下呂温泉のラムネ屋さんに泊まりました。「大衆食堂」を兼営する民宿。
前回アップしたように、ここの温泉がいいんです。源泉掛け流しのすばらしいもの。とってもいい気持ちになりました。
そして、いよいよ食事。
美味しくてリーズナブルな料理を期待して、6時半に1階の食堂に向かいました。
ここは、通常は「大衆食堂」になっているところで、宿泊客の食事を出します。
下呂温泉のラムネ屋さんに泊まりました。「大衆食堂」を兼営する民宿。
前回アップしたように、ここの温泉がいいんです。源泉掛け流しのすばらしいもの。とってもいい気持ちになりました。
そして、いよいよ食事。
美味しくてリーズナブルな料理を期待して、6時半に1階の食堂に向かいました。
ここは、通常は「大衆食堂」になっているところで、宿泊客の食事を出します。
食堂は土間に4人掛けテーブルが2つあって、奥と左に小上がりがあります。
小上がりは民宿玄関の踊り場から直接に行けます。私の席は左の小上がりの奥の座卓に用意されていました。
土間を挟んだ位置に厨房と食事の配膳口があります。
厨房に若主人がいるようです。
木札に書かれたメニューが並べられていて、まさに大衆食堂の感です。
「ラムネあります」という可愛い手書きの絵も張ってある。お孫さんの絵かな。
さて、テーブルの上に料理が並べられています。
なんで「ラムネ屋」っていうのか伺ってみたら、食堂をする前はラムネを製造販売していたそうなんです。
まさに「ラムネ屋」さんだったんですね。
山から自噴する冷たい炭酸泉を瓶詰めしていたようですから、天然のラムネだったんですね。
ちゃんと手書きの「おしながき」が添えられています。
飛騨牛ほう葉みそ焼き
いわなの甘露煮
いろいろ盛り(里芋煮、かぶの葉のいため煮、えび煮)
天ぷら(えび、なす、かぼちゃ、なめこ、大葉)
茶わんむし
下呂産さしみこんにゃく
おさしみ(びんちょうまぐろ、いか)
まずはビール。アサヒとキリンがあるそうで、キリンをいただきました。
老女将がビールを運んできてくれます。
ビールをコップに注ぐと、おぅ!コップは「げろ温泉」のオリジナルです。
カエルが温泉に入っているロゴマークが描かれています。なかなか可愛い。
さて、まずは、さしみこんにゃく。わたし、これ好きなんです。
お醤油ではなく、すでに出し汁がかかっています。
こんにゃくは、柔らかめで、つるんとしていて、いい食感です。
出汁が鰹節とあわさって、美味しい味がします。
いままで食べた中でも、かなりの秀逸です。
本物の刺身。白くて脂が乗っていそうなビンチョウと、これまた白いイカ。
ビンチョウは、かなり脂が乗っていて、口の中でとろけます。
イカは、白くなっていて、これまたとろける感じ。私の好みは、活きが良くて透明な、歯ごたえのあるイカなんですけど、でもこういうイカも全く別物として、意外に旨いもんだ。
天ぷら。
冷め切らないうちに、天つゆでいただきます。まずは上から順に、海老。
あれ?これ何だ?タコの吸盤?
ひっくり返したら、きのこでした。シメジかな?
おしながきを観たら、ナメコでした。へぇー。
いつも食べているナメコは小さなツルツルしたものだけど、これは傘が開くほどに大きくなったナメコですね。シャキシャキしていて、いい食感です。
いろいろ盛り。手前の煮物にはシメジが入っています。
1つは、里芋煮ってことだけど、他の野菜といっしょに煮てあります。
薄味に出汁で炊いた感じで、旨い。こういうのは日本酒に合うね。
ってことで、日本酒を頂きました。
日本酒が何があるのか尋ねたら、「天領」というお酒があるそうです。
飛騨(下呂市萩原町)のお酒ですって。少し甘めだそうです。
「燗にしますか?冷やにしますか?」と聞かれたので、甘いのならと、冷やをお願いしました。
コップに注がれたままで出されました。
いやー、こういうシンプルなのって、好きだなぁ。
中身は本醸造みたいです。
そんなに甘くはなくて、コクもあり、キレもあります。ぬる燗でもいいかも。
でも今回は1杯だけにしておきました。
青菜の炒め煮。お品書きを見たら、これかぶの葉なんですね。
柔らかいけど、歯ごたえもあって、いい感じです。
えび煮。これも茹で海老じゃなくて、出し汁で煮てあるんです。
こういうところに気が配れてている感じです。
飛騨牛ほう葉みそ焼きも出来上がりました。
ほう葉の上に、飛騨牛と野菜がのっています。
焼かれた赤味噌を絡めて食べます。
肉も美味しいんだけど、甘辛い味噌が旨いなぁ。
アユではなく、いわなの甘露煮。
身が締まっています。
骨まで柔らかなので、頭を残して、みんな食べてしまいました。(笑)
茶わん蒸し。温かいうちに食べたのですけど、ちょい、しょっぱい。
ちょっと塩が多かったかな?
最後に、ご飯が大きなお櫃で出てきました。とても1人用ではないです。
お米はコシヒカリだそうです。しっとりと炊かれています。
味噌汁はやかり赤味噌。
ほう葉の上に残った甘辛い赤味噌。
それをご飯の上にのせて食べる。これ、激旨!
この味噌だけで丼飯が食えるぞ!
さて、このお店は「大衆食堂」です。私が食べたのは宿泊客向けの料理。
通常のメニューも載せておきます。
みそ煮込みうどん、鍋焼きうどんもあります。
みそかつ丼もある。でも食べる機会がないですね。
翌日の朝ご飯。
大きなお櫃にごはん。
朝は白味噌系の味噌汁です。豆腐とワカメという、ホッとする味噌汁です。
いただきまーす!
朝食に焼き魚じゃなくて、カツがあります。
薄めの豚カツです。まだ温かい。
あっ、このときに味噌カツにしてもらえばよかったぁ!失敗。
もうひと皿に、玉子焼き、明太子などがあります。
だし巻き玉子みたいな玉子焼き。
切り昆布の煮物。
ナスの煮浸し。
そしてキュウリとナスのつけもの。自家製と思います。
そうそう、海苔もついていました。
こうやって手作りの朝ご飯を出してくれる宿は、すばらしいです。
夕食も含めて、これだけの料理で、掛け流しの温泉つきが7600円って、とってもお得です。