ニセコアンヌプリでスキーをするときには、定宿にしているところがあります。
「旅の宿 吟渓」さんです。
- 温泉・旅館・民宿
前のオーナーが手作りで建てた木造の建物。
２階が食堂で１階が客室です。
夕食も朝食も食堂でいただきます。
夕食は6時半からです。
本日の夕食の献立は
食前酒：ぽん酒の梅酒
たこの和風カルパッチョ
ゆり根とごぼうのサラダ
コロッケ（男爵いも）
サンマの煮付け（骨も柔らかく煮込みました）
鶏のハーブ漬けこみ焼きカレークリームソース
ご飯：ななつぼし
味噌汁：豆腐と揚げの味噌汁
漬物：キャベツの浅漬け
デザート：ロールケーキ
箸置きは、かわいいフクロウくん。
まず、食前酒に日本酒の梅酒で乾杯。
焼酎じゃなくって日本酒で作った梅酒だから、味に奥行きがあります。
たこの和風カルパッチョ。
お醤油風味のカルパチョ。これは酒のアテのために残して置きましょうかね。
ゆり根とごぼうのサラダ。胡麻の風味がポイントです。
北海道ではユリ根を料理によく使います。正月料理に決まって出てきます。
マヨネーズ味だからビールにしましょうね。
ビールは瓶のクラシックと缶入りの富良野ビンテージがあるって。
富良野ビンテージをいただきました。
富良野産の生のホップを使ったビール。
ホップの香りがかなり効いていて、若々しい味です。
キャベツの浅漬け。
キャベツの漬け物ってシャキシャキした食感がいいですね。
酒のアテにもご飯のお供にもいい。お替わりをいただいちゃいました。
サンマの煮付け。
骨まで柔らかく煮込こまれている。味の染み込んだ大根が美味しい。
男爵いものコロッケ。
カラッと揚がっていて、中はもうホクホクで、うまい。
鶏のハーブ漬けこみ焼き、カレークリームソース。
さっきのコロッケもそうだけど、子ども向けを意識したメニューと思います。
いつもありがとうございます。
ビールもいいけど、ワインがほしいな。なんて、ワインを注文しました。
ポテト共和国のオリジナルワイン。
「ポテト共和国」ってニセコアンヌプリのペンション村でつくった国です。
共和国オリジナルワインは、今では販売していません、。
ワインの中身は「余市ワイン」です。
ミディアムの飲みやすいワインです。
ご飯は、北海道の新品種「ななつぼし」。かなり美味しい品種です。
島牧村産の無農薬米を自家で五分づきにしたもの。酒を飲んでもぜひいただきたい美味しいご飯です。
味噌汁の味噌は、北桧山産の手作り味噌。それに豆腐と揚げが入った味噌汁。味噌がほんと美味しいです。
デザートは自家製のロールケーキ。
子どもにあげちゃいました。
さて、このペンションがお気に入りなのは料理もあるけど、実はもっと嬉しいことがあるから。それは、冷蔵庫に入れてある一升瓶ですよ。
日本酒の銘酒をいくつか揃えてあるんです。そしてすごく安い！
数年前から酒の説明書きを張り出して、好きな酒を選びやすくなりました。
１杯目は「大信州 槽場（ふなば）詰め純米吟醸 生」。
長野県大信州酒造のお酒。槽場詰めの生酒ですって。
「槽（ふね）」とは酒袋に入れたもろみから酒を絞る箱のこと。
その槽から絞られた日本酒を汲み取って瓶詰めした酒が「槽場詰め」です。
当然に火入れしていない生酒。この新酒の時期にしか味わえないお酒です。
グリーンの一升瓶の封が切られました。
ラベルはこの１枚のみ。
いただくとフレッシュでフルーティー、柔らかに発泡しています。
スパークリングワインみたいです。
２杯目は、石川県の福光屋の「加賀鳶 極寒純米 無濾過生」。
こちらは純米の無濾過生酒。
これも封を切ったばかり。
日本酒度が+7で、アルコールが18％なので、辛口の酒ですが、芳醇な味わいながらキレの良いお酒です。
３杯目は、福岡県の高橋商店の「繁枡 大吟醸 おりおり」。
品評会出品の斗瓶取りと大吟醸のしずく酒のおりの絡んだ部分を集めて、瓶詰めした超レアな酒。
おり酒の中のおり酒という意味で「おりおり」と命名したそうです。
「斗瓶取り」とは、品評会に出品する特別の酒を一斗瓶に入れた酒。
「しずく酒」とは、もろみを入れた酒袋を吊して滴り落ちる酒のこと。
オリを含んだ大吟醸のしずく酒と瓶取りをまぜた酒です。
瓶の底にオリが沈んでいます。
精米歩合40％の大吟醸。
「オリが沈んだ上澄みとオリを混ぜた酒と、どちらにしますか？」
って、そんな、どうしようかな・・・って迷ってしまうよ。
「じゃあ両方を半分ずつ飲んでみますか？」
ぇぇえええ！そんなのいいんですかぁ！
って半分は、上澄みをいただきました。
上品なお酒で、すばらしく旨い。
そしてオリを混ぜた白濁した酒。
ぉぉぉおおお、こちらはぐっと芳醇です。
こちらの方がさらに旨口です！
いやぁ、美味しいお酒でした。
ごちそうさまでした。
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