にオープンした本格中華料理店です。しかしコロナ禍でテイクアウトを始め、2020年10月2日からはテイクアウト専門店にリニューアルして平日営業。
2022年7月16日に、担々麺専門店「金ゴマたんたんたんたん麺 樂」を土日祝日営業のイートインで開始。
そして2022年10月8日から、イートインの担々麺専門店と中華テイクアウト店を平日・土日祝日とも、並行して営業しています。
だから２店は、１つのお店の２枚看板。１つの店内に別のもう１店が同居する「ヤドカリ」でも、２店が時間をずらして営業する「二毛作」でも、ありません。
そして２店は別々にSNSで情報を提供されています。
・「牛久沼夕陽食堂 樂」のSNS
⇒facebook：@Raku.ushiku
⇒Instagram：@ushikunuma.raku
⇒twitter：@KenjiRaku
・「金ゴマたんたんたんたん麺 樂」のSNS
⇒facebook：@100083229862076
⇒Instagram：@tantanmen_raku
⇒twitter：@raku_tantantan
コロナ禍以前の「牛久沼夕陽食堂 樂」さんに何度か伺いましたが、記事は汁無し担々麺だけ。過去記事⇒美味しい野菜いっぱいの特記すべきサラダ
店内に入ってすぐ左にレジ。ここでテイクアウトの受け渡しも行います。
衝立のあるテーブル２卓に８席、窓に向かうカウンターに４席あります。
席に着くと紙おしぼりと割り箸が配膳されます。
お水はセルフです。
その脇に自家製ラー油や酢が置いてあって、自由に使えます。
しかしその後、ことをすっかり忘却。
メニューは、担々麺と金ゴマ担々麺。それぞれ、デフォルト、しびれ・麻辣、野菜、汁なし、激辛・ドラゴンがあります。
金ゴマ担々麺は、金ゴマと干しエビを使用、コクと旨みを増した担々麺ですって。
中華そばもある。
トッピングは、チャーシュー、野菜増し、肉みそ増し、花山椒。
単品で、白米、楽酢豚、鶏の唐揚げ、春巻き、白米がある。
四川山椒「花椒」のことを「花山椒」と言うことが多いです。しかし正しくは、花椒と花山椒とは別物なんです。香辛料の「花椒」は花椒（四川山椒）の実です。「花山椒」は日本の山椒の花のつぼみのこと。実が成らない雄株の花が使われます。つぼみを採取できる期間は２日間くらいなので、花山椒は貴重品です。
金ゴマ担々麺ライトというのもある。濃厚じゃなく、軽いのね。
限定メニューに、黒ゴマ担々麺、ピリ辛ネギ味噌ラーメン。
セットメニューで飯類があります。
ドリンクもある。
「担々麺専門店 金ゴマたんたんたん麺 樂」のポスター。
メニューでは「担々麺」だけど店名は「たんたんたん麺」と「たん」が３つです。
【金ゴマたんたんたん麺】の吹き出しに小さく説明が書いてある。
本場中国の「担々麺」は汁無しで、スープがあるのは「担々湯麵」だ、と。
だから「たんたんたん麺」と「たん」が３つあるわけ。
四川の「担々麺」は汁なしで、汁ありなら「担々湯麺」だ、というのはそのとおり。
しかし・・
「担々湯麺」という料理名は、日本の中華レストランでは使っているところが確かにあります。しかし中国では一般的ではないみたい。ググっても出て来ないんです。「担々湯麺」は、言葉を厳密に分けたがる日本で生まれた言葉みたいです。
汁あり担担麺は、陳健民さん（陳健一さんの父）が日本で創作した料理として知られています。しかし香港にも汁あり担担麺があるそうで、それは日本からの逆輸入ではなく、香港独自に誕生したものらしい。そして香港では、”汁あり”も”汁なし”も「担担麺」として提供されているらしい。
汁あり担担麺については、時間があるときにもっと調べてみたいな。
麺は、菅野製麺製ですね。
さてオーダーは。金ゴマ麻辣担々麺に。
以前にいただいた担々麺は花椒が効いてなかったので、今回は「麻辣」にしました。
黒い反高台丼で登場。
◆金ゴマ麻辣担々麺
見るからに濃厚なスープはゴマの香りがいい。
肉味噌と茹で青梗菜がトッピング。辣油が回しかけられ、花椒が振りかけられてる。
超濃厚なスープ。コクがあって芝麻醤に摺りゴマがたっぷり。
芝麻醤よりもゴマそのものの味が濃厚さと旨さを作り出しています。そして海老の香り。
「麻辣」の辛さ（辣）は少し、しびれ（麻）も軽くあります。
こりゃ、うんめぇ～！(＞▽＜)
スープを４杯もすすりました。
麺は、ストレートの中細麺。
濃厚なスープをからめた麺は、もちっとした食感があって旨い。
肉味噌を溶かして絡めると、さらに旨みが濃厚になります。
肉味噌混じりのスープが濃厚すぎ、旨すぎ。
おっと、このままスープを飲み切るだけじゃぁ、もったいない。
「ご飯くださ～い！」
◆白米
白飯を追加オーダー。おっと、意外と量が多いぞ。
残ったスープに白飯をドボン。
濃厚スープを吸い込んだ白飯。
想像通りに超旨い！
白飯が多い、と思いながら、ついつい食べてしまった。
完食！いかん、食い過ぎだぁ。
旨すぎる担担麺でした。
麻辣好きには、さらに花椒増しの方がいいですね。
最後にテイクアウトのこと。
弁当や中華料理がテイクアウトと出来ます。
3000円以上なら配達もしてくれるので、自宅で中華パーティーもいいですね。
ごちそうさまでした。
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