フジテレビ「ぶらぶらサタデー」の「タカトシ温水の路線バスの旅」コーナー、2016年12月17日放送の「茨城 希少！超高級！まさかのレンコン！」で、このお店が紹介されました。
茨城県土浦市でカミサンとデート。
老舗の蕎麦屋さん「吾妻庵総本店」でお蕎麦をいただいてから、お茶したときのこと。
土浦市には、かつての土浦城（現在は亀城公園）の東側に旧水戸街道がありました。
そして土浦城の城下町の土浦宿の通り、現在の中城通りには古い町並みが残っています。
古い建物が保存され、通りの整備も行われています。
古い建物の１つ「土浦まちかど蔵」の「野村」。
1800年代末期の建物で、以前は砂糖問屋だったそうですが、現在は観光案内所として使われています。
この建物の裏に喫茶店があります。
木造の観光案内所を通り抜けても行けますが、建物の向かって左側にある無料駐車場から入ってみましょう。
「喫茶 蔵」さん。
漆喰の土蔵ではなく、レンガ造りの蔵があります。
屋根の形は洋風ですけど、窓は日本風。
ここはかつて砂糖が貯蔵されていたそうです。
鉄のドアからお店の中へ入ります。
内部もレンガ造りの寂とした空間。
外観は２階建てみたいでしたけど、内部は１階のみ。
ずいぶんと天井が高い蔵です。
3.11の地震で壁の一部が落ちたりしたため、四隅に鉄骨の支柱を立てて補強を行ったそうです。
見上げると、丸太の梁があって、屋根はその木組みに支えられているみたい。
照明はアンティーク調だけど、本当に古いものなのか、実は新しいのか、わかりません。
さて、メニューを拝見しましょう。
ブレンドコーヒーは【氷温熟成珈琲】ですって。
ブルーマウンテンやトアルコトラジャなどもあります。
ストレートコーヒーの解説。
キーコーヒーを使っているようです。
◆氷温熟成珈琲
マイルドな味わいのコーヒー。
喫茶店でコーヒーなんて、久しぶりだな。
昔ならここで紫煙をたゆらせたけど、禁煙して久しいので、コーヒーだけをすすります。
ここには食事やスイーツもあります。
カレーがあります。
れんこん入りの「具だくさん鶏肉カレー」550円
ポークの「ツェッペリンカレー」800円
ツェッペリンなんて、お分かりでしょうか？
レッドツェッペリンのことじゃないですよ。（ジミーペイジが来日したぞ。）
20世紀初頭にドイツのツェッペリン伯爵が開発した硬式飛行船は商業航空に用いられた。
そして全長236ｍ、乗員65人のLZ127号機は、1929年に北半球周遊（世界初の世界一周）を行い、霞ヶ浦飛行場に着船しました。
そのとき乗組員たちに、地元産のジャガイモ入りカレーを振る舞って歓迎したという。
土浦市では2004年から「カレーによるまちづくり」に取り組み、特産物であるレンコンを使ったオリジナルカレーを各店がつくっています。
そして土浦商工会議所女性会は「土浦ツェッペリンカレー」を開発しました。
土浦ツェッペリンカレーのレシピは公開されていて、そのカレーがこの喫茶店でいただけます。
土浦ツェッペリンカレーのレシピ：http://www.tcci.jp/curry/recipe.html
レトルトカレーが販売もされています。：http://www.tcci.jp/curry/retort_curry.html
インドカリ－フェアをしているようです。
さっきお蕎麦をいただいちゃったんで、カレーはパスします。
レンガ造りの蔵の隣には漆喰の土蔵もあります。
【蔵ギャラリー】となっていますけど・・・普段は倉庫みたい。
古い町並みに癒されて、寂とした空間で落ち着いてコーヒーを飲みたいときに来ましょう。
ごちそうさまでした。