東坡肉に似た料理に台湾の「紅焼魯肉」があります。三枚肉の醤油煮込みのこと。読みは、北京語だとホンシャオルーローだけれど、台湾語だとアンシオローバーになる。その肉を刻んでご飯に乗せた「魯肉飯」というのも有名ですね。

「紅焼」というのは醤油煮込みの意味。おもしろいのは「魯肉」の方で、この字だけを見ると、魚料理みたい。でもそうじゃあなくて豚肉の料理なわけ。いったい「魯」とはどういうことかというと、ここがおもしろい。