岩手県花巻市の民宿に宿泊しました。
「花巻ならの里」という自宅開放型のユースホステルです。
ＨＰ：http://www.narasato.com/
ユースホステルって、若者の宿泊所なのに、私みたいなオヤジが泊まってもいいんでしょうかぁ・・・。
全く問題ないようです。（大）昔の若者たちが大勢泊まっているそうです。
ここのオーナーさん、もとい、ユースホステルでは「ペアレント」って言います。
そのペアレントさんは、いろんな野菜等を栽培していて、自家生産の食材の料理が食べられる、っていうのがここの宿の１つのウリになっています。
広い敷地内には、母屋に加えて別棟の宿泊棟があります。
ユースホステルは、本来は男女別の相部屋なんですけど、シーズン以外はグループや家族１部屋も可能になってます。
ユースホステルの宿泊料金はとっても安いです。
ＨＰにあるように、宿泊3,600円、夕食1,000円、朝食600円です。
ただし今回はちょっと事情があって、特別料金・超ハイグレードタイプ（笑）での宿泊なんです。
だから料理のメニュー自体は参考にはならないでしょうけど、コンセプトは理解できるかと思います。
ペアレントのお父さんは、獣医さん。
それで「動物診療所」なんてのがあります。
本来は牛が専門の獣医さんですけど、ここでの患者はペットの小動物です。
宿に到着すると、まずお父さんにご挨拶。
そして別棟の宿泊棟へ案内されました。
林の中の一軒家、テラスもあります。
室内は２間で、手前の部屋が居間風でそこにソファーベッドが３つ、奥の部屋は畳の寝室で布団があります。
もう１軒、宿泊棟らしい建物もありました。
ちょっと遅れてきたので、まずはすぐに夕食。
母屋の中で食事します。
奥の方の部屋に案内されました。
Lの字に大きな窓がある部屋です。
窓辺には厚い無垢材のカウンターが巡らせてあります。
かなりの圧巻です。
その室内で食事です。
まず枝豆があります。
生ビールを飲むためのつまみです。
ユースホステルって禁酒かと思っていたら、それはいろいろなんだって。
ここには生ビールのサーバーまでありますから、飲酒OKです。
では、ってことで、生ビールを頂きました。しかも２杯。
さて、料理の方ですが。
なんだか、お盆の上に料理がいっぱい並んでいます。
今回は特別仕様のようですね。
真ん中には、今が旬のジュンサイ。
敷地内の池で穫ったものだそうです。
ビールのつまみに少し食べてしまったところを写真に撮りました。
ツルン、シャキっで、美味しいです。
豚肉の生姜焼き。
肉はバラ肉ですけど、濃いめの味で、ビールのつまみにもご飯のおかずにもいい。
肉じゃが。自家製のジャガイモだと思います。
肉じゃがの脇にニンニク。
いっしょに煮たのかな？これも自家製です。
あら、エビフライ。
エビは自家製じゃないです（笑）
蓋付きの器をあけると、なんとウナギの蒲焼き。
なんだかメイン料理が目白押しって感じです。
お味噌汁は豆腐とワカメ。
どちらもたっぷり入っています。
おふくろの味って感じ。しかも味噌は自家製です。
とっても美味しくいただきました。
おかずの量が多くて、かなりの満腹です。
食後は、少し休んで温泉に行きました。
車で５分ほどのところに町営の「東和温泉」があるんです。
そこまで車で送迎していただきました。
隣接してフォルクローロいわて東和という、JR東日本のホテルもあります。
翌朝の朝食です。
手作りの料理が色々とならんでいます。
ナスの油炒め。ナスは油と合うんですよ。
甘辛いタレに浸かっていて、これ美味しいです。
もちろんナスは自家製ですね。
分厚い玉子焼き。
すこし甘めで、おふくろの味みたいな玉子焼きです。
その玉子焼きの向こうに、なんと！カモ！
カモが３切れ。もしかしたら水田に合鴨を飼っているのかな？
だとすれば、自家製の合鴨です。
焼きサケ。これは自家製じゃないでしょう。（笑）
でもその向こうの梅干しは自家製みたい。
もやしと薩摩揚げの炒め煮。
薄味で、箸休め風に美味しい。
キュウリの酢の物。キュウリも自家製でしょう。
豆腐とワカメのみそ汁。
このお味噌が美味しいんです。
おかずがいっぱいあるから、ご飯をお替わりしていただきました。
もう満腹です。
食事が終わったところで
「コーヒーはいかがですか？」とお父さん。
ありがとうございます！いただきます。
「天気がいいから、外のテラスでどうですか？」
ということで、みなさんとテラスのテーブルでコーヒーをいただきました。
とっても清々しい朝に、テラスでコーヒーなんて、いい気分です。
お父さんが落としてくれたコーヒー、しっとり深い味で美味しいです。
コーヒーカップの絵が、かわいいアヒルです。
「あっ、木に大きなフクロウ！」
ええっ！
驚いて見ると・・・かに木の上にフクロウがいますけど・・木のオブジェですね。
かわいいフクロウに見守られながら静かにコーヒーをいただきました。
すべて手作りの食事は、美味しくて、しかも量が多かったです。
品数が多いのは、特別料金だったからだと思います。
でも自家製の素材で作った手料理の美味しさは、いつも変わらないのでしょう。
ごちそうさまでした。