店内はテーブル席がいくつもあって、意外に広い。
1時近くに入ったので、客はほとんどいません。
出迎えた女性に「1人です」と伝えたら、カウンター席を指示されました。
席に座ると「コレカ、アタラシ、メニュテス。」とメニューを示されました。
働いている人はみんな中国人のようです。
「新菜単」と書かれたメニュー。
地鶏チリソース、青椒牛肉絲、牛筋煮込丼、上海やきそば定食、トマト玉子炒め刀削麺など。
でも今日は食べたいものがあるのよ。
「当店名物ベストランキング」のメニュー
<定食部門>トップは、「頂点激辛四川麻婆豆腐」。
「TVで話題!!」「世界一激辛」って書いてますよ。
ぉお!これよこれ!
でも950円するのね。ちょい高いなぁ。
<刀削麺部門>トップの麻婆刀削麺は790円に値下げしているよ。
麻婆刀削麺にしようかな?
あら、でも辛さが違うみたいだよ。
麻婆豆腐は、普通、中辛、激辛。
でも麻婆刀削麺は「辛め」だけ。
そういうことならもう、決まりだね!
「四川麻婆豆腐ください! 激辛で!」
「ケキカラ、カライテスケド、タイジョウプテスカ?」
女性が親切に忠告をしてくれます。
「大丈夫です!」
キッパリ答えました。
おっと、そうそう大事なものを用意しないといけない!
「エプロンありませんか?」
「エプロン? アリマセン。コレツカテ、クタサイ。」
と、紙ナプキンを使ってくれというジェスチャーです。
あぁら、このお店はエプロンないんですね。
西新橋の「味覚」では、石鍋から麻辣汁がビシバシ飛び跳ねていたんだけど・・。
大丈夫だろうかなぁ?
ワイシャツにシミができないか、不安になります。
待つ間に他のメニューを見てみましょう。
「秘伝の『刀削麺』」メニュー
名物・坦坦刀削麺(やや辛め) 900円→790円に値下げ
元祖・麻婆刀削麺(辛め) 900円→790円に値下げ
「辛くない」刀削麺や「やや辛め」の刀削麺も色々あります。
「大人気『定食』」のメニュー(「大人気」って自称しているわぁ!)
A:上海風ネギ・チャーシュー丼 900円→790円に値下げ。
B:搾菜・もやし・せん切り鶏肉黒酢炒め定食 900円
G:油淋鶏 950円
H:ばんちゃん特製自慢炒飯定食 900円
E:旨辛・麻婆なす定食 900円
F:絶品・[頂天旨辛]四川麻婆豆腐 950円 ここにも書いてあったのね。
など
月曜・火曜、雨の日は安い定食、季節の目玉ランチとかもありますね。
あら!「毎日無料コーナー」だって?
手作り餃子、特製春雨サラダ、本格ウーロン茶、大盛り無料って書いてある。
「なくなり次第終了」だって!
そんなこと、おねえさんから聞いてないよぉー!
お店を見渡すと・・・入口近くに「無料バイキング」って書いてある。
そうですか、これですかぁ!
「無料」と来れば、いただきましょう。
特製春雨サラダらしきものは、もうほとんどない。
きしめんより太いコンニャクみたいなものが入っています。
実はこの幅広の平べったいのが春雨なんです。
春雨のフィットチーネですね。
これは麻婆豆腐を食べた後の口直しに、いただきました。
小さな手作り餃子。
1人2個まで、ですって。
正直に2個だけいただきました。
カウンターの上には、餃子のタレ、ばんちゃんNo1辣油、秘伝黒酢の3つが置かれています。
餃子のタレは、黒酢と辣油が入っています。それにさらに辣油を加えました。
餃子は手作りらしく、皮が厚くてモチモチして美味しい。
このお店のお箸は、割り箸じゃなくって木製の箸。リユースじゃないみたい。
さて、いよいよ私の麻婆豆腐が登場です。
お盆に石鍋麻婆豆腐定食が全部載って、運ばれてきました。
ライス、スープ、ザーサイ、杏仁豆腐付きです。
あら、石鍋には紙がかぶさっていないのね。
豆腐はすでに粉々に砕かれています。
ジュージュー跳ねる麻辣汁の中で豆腐を砕く、というパフォーマンスはありません。
っていうか、麻婆豆腐はジュージュー跳ねてませんよ。
もちろん熱せられた石鍋の中で、麻婆豆腐がグツグツ言っています。
でもバチバチと汁が跳ねる感じじゃなくって、ボコッ、ボコッと泡が出ている。(写真のように泡が出てくる)
まるで溶岩の中から泡が出てくるような感じ。
なかり粘性のある麻婆豆腐です。
麻婆豆腐は片栗粉が多めで、とろみというより、ネットリしています。
もちろん熱々!ヤケドに要注意です。
フーフーしていただくと、確かに辛い。
1口目は、むせます。(笑)
でも「味覚」に比べると辛さ(辣味)も花椒の痺れ(麻味)もやや控えめ。
この激辛は、私にとっては、適度な辛さって感じかな。
とにかく熱いので、そのまま食べるのは無理。
丼に入ったご飯の上にのせて、いただきましょう。
それでも熱いです。
口の中はそんなに辛くないけど、胃は熱くなってきます。
やっぱり辛いんでしょうね。
このお店のご飯は、きれいに丼に盛られていて、ごはんも美味しい。
でも麻婆かけるから、ごはんの味はよくわかんないです。
熱い石鍋に接していた部分に麻婆豆腐のおコゲできている。
それがきれいに剥がれます。
片栗粉が多いせいで、薄い煎餅上におコゲが焼き上がっているようです。
それを剥がしていただきます。
香ばしくて、これ旨いです。
おコゲもきれいにさらって(笑)、完食です。
ザーサイはご飯を食べ終わるころにいただきました。
スープはサイコロ状の豆腐が入った玉子スープ。
熱くなった口にツルンとした冷たい杏仁豆腐が心地よいです。
ごちそうさまでした。
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