佐賀市でランチにします。

佐賀市と言えばご当地B級グルメがあります。「シシリアンライス」という食べ物。いったいどんな食べ物なのか。

佐賀市観光協会のサイトにその説明があります。
要するにご飯の上に肉と野菜をのせてマヨネーズをかけたもの。
いかにも「まかない」っぽい料理です。
昭和50年頃に市内中心部の喫茶店で出すようになったのが市内に広がり、今では20数件で出しているもの。それをまちおこしの材料に使っているってことです。

いったいどの店が発祥で、なぜシシリアン(シシリー風)ライスなんか、よく分かっていない、というこれまた不思議な料理です。

そのシシリアンライスのルーツについて、西日本新聞の記事があるそうです。
それによると、シシリアンライスの発明者だという人が観光協会に投書したそうです。その人は、福岡市の喫茶店でまかない料理として作っていたものを「シシリアンライス」として店のメニューにしたそうです。その喫茶店は、今では福岡市内でイタリアンレストランになっているけど、シシリアンライスはもう出してはいない。でもその喫茶店で働いていた人が佐賀市に帰って、喫茶店を開いたらしく、そこでシシリアンライスを出したのではないか。
なぜそれが「シシリアンライス」なのかというと、かの喫茶店に店主が映画の「ゴッドファーザー」ファンで、それでシシリアンと命名した、という単純な理由からです。
しかしこのことは、観光協会にページには書いてません。

さて、そのシシリアンライスは市内で何店もの店で出しています。その中のどこで食べるか。ルーツの店はすでにないし、またルーツに忠実な店なんてのもないみたいなので、良さげな店を勝手に探すしかない。

ドンキホーテというレトロな喫茶店に行ったんですけど、満席(?)で入れなかった。(写真だけを次回に紹介します)
では、と向かったのがもう1つレトロっぽい店。

アリユメという喫茶店です。

シシリアンライスを出している店は、「佐賀市ご当地グルメ シシリアンライスが食べられるお店」という緑色の幟を店の前に掲げています。(写真はドンキホーテで撮ったもの。)

さて、お店はこの寺元ビルの地階にあります。